キーワードで検索

  • トップ>
  • ニュース>
  • 日印産連、デジタル印刷に関するアンケート調査結果を報告

日印産連、デジタル印刷に関するアンケート調査結果を報告

2018年3月30日ニュース

 (一社)日本印刷産業連合会(日印産連、山田雅義会長)は3月29日、日本印刷会館において、「デジタル印刷の現状と展望」に関する調査報告会を開催し、「印刷業界におけるデジタル印刷に関するアンケート調査」の調査結果を報告した。
 同調査は、2010年より実施しているもので、今回は、日印産連加盟9団体(印刷工業会、全日本印刷工業組合連合会、日本フォーム印刷工業連合会、日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会、日本グラフィックサービス工業会、全日本シール印刷協同組合連合会、全国グラビア協同組合連合会、全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会)の会員企業および日本印刷技術協会会員企業の中から抽出した707社にアンケート調査を依頼し、内180社が回答している。
 同調査によると、回答企業の85%(153社)で608台のデジタル印刷機を保有し、1社平均の保有台数は、4.22台となった。
 方式別では、トナー(粉体)が371台、トナー(液体)が12台、インクジェット(大判)が157台、インクジェット(枚葉)が27台、インクジェット(連帳)が37台、インクジェット(オフセット機等搭載)が4台であった。
 デジタル印刷の売上上位の受注品目では、1位が事務用印刷、2位が報告書・論文・議事録など、3位がチラシとなった。
 受注1件あたりの平均ロットは500枚以下が全体の56.4%となっており、昨年(56.6%)とほぼ同等であった。また、平均ロットが10,000枚超という回答も約10%あり、必ずしも「デジタル=小ロット」ではないことも確認できた。このほか、データプリントの平均ロットは、92,000枚、大判出力の平均ロットは58枚であった。
 また、今回より新たな設問として加わった、デジタル後加工機の保有台数については、表面加工(エンボス、箔押しなど)が10社10台、抜き加工(レーザーカッターなど)が21社23台、インライン製本機(デジタル印刷専用)が16社26台、その他(バリアブルミシン、名刺カッター、スリッター、製袋機など)が8社44台であった。

最新ニュース

dp_indigo5000_pwwp490m_hd_tn.jpg

日本HP、KADOKAWA「出版製造流通DXプロジェクト」を支援

2025年1月21日

 (株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)は1月16日、(株)KADOKAWA(本社/東京都千代田区、夏野剛社長・CEO)の運営する埼玉県所沢市の大型文化複合施設「ところざわサ...全文を読む

truevis_lg_mg_2501_tn.jpg

ローランドDG、UVプリンターが紙器パッケージ製作に対応

2025年1月20日

 ローランド ディー.ジー.(株)は、大判インクジェットプリンターTrueVISシリーズ「LG-640/540/300」と、DGXPRESSシリーズの「UG-642」で使用できる拡張テ...全文を読む

swissQprint、第5世代フラットベッド新モデル-生産性23%向上

2025年1月14日

 swissQprintは、プラットフォームを全面的に刷新し、生産性、精度、アプリケーションの多用途性を新たなレベルへと引き上げたフラットベッド新世代モデルを発表した。新モデルは従来機...全文を読む

dp_epson_ml_8000u_20241220_tn.jpg

エプソン、よりサステナブルなデジタル捺染機Monna Lisa「ML-8000U」発売

2024年12月23日

 エプソン販売(株)は、デジタル捺染機Monna Lisaシリーズの新商品として8ヘッド搭載モデル「ML-8000U」を12月18日より発売を開始した。  Monna Lisa「ML-...全文を読む

dp_versafire_lp_20241218_tn.jpg

ハイデルベルグ社、3,000台目のバーサファイアシステムをドイツユーザーに納入

2024年12月18日

 ハイデルベルグ社(ドイツ)は、ドイツ・バイエルン州オーバーハヒングに拠点を置くシュットナーオフセットドルック社(シュットナードルック社)に販売3,000台目となるバーサファイアデジタ...全文を読む

新着トピックス

大橋課長(左)と佐藤主任

FFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]

2024年12月23日企業・経営

 富士フイルムグラフィックソリューションズ(株)(山田周一郎社長、以下「FFGS」)は今年6月、西麻布にあるショールームをデジタル印刷に特化した「課題解決の検証の場」としてフルリニュー...全文を読む

dp_ipa2024_takeda_ab_20241125_tn.jpg

竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信

2024年12月6日企業・経営

 竹田印刷(株)(本社/愛知県名古屋市)は、アール・ブリュット(障がい者の表現)作家が描いたデザインを用いて制作した印刷物を、2024年度の「Innovation Print Awar...全文を読む

dp_ipa2024_okumura_20241113_tn.jpg

奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞

2024年11月20日企業・経営

 奥村印刷(株)(本社/東京都北区、奥村文泰社長)は、2024年度の「Innovation Print Awards(以下、IPA)」において、「サステナビリティ部門」第1位を獲得した...全文を読む

日印産連、デジタル印刷に関するアンケート調査結果を報告

2018年3月30日ニュース

  • twitter
  • facebook
  • line
  • 超満員となった報告会会場超満員となった報告会会場

 (一社)日本印刷産業連合会(日印産連、山田雅義会長)は3月29日、日本印刷会館において、「デジタル印刷の現状と展望」に関する調査報告会を開催し、「印刷業界におけるデジタル印刷に関するアンケート調査」の調査結果を報告した。
 同調査は、2010年より実施しているもので、今回は、日印産連加盟9団体(印刷工業会、全日本印刷工業組合連合会、日本フォーム印刷工業連合会、日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会、日本グラフィックサービス工業会、全日本シール印刷協同組合連合会、全国グラビア協同組合連合会、全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会)の会員企業および日本印刷技術協会会員企業の中から抽出した707社にアンケート調査を依頼し、内180社が回答している。
 同調査によると、回答企業の85%(153社)で608台のデジタル印刷機を保有し、1社平均の保有台数は、4.22台となった。
 方式別では、トナー(粉体)が371台、トナー(液体)が12台、インクジェット(大判)が157台、インクジェット(枚葉)が27台、インクジェット(連帳)が37台、インクジェット(オフセット機等搭載)が4台であった。
 デジタル印刷の売上上位の受注品目では、1位が事務用印刷、2位が報告書・論文・議事録など、3位がチラシとなった。
 受注1件あたりの平均ロットは500枚以下が全体の56.4%となっており、昨年(56.6%)とほぼ同等であった。また、平均ロットが10,000枚超という回答も約10%あり、必ずしも「デジタル=小ロット」ではないことも確認できた。このほか、データプリントの平均ロットは、92,000枚、大判出力の平均ロットは58枚であった。
 また、今回より新たな設問として加わった、デジタル後加工機の保有台数については、表面加工(エンボス、箔押しなど)が10社10台、抜き加工(レーザーカッターなど)が21社23台、インライン製本機(デジタル印刷専用)が16社26台、その他(バリアブルミシン、名刺カッター、スリッター、製袋機など)が8社44台であった。

新着ニュース

新着トピックス

PAGE TOP