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DMM.comと日本HPとリコージャパン、3Dプリンターを活用したマスプロダクションサポートサービス開始

2018年4月27日ニュース

 (株)DMM.comは、3Dプリント業務において、(株)日本HPとリコージャパン(株)の協力のもと、マスプロダクションサポートサービスを開始。4月25日には、3社合同による同サービスの説明会が開催された。

 同サービスは、日本HP社が提供し、リコージャパン社が販売する「HP Jet Fusion 3D 4200 printer」を活用し、試作品造形、検証、最終製品の生産、3Dプリンターの導入支援などにきめ細かく対応していくもの。

 DMM.com社は、「HP Jet Fusion 3D 4200 printer」を日本で初めて導入。同プリンターは、従来の3Dプリンターと比べて造形速度が最大10倍程度早く、強度にも優れている。従来の3Dプリンターで出力したものは、価格・強度面の問題から商品製作段階における試作品としての利用など、用途が限られていたが、同プリンターで出力したものはこれらの課題点を解決し、量産での使用を視野に入れることができるようになっている。

 同プリンターを活用し、DMM.com社では、3Dデータの作成や造形までに対応する「DMM.make 3D プリントサービス」を展開している。現在までに12万件を超える注文実績があり、3Dプリント出力代行サービスとしては日本最大級のシェアを有している。

 説明会の席上、挨拶したDMM.make3Dプリント部門の川岸孝輔部長は「海外と比較すると日本の3Dプリント市場は弱小といえる」と、今回のサービスは、国内3Dプリントビジネスの活性化が狙いであることを明らかにした。

 また、日本HP社およびリコージャパン社と連携した理由ついて、「現在、3Dプリンターは、産業利用も可能となっている。しかし、日本では具体的なソリューションやアプリケーションが少ない。このような状況で、競合を国内におくことは、無意味である。お互いの発展を阻害するのではなく、エンドユーザーの利便性をさらに高めるために、プラットフォームをともに創っていくことが急務であると考え、今回、タッグを組んだ」と説明した。

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DMM.comと日本HPとリコージャパン、3Dプリンターを活用したマスプロダクションサポートサービス開始

2018年4月27日ニュース

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  • 会場では3Dプリンターで出力したドローンなどが展示された会場では3Dプリンターで出力したドローンなどが展示された
  • HP Jet Fusion 3D 4200 printerHP Jet Fusion 3D 4200 printer

 (株)DMM.comは、3Dプリント業務において、(株)日本HPとリコージャパン(株)の協力のもと、マスプロダクションサポートサービスを開始。4月25日には、3社合同による同サービスの説明会が開催された。

 同サービスは、日本HP社が提供し、リコージャパン社が販売する「HP Jet Fusion 3D 4200 printer」を活用し、試作品造形、検証、最終製品の生産、3Dプリンターの導入支援などにきめ細かく対応していくもの。

 DMM.com社は、「HP Jet Fusion 3D 4200 printer」を日本で初めて導入。同プリンターは、従来の3Dプリンターと比べて造形速度が最大10倍程度早く、強度にも優れている。従来の3Dプリンターで出力したものは、価格・強度面の問題から商品製作段階における試作品としての利用など、用途が限られていたが、同プリンターで出力したものはこれらの課題点を解決し、量産での使用を視野に入れることができるようになっている。

 同プリンターを活用し、DMM.com社では、3Dデータの作成や造形までに対応する「DMM.make 3D プリントサービス」を展開している。現在までに12万件を超える注文実績があり、3Dプリント出力代行サービスとしては日本最大級のシェアを有している。

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 また、日本HP社およびリコージャパン社と連携した理由ついて、「現在、3Dプリンターは、産業利用も可能となっている。しかし、日本では具体的なソリューションやアプリケーションが少ない。このような状況で、競合を国内におくことは、無意味である。お互いの発展を阻害するのではなく、エンドユーザーの利便性をさらに高めるために、プラットフォームをともに創っていくことが急務であると考え、今回、タッグを組んだ」と説明した。

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