キーワードで検索

共進ペイパー&パッケージ、「Primefire 106」国内1号機を関東工場に設置完了

2019年10月2日ニュース

 印刷業界の注目を集めるB1インクジェットデジタル印刷機「Primefire 106」の国内1号機は、今年11月の本稼働に向けて着々と準備・調整が進められているようだ。同機を導入した(株)共進ペイパー&パッケージ(本社/神戸市中央区、鍛治川清司社長)の関東工場では、8月に設置作業を終え、調整、トレーニング期間に入っている。稼働初日には業界関係者、報道を招いての起動式も挙行する予定で、「通販サービスで2020年に売上20億円」の実現に向けてラストスパートをかけていく考えだ。
Primefire 106

 「デジタル印刷で柱を立てる」。これは、同社が関東工場にデジタル印刷機「iGen4」を導入し、小ロットパッケージの通販サービス「ハコプレ」を立ち上げ、通販サービスの市場に名乗りを上げた2013年4月から掲げてきた目標であり、同社ではデジタル印刷を印刷紙器や段ボールなどトータルにパッケージを手掛ける企業としての柱、タイにも工場を持つグローバル企業としての柱に次ぐ3本目の柱に成長させるべく、通販サービスの展開と合わせ、デジタル印刷設備の強化も進めてきた。

 通販サービス展開としては、この6年間で「ハコプレ」に続いて、BtoC向け極小ロットパッケージ「世界にひとつの箱」、小売店や飲食店にメニューやポスター・POPなどを提供する「ポップレ」、紙袋専門の小ロット・超短納期・超低価格サービス「ハコプレ紙袋」、極小ロットのパッケージを対象にした「サンプルパッケージ.com」を次々と開設し、小ロット印刷物の大量受注によりデジタル印刷による売上を年々拡大してきた。

 そしてこの間、2015年1月に2台目のデジタル印刷機となる「Versant2100Press」を導入。続いて同年9月にはB2サイズ・厚紙対応「JetPress720S」を導入し、さらに昨年5月には「Iridesse Production Press」を導入するなど、通販サービスによる新市場開拓と売上拡大に合わせ、デジタル印刷事業を設備面でも加速させてきた。

 そして、同社は8月にB1インクジェットデジタル印刷機「Primefire 106」の国内1号機を関東工場に導入。設置作業を終え、11月の本稼働に向けて調整・トレーニングを進めているところだ。同社の鍛治川和広常務取締役は「印刷テストの結果は素晴らしかった。グリーンやオレンジの色の再現は抜群で、今まで見た印刷物の中で最も美しい印刷物であった。1枚目から500枚目までの印刷の安定性についても、同席したオフセット印刷のオペレータも驚いていた。もう1つ、プライムファイア106の特徴で私たちにとって重要なのは、パントーンの95%の色領域を再現できるということ。なぜなら、パッケージ印刷会社はたくさんの特色を使わなくてはならないからである。A3からB2に移行した時、私たちはビジネスを拡大することができた。B1サイズのデジタル印刷機として群を抜いたプライムファイア106のテクノロジーにより、さらに幅広くビジネスができることに期待したい」と、プライムファイア106への期待は大きい。

 「プライムファイア106」は、drupa2016においてハイデルベルグ社が発表して以来、ドイツのウエストロック社、カラードルック社、スイスのロンド社、アメリカのウォーネキーペーパーボックス社、中国のシィーアーンヂャンロォン社など、ハイデルベルグのウィスロッホ ヴァルドルフのプリントメディアセンターに設置された1台を除き、すでに世界で6台が稼働を開始している。

 今回、共進ペイパー&パッケージが導入したプライムファイア106は、日本では1号機、世界では7台目となる。同機を活用した同社の取り組みは、国内外から大きな注目を集めそうだ。

関連記事

最新ニュース

xeikon-cafe-in-japan-2020_dp_tn.jpg

FFGSグラフィックサプライ、「Xeikon Cafe in Japan 2020」に協賛

2020年2月4日

 FFGSグラフィックサプライ(株)(加藤好洋社長)が協賛する「Xeikon Cafe in Japan 2020」が2月20・21日の2日間、東京・文京区のザイコンジャパンショールー...全文を読む

apogee-subscription_dp_tn.jpg

アグフア、アポジーをサブスクリプション方式で提供

2020年2月4日

 日本アグフア・ゲバルト(株)(岡本勝弘社長)は、プリプレスワークフロー「アポジー」の新サービス「APOGEE Subscription(アポジー・サブスクリプション)」の提供を開始し...全文を読む

dp_xerox_tona_atu_tn.jpg

富士ゼロックス、複合機やプリンターに搭載できる圧着機能を持った特殊トナー開発

2020年1月30日

 富士ゼロックス(株)(本社/東京都港区、玉井光一社長)は、圧着はがきなどへの活用が可能な業界初の接着機能を持つ特殊トナーを開発した。  同トナーは、従来のトナーと同時に複合機・プリン...全文を読む

uteco-kinyosha-start_dp_tn.jpg

金羊社グループ、軟包装向け水性インクジェットプレス「Sapphire EVO」世界1号機が稼働開始

2020年1月30日

 日本のエンターテインメント印刷最大手および水性フレキソパッケージ印刷で知られる(株)金羊社(本社/東京都大田区)は、コダックとUTECO社との提携で開発した軟包装向け水性インクジェッ...全文を読む

dp_kyocera_task_tn.jpg

京セラドキュメントソリューションズ、商業用インクジェット事業に本格参入

2020年1月30日

 京セラドキュメントソリューションズ(株)(伊奈憲彦社長)は1月27日、京セラドキュメントソリューションズジャパン(株)(長井孝社長)東京本社に設置されたショールーム「ナレッジプラス」...全文を読む

