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ミヤコシ、ワンタワーでフルカラー両面印刷を実現するコンパクトIJ機「MJP20EXG」披露

2021年8月3日ニュース

 (株)ミヤコシ(本社/千葉県習志野市、宮腰亨社長)は7月28日、(株)宮腰デジタルシステムズ(秋田県横手市)において、報道関係者を対象に今年8月6日より販売を開始するインクジェットプリンターの最新機種「MJP20EXG」の内覧会を開催し、実演などを通じて、その機能を披露した。
ワンタワー両面フルカラーインクジェットプリンター「MJP20EXG」
 開催に先立ち挨拶した同社・企画開発本部の亀井雅彦本部長は、「MJP20EXG」の特長として「コンパクト設計」「圧倒的な価格競争力」「後加工機との連携」の3点を挙げた上で「ワンタワーでありながら両面印刷ができ、さらには160m/分の高速印刷を実現する。また、バリアブル加工にも柔軟に対応できるので、多彩なアプリケーション用途で使用できる」と、同機の優位性について説明した。

 「MJP20EXG」は、データプリント市場向けに開発されたインクジェットプリンターの最新機種。近年、印刷業界では、デジタル印刷化が加速しており、データプリント市場においては、にじみが少なくグラデーションも滑らかで、文字も読みやすい高い印刷濃度、さらには生産効率を高めるために、高速で印刷できる生産機が求められている。「MJP20EXG」は、新開発の水性顔料インクの採用により、これらの要求に対応する。さらにワンタワーで両面フルカラー印刷を実現する同社独自の超コンパクト設計を実現したことで日本市場に最適なモデルとなっている。

 同機は、インクジェットヘッドと乾燥ドラムをワンタワーに納めたコンパクト設計により、ロールtoロール構成(50インチ径原反)時で8,110mmという機械長を実現している。また、通常のツータワー構成のインクジェットプリンターで使用するターンバーが不要。さらに奥行きについても省スペース化が施されている。
表裏面用のインクジェットヘッドと乾燥ドラムをワンタワーに内蔵
 データプリント市場では、納付書や通知書など個人のパーソナルデータを印刷するバリアブル印刷が必須となるが、「MJP20EXG」では、新設計のミヤコシDFEシステムを搭載。RIPエンジンは、グローバルグラフィクス社との提携により、最新PDFダイレクトRIPであるハーレクインダイレクトをコアとし、最適化を実現。これにより、RIP処理サーバーを複数台で構成、並列処理を行うことでオンザフライによる最適化された高速バリアブル印刷が可能となる。さらにICCプロファイルもサポートしているので、用紙ごとに最適なプロファイルを指定して高品質な印刷を行うことができる。

 印刷解像度は、1,200×1,200dpi。印刷スピードは、1,200×1,200dpiの高解像度モードで毎分80m、1,200×600dpiの高生産性モードでは、毎分160mの高生産性を実現する。

 加えて多彩なミヤコシ製加工機とインライン、またはオフラインで連動しての高精度加工が可能。印刷から後加工までをトータルでサポートすることにより、白紙からの印刷+加工の一貫生産を実現する。加工バリエーションとしては、バリアブルミシン、バリアブルシーター、ブックブロック機などを、インラインまたはオフラインで順次市場投入を予定している。

 また、内覧会では、次世代加工機「VPRバリアブル加工機」と軟包装用フルカラー水性インクジェットプリンター「MJP30AXF」の実演も披露された。

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 印刷解像度は、1,200×1,200dpi。印刷スピードは、1,200×1,200dpiの高解像度モードで毎分80m、1,200×600dpiの高生産性モードでは、毎分160mの高生産性を実現する。

 加えて多彩なミヤコシ製加工機とインライン、またはオフラインで連動しての高精度加工が可能。印刷から後加工までをトータルでサポートすることにより、白紙からの印刷+加工の一貫生産を実現する。加工バリエーションとしては、バリアブルミシン、バリアブルシーター、ブックブロック機などを、インラインまたはオフラインで順次市場投入を予定している。

 また、内覧会では、次世代加工機「VPRバリアブル加工機」と軟包装用フルカラー水性インクジェットプリンター「MJP30AXF」の実演も披露された。

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