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キヤノンPPS、医療用機器マニュアル自動化生産システムに「VarioPrint i300」を追加導入

2020年4月22日ニュース

 キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ(株)(キヤノンPPS)は、キヤノンメディカルシステムズ(株)が採用した医療機器製品マニュアル自動化生産システムに、枚葉インクジェットプリンター「VarioPrint i300」を追加導入し、印刷品質向上とさらなる生産性向上を実現した。

 キヤノンメディカルシステムズは、2018年に生産コスト削減と納品リードタイム短縮のため、マニュアル生産ワークフローの見直しを行い、医療機器製品マニュアルの自動化生産システムとして輪転インクジェットプリンター「ColorStream 6700 Chroma」や生産管理ソフトウエア、製本システムなどを連携させたシステムを導入し、従来比生産コストを約30%減、納品リードタイムも2日短縮を実現している。
枚葉インクジェットプリンター「VarioPrint i300」
 新たに追加導入される「VarioPrint i300」は、インクジェットの特性である高い生産性と優れた生産コスト、そしてカット紙ならではのアプリケーションの柔軟性を持った枚葉インクジェットプリンター。A4両面最大300ページ/分のスピードと、角折れや波打ちなどによってヘッドに触れてしまう可能性のある用紙を印刷前に検出して即座に排出する機構により、汚れや故障の原因を未然に防ぎ、高い生産性を維持することが可能。定期的にノズル抜けチェックシートを印刷し、自動スキャンしてノズル抜けを検知・補正するバックアップ機能を搭載し、ノズル抜けが起きた場合でも、両隣のノズルを使用して自動補正することで、印刷を継続することが可能。また、CMYKのプロセスカラーのインクを吐出する前に、ベースコート剤を印刷面に塗布する「ColorGrip(カラーグリップ)」を搭載しており、上質紙からオフセットコート紙まで幅広い用紙に対応できる。
新たなマニュアル自動化生産システム構成図
 キヤノンメディカルシステムズでは、「VarioPrint i300」を導入することで従来トナー方式のカット紙プリンターで出力していた月間40万ページの手差しページの印刷と、リプリントジョブを同システムに取り込むことが可能となる。加えてシステム全体の生産性を向上するとともに印刷方式をインクジェット方式に統一することで、印刷品質の向上を実現した生産体制が構築できる。

 今後は、2020年4月中に設置作業・トレーニングを完了し、その後6月より新システムの本稼働を開始する予定。

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 キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ(株)(キヤノンPPS)は、キヤノンメディカルシステムズ(株)が採用した医療機器製品マニュアル自動化生産システムに、枚葉インクジェットプリンター「VarioPrint i300」を追加導入し、印刷品質向上とさらなる生産性向上を実現した。

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 今後は、2020年4月中に設置作業・トレーニングを完了し、その後6月より新システムの本稼働を開始する予定。

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