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ミマキ、樹脂・金属表面へ機能付与「DCF-605PU スプレーコートセット」

オンデマンド型スプレー方式デジタルコーティングマシン発表

2021年9月9日ニュース

 (株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)と半導体実装装置の開発・製造・販売を手掛けるアルファーデザイン(株)(本社/長野県東御市、森澤修二郎社長)は、アクリルキーホルダーやスマートフォンケースなどの樹脂製品や金属製品の表面コーティングを行うデジタル・コーティングマシン「DCF-605PU スプレーコートセット」モデルを発表し、10月から販売を開始する。

「DCF-605PU スプレーコートセット」モデル

 同モデルは、グループ会社であるアルファーデザインが培った塗布制御技術と、同社が保有する独自のXYZ軸制御技術を応用した精密な位置決め機能のコラボレーションにより高精度なコーティングを可能にした製品。独自開発のアプリケーションソフトを標準添付し、生産には同社の量産技術を投入することで、使いやすさと低価格を両立した。

 無版で液体塗布ができるため必要な時に即生産が可能で、版洗浄が不要になることから汚染排出のない環境対応型の設備である。また、コーティングには必要最低限の液体量のみを使用するためコスト効率に優れ、手作業による刷毛塗りやスプレー塗布に比べて均一な膜厚での塗布が可能だ。

 さらにスプレー方式による非接触でのコーティングであることから、高さの変化や凹凸のある被対象物にも塗布できる。

 樹脂や金属素材を用いた製品は、割れや傷、退色やインク剥がれの予防が必要な場合、製品表面にコーティングを施すトップコート加工が求められる。しかしながら、これまでインクジェット方式では、トップコート剤など高粘度な液体の安定吐出は難しいとされてきた。

 新モデルは、こうした環境温度とともに粘度が変化する液体を常時一定のコーティング量にコントロールする自動塗布量調整機能を備えたバルブ・ノズルを搭載することで、被対象物に非接触での安定した液体塗付を実現した。

 また、独自開発した無色透明のトップコート剤「TCU-100」を使用。無溶剤型のため溶剤の揮発時間を待つことなく、塗布後すぐにUV硬化処理が可能となる。また、鉛筆硬度4Hの耐擦過性に加え、耐溶剤性に優れたコーティングを膜厚約10μmの超極薄で実現できるため、液剤の消費量を大幅に抑え、低ランニングコストを実現する。

 前後に同社のUVプリンタ(前工程)やUV硬化装置(後工程)を導入することで、印刷からコーティングまで生産工程の全自動化にも対応する。価格は385万円(税込)。

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 (株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)と半導体実装装置の開発・製造・販売を手掛けるアルファーデザイン(株)(本社/長野県東御市、森澤修二郎社長)は、アクリルキーホルダーやスマートフォンケースなどの樹脂製品や金属製品の表面コーティングを行うデジタル・コーティングマシン「DCF-605PU スプレーコートセット」モデルを発表し、10月から販売を開始する。

「DCF-605PU スプレーコートセット」モデル

 同モデルは、グループ会社であるアルファーデザインが培った塗布制御技術と、同社が保有する独自のXYZ軸制御技術を応用した精密な位置決め機能のコラボレーションにより高精度なコーティングを可能にした製品。独自開発のアプリケーションソフトを標準添付し、生産には同社の量産技術を投入することで、使いやすさと低価格を両立した。

 無版で液体塗布ができるため必要な時に即生産が可能で、版洗浄が不要になることから汚染排出のない環境対応型の設備である。また、コーティングには必要最低限の液体量のみを使用するためコスト効率に優れ、手作業による刷毛塗りやスプレー塗布に比べて均一な膜厚での塗布が可能だ。

 さらにスプレー方式による非接触でのコーティングであることから、高さの変化や凹凸のある被対象物にも塗布できる。

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 新モデルは、こうした環境温度とともに粘度が変化する液体を常時一定のコーティング量にコントロールする自動塗布量調整機能を備えたバルブ・ノズルを搭載することで、被対象物に非接触での安定した液体塗付を実現した。

 また、独自開発した無色透明のトップコート剤「TCU-100」を使用。無溶剤型のため溶剤の揮発時間を待つことなく、塗布後すぐにUV硬化処理が可能となる。また、鉛筆硬度4Hの耐擦過性に加え、耐溶剤性に優れたコーティングを膜厚約10μmの超極薄で実現できるため、液剤の消費量を大幅に抑え、低ランニングコストを実現する。

 前後に同社のUVプリンタ(前工程)やUV硬化装置(後工程)を導入することで、印刷からコーティングまで生産工程の全自動化にも対応する。価格は385万円(税込)。

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