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KOMORI、ArtronグループとB1デジタル印刷機「インプレミアNS40」の中国初導入で基本合意

2021年6月29日ニュース

 (株)小森コーポレーション(東京都墨田区、持田訓社長)は6月24日、中国のArtron Art Group Co. Ltd.(以下、Artronグループ)と40インチ枚葉ナノグラフィックプリンティングシステム「Impremia NS40(インプレミアNS40)」に関する基本合意を締結した。
両社は「インプレミアNS40」の中国初導入で基本合意
 ArtronグループとKOMORIは、6月27日まで開催された「China Print 2021」の会期中に合わせ、中国では初となるインプレミアNS40の導入に関する基本合意を締結。この合意は、Artronグループの新たな戦略事業展開において、高速B1サイズのデジタル印刷機の活用が肝要との判断に基づき行われたもの。

 Artronグループは1993年に創業し、美術書籍やオークションカタログをはじめとした芸術印刷分野を手掛ける中国トップの印刷会社。同社の制作する芸術関係の印刷物は、世界の著名なデザイナーにも高く評価されている。同社とKOMORIは1996年以来25年にわたり、印刷における戦略的な協力関係を築いている。

 インプレミアNS40は、これまで培ってきたKOMORIの技術をベースに、画像転写ブランケットを用いるという他にはないユニークな構成により、B1サイズ×6,500sphの印刷速度を実現する最新デジタル印刷機。⼀般的な水性インクジェット印刷機の場合、射出されたインクが直接原反に印字されるため、インクの水分が原反に浸透し、乾燥に多大なエネルギーを必要とするとなどの課題があった。一方、インプレミアNS40の印刷では、プリントヘッドより射出された水性ナノインクが、画像転写ブランケット上で薄い被膜を形成。その後、ブランケット上で乾燥され、内部の水分が飛ばされた状態のインクが転写されるため、原反に染み込まず、高速でも乾燥が可能。このユニークな構成により、6,500回転という最高クラスの印刷速度を実現している。
インプレミアNS40
 同機は、今年4月より日本、中国、北米、欧州で販売を開始。他市場については順次販売を計画している。また、機械構成は、4色+コーター、7色+コーターの2モデルとなる。

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インプレミアNS40
 同機は、今年4月より日本、中国、北米、欧州で販売を開始。他市場については順次販売を計画している。また、機械構成は、4色+コーター、7色+コーターの2モデルとなる。

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