新着トピックス

dp_future_edge_tn.jpg

富士ゼロックス、顧客とともに変革に挑戦する「Future Edge」

2020年1月21日企業・経営

 富士ゼロックス(株)(本社/東京都港区、玉井光一社長)が2018年5月、神奈川県海老名市の同社・海老名事業所内に開設した「Future Edge(フューチャー・エッジ)」は、グラフィ...全文を読む

kd1_tn.jpg

K・Dサービス(神崎紙器グループ)、段ボール用IJ印刷機で新領域へ挑戦

2020年1月8日ケーススタディ

 段ボールシート・ケースのトータル生産システムを開発し、各種段ボールの製造販売を行う神崎紙器工業(株)(本社/兵庫県尼崎市)のデジタル印刷事業会社であるK・Dサービス(株)(池田大樹社...全文を読む

dp_vpr20a_tn.jpg

ミヤコシ、デジタル印刷を活かすバリアブル加工機発表

2020年1月7日製品・テクノロジー

 (株)ミヤコシ(本社/千葉県習志野市、宮腰亨社長)は昨年12月10日・11日の両日、(株)宮腰デジタルシステムズ(秋田県横手市)において、「バリアブル加工機内覧会」を開催し、会期2日...全文を読む

共進ペイパー&パッケージ、「Primefire 106」国内1号機を関東工場に設置完了

2019年10月2日ニュース

  • twitter
  • facebook
  • line
  • pocket

 印刷業界の注目を集めるB1インクジェットデジタル印刷機「Primefire 106」の国内1号機は、今年11月の本稼働に向けて着々と準備・調整が進められているようだ。同機を導入した(株)共進ペイパー&パッケージ(本社/神戸市中央区、鍛治川清司社長)の関東工場では、8月に設置作業を終え、調整、トレーニング期間に入っている。稼働初日には業界関係者、報道を招いての起動式も挙行する予定で、「通販サービスで2020年に売上20億円」の実現に向けてラストスパートをかけていく考えだ。
Primefire 106

 「デジタル印刷で柱を立てる」。これは、同社が関東工場にデジタル印刷機「iGen4」を導入し、小ロットパッケージの通販サービス「ハコプレ」を立ち上げ、通販サービスの市場に名乗りを上げた2013年4月から掲げてきた目標であり、同社ではデジタル印刷を印刷紙器や段ボールなどトータルにパッケージを手掛ける企業としての柱、タイにも工場を持つグローバル企業としての柱に次ぐ3本目の柱に成長させるべく、通販サービスの展開と合わせ、デジタル印刷設備の強化も進めてきた。

 通販サービス展開としては、この6年間で「ハコプレ」に続いて、BtoC向け極小ロットパッケージ「世界にひとつの箱」、小売店や飲食店にメニューやポスター・POPなどを提供する「ポップレ」、紙袋専門の小ロット・超短納期・超低価格サービス「ハコプレ紙袋」、極小ロットのパッケージを対象にした「サンプルパッケージ.com」を次々と開設し、小ロット印刷物の大量受注によりデジタル印刷による売上を年々拡大してきた。

 そしてこの間、2015年1月に2台目のデジタル印刷機となる「Versant2100Press」を導入。続いて同年9月にはB2サイズ・厚紙対応「JetPress720S」を導入し、さらに昨年5月には「Iridesse Production Press」を導入するなど、通販サービスによる新市場開拓と売上拡大に合わせ、デジタル印刷事業を設備面でも加速させてきた。

 そして、同社は8月にB1インクジェットデジタル印刷機「Primefire 106」の国内1号機を関東工場に導入。設置作業を終え、11月の本稼働に向けて調整・トレーニングを進めているところだ。同社の鍛治川和広常務取締役は「印刷テストの結果は素晴らしかった。グリーンやオレンジの色の再現は抜群で、今まで見た印刷物の中で最も美しい印刷物であった。1枚目から500枚目までの印刷の安定性についても、同席したオフセット印刷のオペレータも驚いていた。もう1つ、プライムファイア106の特徴で私たちにとって重要なのは、パントーンの95%の色領域を再現できるということ。なぜなら、パッケージ印刷会社はたくさんの特色を使わなくてはならないからである。A3からB2に移行した時、私たちはビジネスを拡大することができた。B1サイズのデジタル印刷機として群を抜いたプライムファイア106のテクノロジーにより、さらに幅広くビジネスができることに期待したい」と、プライムファイア106への期待は大きい。

 「プライムファイア106」は、drupa2016においてハイデルベルグ社が発表して以来、ドイツのウエストロック社、カラードルック社、スイスのロンド社、アメリカのウォーネキーペーパーボックス社、中国のシィーアーンヂャンロォン社など、ハイデルベルグのウィスロッホ ヴァルドルフのプリントメディアセンターに設置された1台を除き、すでに世界で6台が稼働を開始している。

 今回、共進ペイパー&パッケージが導入したプライムファイア106は、日本では1号機、世界では7台目となる。同機を活用した同社の取り組みは、国内外から大きな注目を集めそうだ。

関連記事

新着ニュース

新着トピックス

PAGE TOP