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コニカミノルタ、「U-Bix 480」が複写機遺産に認定される

国産技術による最初の間接乾式電子写真複写機であることを評価

2018年10月22日ニュース

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、山名昌衛社長)の前身である小西六写真工業(株)が製造した国産技術による最初の間接乾式電子写真複写機「U-Bix(ユービックス) 480」が、このほど(一社)日本画像学会(面谷信会長)が創設した「複写機遺産」の認定を受けた。

 複写機遺産は、日本画像学会により学会の創立60周年を記念して創設されたもの。世界をリードする日本の複写機産業の原動力となった初期の複写機の技術的、社会的功績を顕彰し、現存する歴史的複写機に採用された技術を長く記憶にとどめ、後世に伝えるために開始され、今回が第1回目の認定となる。

 小西六写真工業の最初のPPC複写機(普通紙複写機)であるU-Bix 480は、1970年にビジネスショーで発表、1971年1月に発売された。国産技術による最初の間接乾式電子写真複写機として、また、優美な画質に加えてコピーコストが従来の半額という低価格が大きな反響を呼び、生産が需要に追い付かないほどの好評を得た。これ以後、複写機はカメラ、フィルムと並ぶ主力製品となっていく。
複写機遺産に認定された「U-Bix 480」
 【U-Bix 480の技術概要】

 当時のPPCは、感光体の現像にカスケード方式を用いることが主流であり、タイプライターや印刷文字などの線画像に対応するものであった。酸化亜鉛感光体と磁気ブラシ現像方式を採用したこの機械は、B4毎分8枚の複写速度で階調画像やべた黒、すなわち写真や鉛筆による手書き文字を複写できることが大きな特長となった。このU-Bix480の開発は、ゼロックス特許をいかに回避するかの戦いでもあった。シート上の酸化亜鉛感光体がマスターキャリッジの両面に取り付けられた独自の構造になっており、光学系は露光用ハロゲンランプ、Vミラーと屋根型プリズム付レンズで構成されている。帯電極も光学系と一体で動き、原稿の操作と同時に感光体の帯電、露光が行われ、操作が完了するとマスターキャリッジが回転し、現像・転写・分離・クリーニングなど一連のプロセスが行われる。分離は、サクションヘッドの搖動により、クリーニングは、クリーニングランプとファーブラシで行われ、定着は非接触の熱板式を用いている。

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 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、山名昌衛社長)の前身である小西六写真工業(株)が製造した国産技術による最初の間接乾式電子写真複写機「U-Bix(ユービックス) 480」が、このほど(一社)日本画像学会(面谷信会長)が創設した「複写機遺産」の認定を受けた。

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複写機遺産に認定された「U-Bix 480」
 【U-Bix 480の技術概要】

 当時のPPCは、感光体の現像にカスケード方式を用いることが主流であり、タイプライターや印刷文字などの線画像に対応するものであった。酸化亜鉛感光体と磁気ブラシ現像方式を採用したこの機械は、B4毎分8枚の複写速度で階調画像やべた黒、すなわち写真や鉛筆による手書き文字を複写できることが大きな特長となった。このU-Bix480の開発は、ゼロックス特許をいかに回避するかの戦いでもあった。シート上の酸化亜鉛感光体がマスターキャリッジの両面に取り付けられた独自の構造になっており、光学系は露光用ハロゲンランプ、Vミラーと屋根型プリズム付レンズで構成されている。帯電極も光学系と一体で動き、原稿の操作と同時に感光体の帯電、露光が行われ、操作が完了するとマスターキャリッジが回転し、現像・転写・分離・クリーニングなど一連のプロセスが行われる。分離は、サクションヘッドの搖動により、クリーニングは、クリーニングランプとファーブラシで行われ、定着は非接触の熱板式を用いている。

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