ミマキ、高速化したLED-UV大型フラットベッドIJプリンタ新機種発表
2021年4月21日ニュース
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(株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)は、大判フラットベッドUVインクジェットプリンタ「JFX600-2513」「JFX550-2513」を発表した。
両プリンタは、2012年から販売している「JFX500-2131」の後継機種。搭載ヘッド数を大幅に増やすことで、高効率なプリントが可能になり、「JFX500-2131」と比較して「JFX600」で約300%、「JFX550」で約150%の生産性向上が期待できる。また、搭載可能な色数も従来機種の4色から6色へ対応している。
製作可能サイズは最大2,500×1,300ミリ、厚み60ミリで、看板製作によく利用される4×8版(1,220×2,440ミリ)に対応。メディアへのダイレクトプリントが可能なため、大型のサインボード、樹脂、ガラス、金属など多様なメディアにプリントでき、大型の装飾、サインディスプレイや建装材などの幅広い分野で利用できる。さらに、UVインクを何層にも重ねてプリントすることで表面に凹凸感を出す2.5Dプリント(厚盛り印刷)も可能である。
使用する同社開発のUVインクは、揮発性有機化合物(VOC)が極めて少なく、人と環境に配慮した環境調和型インク。米国の第三者安全科学機関UL社が規定する世界で最も厳しい基準を持つVOCの排出測定試験を満たすことから「GREENGUARD Gold」認証を取得しており、環境への安全性が認められている。
また、ユーザーの生産システムや周辺機器からプリンタを制御できる同社独自の「MDLコマンド」に対応。これを使用することで、プリンタのインク残量やエラー情報等を取得できるほか、印刷媒体(ワーク)をセットするテーブルの位置や高さ、プリント開始などのプリンタ動作を制御可能なことから、ワーク搬送などのプリント工程を無人化・省人化・自動化することができる。
なお、販売開始は2021年夏を予定している。
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