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理想科学工業、カット紙高速インクジェットプリンター「VALEZUS T2100」発売

2021年3月18日ニュース

 理想科学工業(株)は3月16日、プロダクションプリンター市場向けにカット紙高速インクジェットプリンターの新製品「VALEZUS T2100(バレザス ティー2100)」を2019年秋の欧米での先行発売に続き、日本でも発売を開始した。

 「VALEZUS T2100」は、フルカラーのカット紙高速インクジェットプリンター。表面を印刷するエンジンと裏面を印刷するエンジンを装備することで、両面毎分320ページの高速プリントを実現。これまでオフィス向けプリンター開発で培った優れた操作性を継承しながら、プロダクションプリンターとしてはコンパクトなシステムで、大量印刷の作業効率を大幅に向上させている。
VALEZUS T2100
 同機の2段給紙ユニットは、4,000枚積載可能な給紙ユニットを2段装備し、最大8,000枚の給紙が可能。また、連結排紙ユニットにも4,000枚の排紙が可能な排紙ユニットを2台装備し、最大8,000枚の積載が可能。エアによる給紙システムを搭載し、「浮上」、「吸着」、「分離」の3つのエア機構で密着しやすい用紙の重送を低減し、高速で安定した用紙搬送が行える。2つの給・排紙ユニットを交互に切り替えながらプリント処理できるので、印刷しながら用紙補充や取り出しが可能なため、印刷作業を止める必要がない。また、大容量の排紙ユニットには排紙揃え機構と専用台車が搭載され、印刷の後加工工程へスムーズに受け渡しできる。

 新開発の検査装置ユニット搭載により、プリントしながらインラインで検品検査を行うことができる。プリントされたコードや文字を読み取る可読検査に加え、プリントイメージデータとラインセンサーで撮影したプリント画像の比較照合を行う全画像照合検査にも対応。印字欠けや汚れ、色差等の不良を検出することができ、検品作業工数やヤレ削減によるコストダウンも可能。正しく印刷されたことが確認できるので、印刷物の信頼性が重視される帳票印刷において安心して使用できる。

 さらに同機は、オープン・システム環境で一般的に使用されるPDF、PostScriptに対応するとともに、トランザクションプリントによく使われるAFP/IPDSに対応しており、大量印刷を管理する既存ワークフローとの接続が可能。

 インクについては、同社が独自に開発した速乾性に優れた油性顔料インクを採用。インクを乾燥させる機器が不要となり、省スペース化を実現。また、熱によって定着させるトナー方式やドライヤーを使用する多くの水性インクジェット方式とは異なり、画像の定着に電力を使用しないため、少ない消費電力で稼動することができる。

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理想科学工業、カット紙高速インクジェットプリンター「VALEZUS T2100」発売

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 理想科学工業(株)は3月16日、プロダクションプリンター市場向けにカット紙高速インクジェットプリンターの新製品「VALEZUS T2100(バレザス ティー2100)」を2019年秋の欧米での先行発売に続き、日本でも発売を開始した。

 「VALEZUS T2100」は、フルカラーのカット紙高速インクジェットプリンター。表面を印刷するエンジンと裏面を印刷するエンジンを装備することで、両面毎分320ページの高速プリントを実現。これまでオフィス向けプリンター開発で培った優れた操作性を継承しながら、プロダクションプリンターとしてはコンパクトなシステムで、大量印刷の作業効率を大幅に向上させている。
VALEZUS T2100
 同機の2段給紙ユニットは、4,000枚積載可能な給紙ユニットを2段装備し、最大8,000枚の給紙が可能。また、連結排紙ユニットにも4,000枚の排紙が可能な排紙ユニットを2台装備し、最大8,000枚の積載が可能。エアによる給紙システムを搭載し、「浮上」、「吸着」、「分離」の3つのエア機構で密着しやすい用紙の重送を低減し、高速で安定した用紙搬送が行える。2つの給・排紙ユニットを交互に切り替えながらプリント処理できるので、印刷しながら用紙補充や取り出しが可能なため、印刷作業を止める必要がない。また、大容量の排紙ユニットには排紙揃え機構と専用台車が搭載され、印刷の後加工工程へスムーズに受け渡しできる。

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