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リコー、「RICOH Pro VC70000」が日本画像学会の「令和元年度 技術賞」受賞

2020年6月30日ニュース

 (株)リコーは、新乾燥技術を搭載したカラー高速連続用紙インクジェット・プリンティング・システム「RICOH Pro VC70000」が、このほど(一社)日本画像学会の「令和元年度 技術賞」を受賞したと発表した。
RICOH Pro VC70000
 日本画像学会は、1958年(昭和33年)に発足して以来、電子写真、ノンインパクトプリンティングを中心とするハードコピーに関する材料やデバイス、プロセス、画像処理などに関する実用的な技術開発と画像科学に関する基礎学問の発展を支えており、「独創性に富み、優れた実用性が実証されたイメージング技術およびその周辺技術」に対し「技術賞」を表彰している。

 従来のインクジェットプリンターによる印刷は、紙の乾燥工程でしわが発生することが課題であった。とくに高濃度の画像を出力する場合や薄紙を用いた場合に発生し、従来の技術で防ぐことは困難とされていた。今回、「RICOH Pro VC70000」は、インクの表現力や用紙対応力、高い生産性を維持ながらも課題であった、しわを抑制することを実現した新乾燥技術が評価され、受賞となった。

 「RICOH Pro VC70000」は、新乾燥技術の搭載に加えて、色域を飛躍的に拡張させ、事前処理なしに幅広いオフセットコート紙に直接印刷できる新インクも採用している。これらの新技術の組み合わせにより再現できる色域や対応アプリケーションを広げ、オフセット印刷に迫る高画質・高生産性を実現している。
 
 なお、表彰式は6月26日、東京都港区内で執り行われた。

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 (株)リコーは、新乾燥技術を搭載したカラー高速連続用紙インクジェット・プリンティング・システム「RICOH Pro VC70000」が、このほど(一社)日本画像学会の「令和元年度 技術賞」を受賞したと発表した。
RICOH Pro VC70000
 日本画像学会は、1958年(昭和33年)に発足して以来、電子写真、ノンインパクトプリンティングを中心とするハードコピーに関する材料やデバイス、プロセス、画像処理などに関する実用的な技術開発と画像科学に関する基礎学問の発展を支えており、「独創性に富み、優れた実用性が実証されたイメージング技術およびその周辺技術」に対し「技術賞」を表彰している。

 従来のインクジェットプリンターによる印刷は、紙の乾燥工程でしわが発生することが課題であった。とくに高濃度の画像を出力する場合や薄紙を用いた場合に発生し、従来の技術で防ぐことは困難とされていた。今回、「RICOH Pro VC70000」は、インクの表現力や用紙対応力、高い生産性を維持ながらも課題であった、しわを抑制することを実現した新乾燥技術が評価され、受賞となった。

 「RICOH Pro VC70000」は、新乾燥技術の搭載に加えて、色域を飛躍的に拡張させ、事前処理なしに幅広いオフセットコート紙に直接印刷できる新インクも採用している。これらの新技術の組み合わせにより再現できる色域や対応アプリケーションを広げ、オフセット印刷に迫る高画質・高生産性を実現している。
 
 なお、表彰式は6月26日、東京都港区内で執り行われた。

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