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第一印刷所、レーザー加工機を導入し新たな商品開発に着手

2018年1月23日ニュース

 (株)第一印刷所(本社/新潟県新潟市、堀一社長)は、SEI社(イタリア)製のレーザー加工機「FLEXI(フレキシィ)800」を同社のグループ企業である(株)太陽プリントに導入し、稼働を開始した。1月22日には、太陽プリントにいおいて、レーザー加工機導入発表会が開催された。
 開催に先立ち、挨拶した第一印刷所の阿部正喜常務取締役は、まず「おかげさまで弊社は今年、創業75周年を迎える。今回のレーザー加工機は、その節目の年の最初の設備投資となる」と述べた上で、同機が北海道・東北・北陸地域で第1号機であることを報告。その上で阿部常務は、「弊社は『高品格』をキーワードに付加価値の高い『ことつくり』を顧客に開発・提供することを目指している。この『ことつくり』を実現するためのハード環境を構築するためにFLEXI800を導入した」と、レーザー加工機を導入した目的について説明した。
 また、阿部常務は「レーザー加工機導入により、社員ひとり一人が、どのような商品がつくれるのか、または、どのようなサービスを提供できるのか、といった創意工夫を自らの意志で取り組んでくれるなど相乗効果をもたらしている」と、今回の設備投資により、新商品・新サービスの開発に向け、全従業員のモチベーションが向上したことを明らかにした。
 同社が導入した「FLEXI800」は、クラス最高速の加工スピードを持つ、高性能レーザー加工機。最大加工サイズは、800×800mmで、「カット」「ハーフカット」「表面彫刻」の多彩な超微細カットで印刷物の高付加価値化を実現する。会場では、加工実演のほか、多彩なメディアに加工を施したサンプルも公開された。
 同社では、「FLEXI800」を駆使し、紙・革・布への抜き加工といった用途のほか、アクリル素材・木材への表面彫刻加工やシール台紙へのハーフカット加工などの各種微細加工を実施していく。
 具体的には、BtoC向けサービスや商品を展開する企業の既存販促ツールやパッケージに対し、微細加工による付加価値ソリューションとして提案していく。さらに、新潟ならではの微細なカットを盛り込んだグリーティングカードやオーナメントなどの商品開発、当社グループの女子従業員で構成される女子企画チーム「d'onna」による商品開発、インバウンド訪日外国人向けの商品開発などに着手していく。
 なお、同社では、初年度の売上目標として2,000万円、3年後には、年間4,000万円の売上を見込んでいる。

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 (株)第一印刷所(本社/新潟県新潟市、堀一社長)は、SEI社(イタリア)製のレーザー加工機「FLEXI(フレキシィ)800」を同社のグループ企業である(株)太陽プリントに導入し、稼働を開始した。1月22日には、太陽プリントにいおいて、レーザー加工機導入発表会が開催された。
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 また、阿部常務は「レーザー加工機導入により、社員ひとり一人が、どのような商品がつくれるのか、または、どのようなサービスを提供できるのか、といった創意工夫を自らの意志で取り組んでくれるなど相乗効果をもたらしている」と、今回の設備投資により、新商品・新サービスの開発に向け、全従業員のモチベーションが向上したことを明らかにした。
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 なお、同社では、初年度の売上目標として2,000万円、3年後には、年間4,000万円の売上を見込んでいる。

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