キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ(株)(キヤノンPPS)は、キヤノンメディカルシステムズ(株)が採用した医療機器製品マニュアル自動化生産システムに、枚葉インクジェットプリンター「VarioPrint i300」を追加導入し、印刷品質向上とさらなる生産性向上を実現した。
キヤノンメディカルシステムズは、2018年に生産コスト削減と納品リードタイム短縮のため、マニュアル生産ワークフローの見直しを行い、医療機器製品マニュアルの自動化生産システムとして輪転インクジェットプリンター「ColorStream 6700 Chroma」や生産管理ソフトウエア、製本システムなどを連携させたシステムを導入し、従来比生産コストを約30%減、納品リードタイムも2日短縮を実現している。
新たに追加導入される「VarioPrint i300」は、インクジェットの特性である高い生産性と優れた生産コスト、そしてカット紙ならではのアプリケーションの柔軟性を持った枚葉インクジェットプリンター。A4両面最大300ページ/分のスピードと、角折れや波打ちなどによってヘッドに触れてしまう可能性のある用紙を印刷前に検出して即座に排出する機構により、汚れや故障の原因を未然に防ぎ、高い生産性を維持することが可能。定期的にノズル抜けチェックシートを印刷し、自動スキャンしてノズル抜けを検知・補正するバックアップ機能を搭載し、ノズル抜けが起きた場合でも、両隣のノズルを使用して自動補正することで、印刷を継続することが可能。また、CMYKのプロセスカラーのインクを吐出する前に、ベースコート剤を印刷面に塗布する「ColorGrip(カラーグリップ)」を搭載しており、上質紙からオフセットコート紙まで幅広い用紙に対応できる。
キヤノンメディカルシステムズでは、「VarioPrint i300」を導入することで従来トナー方式のカット紙プリンターで出力していた月間40万ページの手差しページの印刷と、リプリントジョブを同システムに取り込むことが可能となる。加えてシステム全体の生産性を向上するとともに印刷方式をインクジェット方式に統一することで、印刷品質の向上を実現した生産体制が構築できる。
今後は、2020年4月中に設置作業・トレーニングを完了し、その後6月より新システムの本稼働を開始する予定。
最新ニュース
SCREEN、京都芸大・月桂冠と産学連携 - 学生デザインラベルの日本酒商品化
2025年10月8日
京都市立芸術大学(以下「京都芸大」)、月桂冠(株)、(株)SCREENグラフィックソリューションズ(以下「SCREEN」)の3者は、産学連携による共同プロジェクトを実施し、京都芸大・...全文を読む
ミマキ、OGBS2025で昇華転写用IJプリンタ「TS200」を国内初披露
2025年10月2日
(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は、9月30日と10月1日に東京・池袋のサンシャインシティにおいて開催されたオーダーグッズビジネスショー(OGBS)2...全文を読む
swissQprint Japan、VIPオープンハウスウィーク-10月28日〜31日
2025年10月1日
swissQprint Japan(株)(本社/横浜市港北区新横浜3-2-6、アドリアーノ・グット社長)は、顧客の要望に応え、最新世代のフラットベッドプリンタを紹介するオープンハウス...全文を読む
swissQprintスペイン、バルセロナ市内のより広い施設へ移転
2025年10月1日
swissQprintスペインは7年間の堅調な成長を経て、顧客へのサービス向上とチームに必要なスペースの確保のため、バルセロナ市内のより広い施設に移転した。 新しい施設は2階建てで...全文を読む
ミマキ、使いやすさと表現力を両立した昇華転写用IJプリンタ発表
2025年9月30日
(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は、昇華転写用インクジェットプリンタ「TS200-1600(以下「TS200」)」を発表し、9月23日からイギリス・バ...全文を読む
新着トピックス
樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
2025年10月8日ケーススタディ
「刷り技術集団」として下請けに徹する(有)樋口印刷所(大阪市東住吉区桑津、樋口裕規社長)は、コロナ禍にあった2021年12月、富士フイルムの商業印刷向け枚葉インクジェットデジタルプレ...全文を読む
ダイコウラベル、新市場への進出に貢献〜デジタルの強みで顧客メリットを創出
2025年10月7日ケーススタディ
化粧品・コスメパッケージ印刷サービスを得意とする大光印刷(株)(京都府京都市、中村一紀社長)のグループ会社として化粧品・医療品業界向けラベルの製造・販売を担っている(株)ダイコウラベ...全文を読む
