(株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)は、看板市場向けエコソルベントインク搭載の大判インクジェットプリンタ「JV300-130 Plus」「CJV300-130 Plus」、カッティングプロッター「CG-130FXII Plus」を9月末に発売する。
1996年に同社が世界で初めて水性顔料を搭載した大判インクジェットプリンタを開発。2002年に発売した溶剤インクジェットプリンタ「JV3 Series」は、看板市場で業界スタンダードマシンとしての地位を確立した。また、2008年に発売した「CJV30 Series」は、従来カッティングプロッタが担っていたカット機能をプリンタに持たせることで、省スペース&効率化を実現。さらに2014年に発売した「JV/CJV300 Series」は、発売当初から市場で根強い人気を誇り、「CJV300 Series」は2018年度の国内プリント&カット複合機販売台数においてトップシェアを獲得している。
そして今回発売する3製品は、無人連続カットを可能にする新機能「IDカット機能」とネットワークケーブルを通じてプリンタにデータ送信可能な新接続方式「Ethernet接続」を追加することで、省人化&効率化を実現したもので、働き方改革実現に向けた労働環境整備の一助として活用できる。
「IDカット機能」は、プリントされたID付きトンボをスキャンして、カットデータ読み込みとカットを自動で行う機能。従来は、カットジョブ毎にトンボスキャンとカットデータ指定をオペレータが手作業で行っていたが、「IDカット機能」を使うことで無人連続カットが可能となる。
一方、新しく追加された「Ethernet」接続は、従来のUSB接続と違い、ネットワークケーブルを通じて接続する方式のため同一ネットワーク内のパソコンからプリンタへの接続が可能となる。
また、「JV/CJV300-130 Plus」にはエコインクカートリッジシステムを採用。SS21のインクカートリッジを440mlカートリッジから600mlの「エコカートリッジ」に変更することで、インクコストを従来比15%削減する。プラスチックケースを再利用してユーザー自身が中身のインクパックを入れ替えることで、プラスチック使用量軽減による環境保全とインク単価の低減を両立させている。
さらに、「JV/CJV300-130 Plus」の「Ethernet接続」に対応した新たな独自画質コントール技術「MAPS4」を採用。通常、パスの境界は直線になるため少しのズレによって横シマが出るバンディングや、色ムラの原因になるが、「MAPS4」ではパスの端を拡散させ、境界線をグラデーションのようにすることでバンディングや色ムラの発生を軽減し、美しいプリントを実現する。
一方、巻取り機構も一新。メディア搬送の安定性が向上し、従来は40kgまでだった対応メディア重量が45kgになった。さらに、メディア巻取り時の端面蛇行を防止する端面ガイドを標準装備しており、安定した高品質の巻取りを実現している。
最新ニュース
エプソン、世界最少の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が「機械遺産」に選定
2025年8月7日
セイコーエプソン(株)がエプソンミュージアム諏訪(長野県諏訪市)に所蔵している、1968年より発売した世界最小(同社調べ(当時))の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が、(一...全文を読む
リコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始
2025年8月7日
(株)リコー(大山晃社長)は、産業用テキスタイル印刷市場向けに、高生産性を実現する広幅対応Direct To Film(DTF)プリンター「RICOH Pro D1600」について、...全文を読む
コニカミノルタ、反応染料用インライン前処理インク「O'ROBE」の提供開始
2025年7月29日
コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長、以下、コニカミノルタ)は、インクジェットテキスタイルプリンター「Nassenger(ナッセンジャー)」シリーズ用インクとして...全文を読む
KOMORI、Landa社の債務調整手続申請を受けその対応を報告
2025年7月14日
(株)小森コーポレーション(東京都墨田区、持田訓社長、以下「KOMORI」)は7月11日、KOMORIの取引先であるイスラエルのLanda Corporation Ltd.(以下、「...全文を読む
パラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始
2025年7月1日
パラシュート(株)(東京都世田谷区、兵藤伊織社長)は2025年7月1日から、SaaSプラットフォームをベースとしたデジタル暗号化技術サービス(DET Service)の提供を開始した...全文を読む
新着トピックス
門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
2025年8月8日ケーススタディ
大阪を拠点に多種多様なシール・ラベルの製造を手がける門那シーリング印刷(株)(本社/大阪市西淀川区大野3-7-18門那宏徳社長)は、2023年9月に富士フイルムのプロダクションプリン...全文を読む
尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
2025年8月4日ケーススタディ
衣類などへの転写プリントに使用する熱転写シートの製造・販売を手掛ける(株)尾崎スクリーン(本社/香川県坂出市、瀧本悠子社長)は、「HP Indigo 7K デジタル印刷機」を活用した...全文を読む
リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
2025年6月27日ケーススタディ
「アイデア什器」の(株)リンクス(本社/岐阜県関市倉知2639-1、吉田哲也社長)は昨年11月、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(厚紙仕様)...全文を読む
ミマキ、サイン市場向けエコソルベント大判IJプリンタ/カッティングプロッタ発売
