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FFGS、IGAS2018で輪転型インクジェットプレス世界初公開

FFGS、IGAS2018で輪転型インクジェットプレス世界初公開

2018年4月2日ニュース

展示テーマは「INNOVATION BEGINS HERE-印刷を変える、未来を拓く-」

　富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ（株）（辻重紀社長、以下「FFGS」）は、IGAS2018の出展コンセプト・出展概要を発表した。

　展示テーマは「INNOVATION BEGINS HERE-印刷を変える、未来を拓く-」。
ブースでは、印刷物の新たな生産方式を実現する「Fujifilm Smart Factory」をコンセプトに、ブース全体をひとつの印刷工場に見立て、受注から制作、印刷、後加工を含めた、印刷工程全般に渡る自動化・効率化を実現するソリューションを提案する。

　「Fujifilm Smart Factory」は、ジョブの内容に応じたオフセット・デジタル印刷の自動選択や後加工までを含めた最適な生産システムの選択とスケジューリング、生産工程とコストの可視化により、最適な品質・納期・コストを実現する次世代の印刷工程ソリューション。IGAS2018では、最新の製品・サービスとともに、富士フイルムが考える未来の印刷工場の姿を紹介する。

デジタルプレス

　多様なインクジェットデジタルプレスと、ワークフローシステムや後加工機を連携し、受注から後加工まで、生産工全体程を最適化・効率化するシステムを提案する。

　今回は、高品質・高生産性を実現する最新の輪転型インクジェットデジタルプレスを世界初出展する。パッケージ印刷用途においては、欧州の食品安全規格「Swiss Ordinance」に準拠するJet Press 720S用インク「FS-1」を初出展するほか、軟包装用UVインクジェットデジタルプレス「Jet Press 540WV」を実機稼働で披露する。また、高い環境性を持つ軟包装用水性インクも参考出品する。

ワークフロー

　「Fujifilm Smart Factory」の中核を担うワークフローにおいては、外部システムとの連携を容易にし、生産システム全体の稼働状況を可視化するソリューションを提案。MISなどの上流システムやWebポータルシステム、CTPやデジタルプレスなどの出力デバイス、後加工機と連携し、工程全体が最適化された印刷工場を紹介する。

　富士フイルム・富士ゼロックスの統合ワークフローは、「外部システムとの連携」「生産システム全体の可視化」「生産工程の自動化」を実現。また、ハイブリットワークフローシステム「XMF」シリーズの新バージョンも出展する。

ワイドフォーマット

　「FUJIFILM Inkjet Technology」を核に、幅広いニーズに応える製品ラインアップと、産業分野向けの革新的ソリューションを提案。「Acuity」シリーズからは、今年2月に発売したLED UVインクジェットロールプリンタ「Acuity LED 1600R」に加え、超高画質・高生産性を両立した3.2m幅インクジェットロールプリンタ「Acutiy Ultra」を初出展。また、ワールドワイドの「Acuity」シリーズ導入ユーザーの事例と制作物を多数紹介する。

　産業分野においては、富士フイルム独自の「UVIQUE技術」による合成皮革への印刷やメンブレンスイッチへの印刷の事例を紹介する。

パッケージ

　フレキソ製版システム「FLENEX」シリーズを中心とした水性フレキソ印刷のトータルソリューションと、多品種・小ロットへの対応を実現する軟包装用UVインクジェットデジタル印刷機を提案。「FLENEX」シリーズからは、高い環境性と再現性を実現する水現像版の新ラインアップ「FLENEX FW-L2」を出展。また、水性フレキソ印刷および軟包装用UVインクジェットデジタル印刷機のサンプルを多数展示する。