2025年10月1日製品・テクノロジー
産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は今年4月、同社初のUV-DTF(UV硬化式...全文を読む
キヤノンPPS、医療用機器マニュアル自動化生産システムに「VarioPrint i300」を追加導入
2020年4月22日ニュース
キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ(株)(キヤノンPPS)は、キヤノンメディカルシステムズ(株)が採用した医療機器製品マニュアル自動化生産システムに、枚葉インクジェットプリンター「VarioPrint i300」を追加導入し、印刷品質向上とさらなる生産性向上を実現した。
キヤノンメディカルシステムズは、2018年に生産コスト削減と納品リードタイム短縮のため、マニュアル生産ワークフローの見直しを行い、医療機器製品マニュアルの自動化生産システムとして輪転インクジェットプリンター「ColorStream 6700 Chroma」や生産管理ソフトウエア、製本システムなどを連携させたシステムを導入し、従来比生産コストを約30%減、納品リードタイムも2日短縮を実現している。
新たに追加導入される「VarioPrint i300」は、インクジェットの特性である高い生産性と優れた生産コスト、そしてカット紙ならではのアプリケーションの柔軟性を持った枚葉インクジェットプリンター。A4両面最大300ページ/分のスピードと、角折れや波打ちなどによってヘッドに触れてしまう可能性のある用紙を印刷前に検出して即座に排出する機構により、汚れや故障の原因を未然に防ぎ、高い生産性を維持することが可能。定期的にノズル抜けチェックシートを印刷し、自動スキャンしてノズル抜けを検知・補正するバックアップ機能を搭載し、ノズル抜けが起きた場合でも、両隣のノズルを使用して自動補正することで、印刷を継続することが可能。また、CMYKのプロセスカラーのインクを吐出する前に、ベースコート剤を印刷面に塗布する「ColorGrip(カラーグリップ)」を搭載しており、上質紙からオフセットコート紙まで幅広い用紙に対応できる。
キヤノンメディカルシステムズでは、「VarioPrint i300」を導入することで従来トナー方式のカット紙プリンターで出力していた月間40万ページの手差しページの印刷と、リプリントジョブを同システムに取り込むことが可能となる。加えてシステム全体の生産性を向上するとともに印刷方式をインクジェット方式に統一することで、印刷品質の向上を実現した生産体制が構築できる。
今後は、2020年4月中に設置作業・トレーニングを完了し、その後6月より新システムの本稼働を開始する予定。
新着ニュース
-
SCREEN、京都芸大・月桂冠と産学連携 - 学生デザインラベルの日本酒商品化
2025年10月8日 ニュース
-
ミマキ、OGBS2025で昇華転写用IJプリンタ「TS200」を国内初披露
2025年10月2日 ニュース
-
swissQprint Japan、VIPオープンハウスウィーク-10月28日〜31日
2025年10月1日 ニュース
-
swissQprintスペイン、バルセロナ市内のより広い施設へ移転
2025年10月1日 ニュース
-
ミマキ、使いやすさと表現力を両立した昇華転写用IJプリンタ発表
2025年9月30日 ニュース
新着トピックス
SNSランキング
- 63shares講談社、フルデジタル書籍生産システムが新たな領域に
- 50sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 44shares富士フイルムBI、デジタル印刷ワークフローソフトウェアが「IDEA」ファイナリストに
- 40shares樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
- 38shares門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
- 38sharesコニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
- 37sharesSCREEN GAとSCREEN GPJ、「パッケージに彩りを」テーマに「JAPAN PACK 2025」に出展
- 30sharesコニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売
- 28sharesパラシュート、Webプラットフォームをベースとした販促資材管理サービスの提供開始
- 28shares日印機工とプリデジ協、IGAS2027の日程決定-2027年8月に東京ビッグサイトで開催