京セラ、解像度1,200dpiインク循環モデルのインクジェットプリントヘッド開発
最大駆動周波数は従来モデル比で25%高速な80kHzへと向上
2020年12月1日ニュース
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京セラ(株)(谷本秀夫社長)は、インクジェットプリントヘッドの次世代モデルとして、「KJ4B-EX1200」を開発。12月から販売を開始した。
同社は、大型の一体型ピエゾアクチュエータ(ファインセラミックスの圧電効果を利用してインク吐出の原動力を生み出す部品)を採用することで、ヘッド内の画質を均質化し、より高画素な印刷を実現する「KJ4 EX」シリーズを開発。今年4月から600dpiモデル「KJ4B-EX600」を販売している。今回発売された「KJ4B-EX1200」は、そのシリーズ第2弾となる製品で、主にグラフィックを中心とした幅広い印刷用途向けのインクジェットプリントヘッド。解像度1,200dpiのインク循環モデルで、多彩な印刷対象物に対応し、従来モデルに比べ25%高速で高画質な印刷を実現した。
同社では今回発売のモデルに加え、今後、より汎用性の高い大滴モデル、UV対応可能モデルなど、順次ラインアップを拡充していく考え。
新開発の一体型ピエゾアクチュエータは、インク流路設計の最適化とヘッド構造の見直しにより、ヘッドの最大駆動周波数を向上させるとともに、インクの吐出安定性を高めている。最大駆動周波数は同社の従来モデルに比べ25%高速な80kHzへと向上し、送り方向1,200dpiでの印刷時に最大100m/minでのシングルパス印刷を実現する。
また、任意形状の駆動波形を実現できるアナログ波形回路を内蔵し、微小滴の安定吐出に適した駆動波形を生成できるようにすることで、最小液滴量1.5plの微小滴の安定吐出を実現。さらに、水冷構造を搭載し、回路の発熱が吐出部の温度に影響を与えない構造とすることで、吐出特性への影響を最小限に抑え、安定した連続高速印刷を実現している。
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同社では今回発売のモデルに加え、今後、より汎用性の高い大滴モデル、UV対応可能モデルなど、順次ラインアップを拡充していく考え。
新開発の一体型ピエゾアクチュエータは、インク流路設計の最適化とヘッド構造の見直しにより、ヘッドの最大駆動周波数を向上させるとともに、インクの吐出安定性を高めている。最大駆動周波数は同社の従来モデルに比べ25%高速な80kHzへと向上し、送り方向1,200dpiでの印刷時に最大100m/minでのシングルパス印刷を実現する。
また、任意形状の駆動波形を実現できるアナログ波形回路を内蔵し、微小滴の安定吐出に適した駆動波形を生成できるようにすることで、最小液滴量1.5plの微小滴の安定吐出を実現。さらに、水冷構造を搭載し、回路の発熱が吐出部の温度に影響を与えない構造とすることで、吐出特性への影響を最小限に抑え、安定した連続高速印刷を実現している。
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