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SCREEN、製薬業界向けインクジェット式小型錠剤印刷機開発

2018年2月21日ニュース

 (株)SCREENホールディングスは、錠剤印刷におけるデザインや印刷性能評価、医薬品の安定性試験など、ガイドラインに基づく評価・実験を、生産装置を使うことなく手軽かつ確実に行えるインクジェット式小型錠剤印刷機「DP-i1000」を開発。3月から販売を開始する。
 医薬分野では近年、一包化調剤の増加に伴い、調剤鑑査の効率化に関する要求が高まっており、また錠剤の識別性向上のため、製品名をフルネームで印刷する取り組みが急速に進むとともに、錠剤の設計段階においても、多種少量の印刷済み錠剤サンプルが必要となっている。さらに、医薬品の安定性試験では、製品名が印刷された状態で行われる傾向にあるほか、治験薬についても文字やコードを錠剤の表面に印刷することによって、識別性を高めることが求められている。
 しかし、印刷済み錠剤サンプルを作成するには、製剤工場に設置してある量産用の印刷装置を使用するか、印刷装置メーカーに要請しなければならないため、時間がかかるだけでなく、バリデーション(医薬品を製造する工程や方法が正しいかどうかを検証するための業務)基準への違反、外部への情報漏えいなどの課題があり、目的に応じた解決策の確立が急務となっている。
 このような業界の動向を受けて開発された「DP-i1000」は、高速印刷を実現する「ワンパス方式」の採用と、1回の操作で同時に2つのインクジェットヘッドからインクを吐出させることにより、業界初となる同時2色印刷を可能にし、またパウチ方式のインクを本体にセットするだけでインクを自動供給できるほか、インクジェットヘッドの乾燥を防ぐオートパージ機能を標準搭載。さらに、パージ後のノズル表面に残ったインクを自動で拭き取るオートワイピング機能も備えるなど、メンテナンス性にも優れ、錠剤の設計段階において効率的で付加価値の高い錠剤印刷を実現する装置となっている。

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 (株)SCREENホールディングスは、錠剤印刷におけるデザインや印刷性能評価、医薬品の安定性試験など、ガイドラインに基づく評価・実験を、生産装置を使うことなく手軽かつ確実に行えるインクジェット式小型錠剤印刷機「DP-i1000」を開発。3月から販売を開始する。
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 しかし、印刷済み錠剤サンプルを作成するには、製剤工場に設置してある量産用の印刷装置を使用するか、印刷装置メーカーに要請しなければならないため、時間がかかるだけでなく、バリデーション(医薬品を製造する工程や方法が正しいかどうかを検証するための業務)基準への違反、外部への情報漏えいなどの課題があり、目的に応じた解決策の確立が急務となっている。
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