桂川電機とマークス、昇華転写プリントの効率化を加速する「KIP EST480」発売
2020年1月9日ニュース
-
桂川電機(株)(本社/東京都大田区、渡邉正禮社長)と各種ウェアおよび各種用品のマーキング加工を手がける(株)マークス(本社/熊本県熊本市、田中博社長)は、デジタルテキスタイル印刷において昇華転写プリントの生産性効率化を非常に大きく加速させるため提携を行い、新世代トナー方式高速デジタル昇華転写プリンター「KIP EST480」を2020年1月20日より、マークスグループの(株)サブリットを通じて国内発売する。
KIP EST480は、Dye-SublimationドライトナーとLED乾式静電方式を採用した914mm幅対応の高速デジタル昇華転写プリンター。同機は、268平米/時の印刷速度をすべての印字品質モードで実現しており、印刷品質モードに依存するインクジエットプリンターの印刷速度を大きく凌駕する。この印刷速度は、印字内容、品質モードに依らず、すべての印刷において高速印刷を提供する。KIPの普通紙プリント技術にDye-Sublimationドライトナーを組み合わせることで、印刷後の乾燥時間が必要なく、プレス時のスモークレスなど作業環境の改善と業務効率の向上を図り、さらに環境への負荷も大幅に抑えることが可能。また、ドライトナーを使用した普通紙プリンターのため常時通電してヘッドを維持する必要はなく、使用するときに電源を投入して、すぐに印刷できるので色ブレの心配もない。
生産性については、914mm×100mロール紙への連続印刷を約21分で完了。ロールtoロールでの昇華プレスやプリカットパーツを利用した連続昇華のため、用紙をカットせずに巻き取ることや大型平版プレス機用にデータサイズ毎の自動カットも自在にコントロールすることができ、既存設備も有効に使用して生産効率を向上させることができる。
さらに、同機は繊維製品の国際的安全規格であるエコパスポート認証を取得。シアンにおいては耐光堅牢度4の耐久性を持ち、安全性の高いトナーを使用しているので安心して使用できる。今後、両社は双方の得意分野を生かしスポーツウェア、ソフトサイネージ、室内装飾など昇華捺染におけるデジタルテキスタイル事業を推進していく。
なお、同機は、今年5月20日から23日まで、インテックス大阪にて開催されるJIAM 2020 OSAKA「国際アパレル機器&繊維産業見本市」への出品を予定している。
最新ニュース
京セラ、コート紙への印刷可能〜商業用インクジェットプリンター新製品展示
2024年4月17日
京セラドキュメントソリューションズ(株)(安藤博教社長)は、「drupa2024」に出展し、「Small footprint,big potential」をコンセプトに、商業用・産業...全文を読む
モリサワ、初の和文バリアブルフォント「DriveFlux」発表
2024年4月17日
(株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、2024年度の新書体として、同社初となる和文バリアブルフォント「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」を開発中であることを発表した。 「...全文を読む
富士フイルムBI、高精細な画質と高速印刷を両立するプリントヘッドの駆動技術を新開発
2024年4月16日
富士フイルムビジネスイノベーション(株)(本社/東京都港区、浜直樹社長・CEO)は、商業印刷用の高速ロール紙カラーインクジェットプリンター向けに、1,200×1,200dpiの解像度...全文を読む
富士フイルム、drupa2024で商印向け連帳IJプリンター「Jet Press 1160CFG」公開
2024年4月4日
富士フイルムグループは、drupa2024 において世界展開する商業印刷向け連帳インクジェットプリンター「Jet Press 1160CFG」を初出展する。 同社は、1970年代後半...全文を読む
富士フイルム、世界初の乾式トナーB2枚葉デジタルプレスを欧州初展示
2024年4月4日
富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)はdrupa2024に出展し、世界初の乾式トナー方式によるB2サイズ枚葉デジタルプレス「Revoria Press GC12500」を欧州...全文を読む
新着トピックス
2024年4月5日マーケティング
富士フイルムグラフィックソリューションズ(株)(山田周一郎社長、以下「FFGS」)が、印刷DXの支援活動を強化している。同活動は、製造現場を可視化・分析することで課題を抽出し、QCD...全文を読む
テクノロール、純国産機の「安心」提供[A3ノビサイズ枚葉コーター機]
2024年4月4日製品・テクノロジー