省人化&効率化による働き方改革と環境負荷低減を実現
2019年8月28日ニュース
(株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)は、看板市場向けエコソルベントインク搭載の大判インクジェットプリンタ「JV300-130 Plus」「CJV300-130 Plus」、カッティングプロッター「CG-130FXII Plus」を9月末に発売する。
1996年に同社が世界で初めて水性顔料を搭載した大判インクジェットプリンタを開発。2002年に発売した溶剤インクジェットプリンタ「JV3 Series」は、看板市場で業界スタンダードマシンとしての地位を確立した。また、2008年に発売した「CJV30 Series」は、従来カッティングプロッタが担っていたカット機能をプリンタに持たせることで、省スペース&効率化を実現。さらに2014年に発売した「JV/CJV300 Series」は、発売当初から市場で根強い人気を誇り、「CJV300 Series」は2018年度の国内プリント&カット複合機販売台数においてトップシェアを獲得している。
そして今回発売する3製品は、無人連続カットを可能にする新機能「IDカット機能」とネットワークケーブルを通じてプリンタにデータ送信可能な新接続方式「Ethernet接続」を追加することで、省人化&効率化を実現したもので、働き方改革実現に向けた労働環境整備の一助として活用できる。
「IDカット機能」は、プリントされたID付きトンボをスキャンして、カットデータ読み込みとカットを自動で行う機能。従来は、カットジョブ毎にトンボスキャンとカットデータ指定をオペレータが手作業で行っていたが、「IDカット機能」を使うことで無人連続カットが可能となる。
一方、新しく追加された「Ethernet」接続は、従来のUSB接続と違い、ネットワークケーブルを通じて接続する方式のため同一ネットワーク内のパソコンからプリンタへの接続が可能となる。
また、「JV/CJV300-130 Plus」にはエコインクカートリッジシステムを採用。SS21のインクカートリッジを440mlカートリッジから600mlの「エコカートリッジ」に変更することで、インクコストを従来比15%削減する。プラスチックケースを再利用してユーザー自身が中身のインクパックを入れ替えることで、プラスチック使用量軽減による環境保全とインク単価の低減を両立させている。
さらに、「JV/CJV300-130 Plus」の「Ethernet接続」に対応した新たな独自画質コントール技術「MAPS4」を採用。通常、パスの境界は直線になるため少しのズレによって横シマが出るバンディングや、色ムラの原因になるが、「MAPS4」ではパスの端を拡散させ、境界線をグラデーションのようにすることでバンディングや色ムラの発生を軽減し、美しいプリントを実現する。
一方、巻取り機構も一新。メディア搬送の安定性が向上し、従来は40kgまでだった対応メディア重量が45kgになった。さらに、メディア巻取り時の端面蛇行を防止する端面ガイドを標準装備しており、安定した高品質の巻取りを実現している。
新着ニュース
-
エプソン、世界最少の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が「機械遺産」に選定
2025年8月7日 ニュース
-
リコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始
2025年8月7日 ニュース
-
コニカミノルタ、反応染料用インライン前処理インク「O'ROBE」の提供開始
2025年7月29日 ニュース
-
KOMORI、Landa社の債務調整手続申請を受けその対応を報告
2025年7月14日 ニュース
-
パラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始
2025年7月1日 ニュース
新着トピックス
-
門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
2025年8月8日 ケーススタディ
-
尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
2025年8月4日 ケーススタディ
-
リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
2025年6月27日 ケーススタディ
-
コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
2025年6月4日 製品・テクノロジー
-
大村印刷、特殊トナーと用紙対応力で小ロット・高付加価値ニーズに対応
2025年5月8日 ケーススタディ
SNSランキング
- 63sharesミマキ、330シリーズとエコ溶剤インクが3M MCS保証認定
- 43sharesパラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始
- 39sharesエプソン、立体物への直接印刷を可能にする「Direct to Shape Printing System」発表
- 38sharesKOMORI、241名が来場した新春特別内覧会のデモ動画(Impremia IS29s」公開
- 29sharesKOMORI、インクジェット印刷機とデジタル加飾機の連携披露
- 27shares日印機工とプリデジ協、IGAS2027の日程決定-2027年8月に東京ビッグサイトで開催
- 27sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 26sharesミヤコシ、軟包装向け水性インクジェット「MJP ADVANCED 45X for FILM」発表
- 25shares富士フイルムBI、デジタル印刷作品のコンテスト「IPA」の作品募集開始
- 23sharesリコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始
おすすめコンテンツ
尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信
奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