ハイデルベルグ社(ドイツ)は、今年6月に開催したオンラインイベント「IT'S SHOWTIME!」において、デジタル印刷システム「バーサファイアシリーズ」の新機能として、バーサファイアEP用品質保証システムとバーサファイアEVの5色目トナーの新色となるゴールドとシルバーを発表した。
オートカラーディアグノシス(ACD)は、デジタル印刷システムバーサファイアEPの新しいインライン品質保証システム。ACDユニットには2つの機能があり、まず、システムはインラインプロセス中にインク供給を制御し、参照データからの偏差を修正する。次にACDは、印刷画像のエラー(筋や汚れなど)を検出し、エラーが検出されるとバーサファイアEPは、自動で生産を停止する。オペレータは、エラーが検出されたシートの画像をモニターに表示することができ、また、シートは手動でデリバリーパイルから取り除くことができる。

ACDは、スキャナーモジュールと連動しており、スキャナーモジュールはフューザーステーションに組み込まれている。スキャナーは、フォーマットの全体幅に渡って個別の印刷シートの印刷画像を読み取り、プリネクトDFEに保存されているRIP済みの印刷可能なファイルが参照として使用される。これにより、信頼性が高く安定した生産を実現でき、品質基準を満たした印刷物だけが印刷機のデリバリーパイルに積まれることになる。
バーサファイアEVの5色目トナーとして、新たに追加されたゴールドとシルバートナーは、単独での使用あるいは、プロセスカラー(CMYK)と組み合わせてメタリックカラーを生成することも可能。また、ゴールドとシルバーを使用したアプリケーションは、白い用紙だけでなく、濃色の用紙や透明な原反にも対応する。これによりPOS(ポイントオブセールス)に影響を与えるクリエイティブな印刷物のデザインを、より自由に行うことができる。

今回のゴールドとシルバートナーの登場によって、バーサファイアEVで使用可能なスポットカラーはホワイト、クリア、ネオンイエロー、ネオンピンク、インビジブルレッドと合わせて7色になる。
なお、ゴールドおよびシルバートナーは、既設のバーサファイアEVにも搭載できる。
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