印刷用ゴムロールおよび関連資材メーカーのテクノロール(株)(本社/大阪府和泉市テクノステージ3-4-5、畑中一辰社長)が開発したA3ノビサイズ対応の枚葉コーター機「TEC COATE...全文を読む
2024年4月3日スペシャリスト
コダックジャパンは、日本市場において「効率性」にフォーカスした「頁物印刷」と、郵便料金改定とSDGsを起点とした「パーソナライズDM」という2つの市場に向けたインクジェットプリンティ...全文を読む
桂川電機とマークス、昇華転写プリントの効率化を加速する「KIP EST480」発売
2020年1月9日ニュース
桂川電機(株)(本社/東京都大田区、渡邉正禮社長)と各種ウェアおよび各種用品のマーキング加工を手がける(株)マークス(本社/熊本県熊本市、田中博社長)は、デジタルテキスタイル印刷において昇華転写プリントの生産性効率化を非常に大きく加速させるため提携を行い、新世代トナー方式高速デジタル昇華転写プリンター「KIP EST480」を2020年1月20日より、マークスグループの(株)サブリットを通じて国内発売する。
KIP EST480は、Dye-SublimationドライトナーとLED乾式静電方式を採用した914mm幅対応の高速デジタル昇華転写プリンター。同機は、268平米/時の印刷速度をすべての印字品質モードで実現しており、印刷品質モードに依存するインクジエットプリンターの印刷速度を大きく凌駕する。この印刷速度は、印字内容、品質モードに依らず、すべての印刷において高速印刷を提供する。
KIPの普通紙プリント技術にDye-Sublimationドライトナーを組み合わせることで、印刷後の乾燥時間が必要なく、プレス時のスモークレスなど作業環境の改善と業務効率の向上を図り、さらに環境への負荷も大幅に抑えることが可能。また、ドライトナーを使用した普通紙プリンターのため常時通電してヘッドを維持する必要はなく、使用するときに電源を投入して、すぐに印刷できるので色ブレの心配もない。
生産性については、914mm×100mロール紙への連続印刷を約21分で完了。ロールtoロールでの昇華プレスやプリカットパーツを利用した連続昇華のため、用紙をカットせずに巻き取ることや大型平版プレス機用にデータサイズ毎の自動カットも自在にコントロールすることができ、既存設備も有効に使用して生産効率を向上させることができる。
さらに、同機は繊維製品の国際的安全規格であるエコパスポート認証を取得。シアンにおいては耐光堅牢度4の耐久性を持ち、安全性の高いトナーを使用しているので安心して使用できる。
今後、両社は双方の得意分野を生かしスポーツウェア、ソフトサイネージ、室内装飾など昇華捺染におけるデジタルテキスタイル事業を推進していく。
なお、同機は、今年5月20日から23日まで、インテックス大阪にて開催されるJIAM 2020 OSAKA「国際アパレル機器&繊維産業見本市」への出品を予定している。
新着ニュース
-
京セラ、コート紙への印刷可能〜商業用インクジェットプリンター新製品展示
2024年4月17日 ニュース
-
モリサワ、初の和文バリアブルフォント「DriveFlux」発表
2024年4月17日 ニュース
-
富士フイルムBI、高精細な画質と高速印刷を両立するプリントヘッドの駆動技術を新開発
2024年4月16日 ニュース
-
富士フイルム、drupa2024で商印向け連帳IJプリンター「Jet Press 1160CFG」公開
2024年4月4日 ニュース
-
富士フイルム、世界初の乾式トナーB2枚葉デジタルプレスを欧州初展示
2024年4月4日 ニュース
新着トピックス
SNSランキング
- 93sharesサンエムカラー、8K印刷をJet Press 750Sで再現
- 76sharesジップ、年間3億通を封入発送〜独自のダイレクトマーケティング事業展開
- 42sharesエイエイピー、「デジタル×紙」でイベント事業の高付加価値化へ[バリアブル印刷ソフトFormMagic採用事例]
- 39sharesSCREEN GA、「Creating A Future In Print 〜Tech x Irodori〜」テーマにdrupa2024に出展
- 38sharesFFGS、製造現場の可視化・分析で印刷DXを支援
- 30shares富士フイルムBI、DX実証の場へと進化した「Future Edge」
- 29sharesエプソン、機能性インクを搭載したMonna Lisaシリーズの新機種発売
- 27shares軟包装印刷向け水性インクジェットデジタルプレス「Jet Press FP790」発売
- 25sharesブラザー、水性顔料ラテックスインクを搭載した大判プリンター「WF1-L640」発売
- 25sharesコダック、drupa2024でインクジェットとオフセットのソリューション展開