(一社)日本印刷産業連合会(日印産連、山田雅義会長)は3月29日、日本印刷会館において、「デジタル印刷の現状と展望」に関する調査報告会を開催し、「印刷業界におけるデジタル印刷に関するアンケート調査」の調査結果を報告した。
同調査は、2010年より実施しているもので、今回は、日印産連加盟9団体(印刷工業会、全日本印刷工業組合連合会、日本フォーム印刷工業連合会、日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会、日本グラフィックサービス工業会、全日本シール印刷協同組合連合会、全国グラビア協同組合連合会、全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会)の会員企業および日本印刷技術協会会員企業の中から抽出した707社にアンケート調査を依頼し、内180社が回答している。
同調査によると、回答企業の85%(153社)で608台のデジタル印刷機を保有し、1社平均の保有台数は、4.22台となった。
方式別では、トナー(粉体)が371台、トナー(液体)が12台、インクジェット(大判)が157台、インクジェット(枚葉)が27台、インクジェット(連帳)が37台、インクジェット(オフセット機等搭載)が4台であった。
デジタル印刷の売上上位の受注品目では、1位が事務用印刷、2位が報告書・論文・議事録など、3位がチラシとなった。
受注1件あたりの平均ロットは500枚以下が全体の56.4%となっており、昨年(56.6%)とほぼ同等であった。また、平均ロットが10,000枚超という回答も約10%あり、必ずしも「デジタル=小ロット」ではないことも確認できた。このほか、データプリントの平均ロットは、92,000枚、大判出力の平均ロットは58枚であった。
また、今回より新たな設問として加わった、デジタル後加工機の保有台数については、表面加工(エンボス、箔押しなど)が10社10台、抜き加工(レーザーカッターなど)が21社23台、インライン製本機(デジタル印刷専用)が16社26台、その他(バリアブルミシン、名刺カッター、スリッター、製袋機など)が8社44台であった。
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(一社)日本印刷産業連合会(日印産連、山田雅義会長)は3月29日、日本印刷会館において、「デジタル印刷の現状と展望」に関する調査報告会を開催し、「印刷業界におけるデジタル印刷に関するアンケート調査」の調査結果を報告した。
同調査は、2010年より実施しているもので、今回は、日印産連加盟9団体(印刷工業会、全日本印刷工業組合連合会、日本フォーム印刷工業連合会、日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会、日本グラフィックサービス工業会、全日本シール印刷協同組合連合会、全国グラビア協同組合連合会、全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会)の会員企業および日本印刷技術協会会員企業の中から抽出した707社にアンケート調査を依頼し、内180社が回答している。
同調査によると、回答企業の85%(153社)で608台のデジタル印刷機を保有し、1社平均の保有台数は、4.22台となった。
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また、今回より新たな設問として加わった、デジタル後加工機の保有台数については、表面加工(エンボス、箔押しなど)が10社10台、抜き加工(レーザーカッターなど)が21社23台、インライン製本機(デジタル印刷専用)が16社26台、その他(バリアブルミシン、名刺カッター、スリッター、製袋機など)が8社44台であった。
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