(株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)は、3Dプリンタの造形時に用いる3Dデータを自動でエラー修正し、形状を最適化するクラウドソフトウェアサービス「Mimaki 3D Print prep Pro」を発表。同社初のサブスクリプション型サービス(月額50ドル)として10月5日から提供を開始した。

新型コロナウイルス感染症の流行は、3Dプリンタが改めて評価される契機となった。サプライチェーンの分断で物資調達が滞り、また、医療現場で防護具不足が問題となった際に、3Dプリンタでフェイスシールドを作成したのは記憶に新しいところだ。スーパーコンピュータ「富岳」による飛沫感染シミュレーションの結果を踏まえてデザインされた飲食用フェイスシールドの設計情報が、オープンデータとしてWebサイトで公開され、3Dプリンタと必要な素材があれば、誰でもフェイスシールドを作ることができるようになった。さらにWithコロナにおいて、産業分野から個人利用まで3Dプリンタの活用の場が広まって行くと考えられている。
3Dプリンタが身近になる一方で、3Dプリントを行う際は、3Dデータにエラーがないか事前に確認する必要があり、エラーを修正するためのさまざまな機能が搭載されたソフトウェアは高価で、操作の習得には3Dデータを扱う知識と時間を要する。こうした3Dデータの修正は、3Dプリンタのさらなる普及において課題のひとつとなっている。
今回の新サービスは、3Dデータから3Dプリントを行う際に必要となるエラー修正を簡単操作で自動実行でき、さらに3Dモデルに適した形状に最適化できる。これにより、3Dデータの扱いに不慣れな作業者も簡単にエラー修正が行え、修正時間の軽減が期待できる。8種の主要な機能「厚み修正」「隙間埋め修正」「中空形状修正」「クリアパーツのカット修正」「テクスチャデータの最適化」「マテリアルカラー有効化設定」「穴埋め修正」「VRMデータ修正」を備え、細かな修正を行う際は任意に数値を指定してから自動修正することも可能。プリント前にエラー情報の有無を確認し、修正することで、時間や材料を無駄にすることなく確実な造形が可能になる。
同製品は、1,000万色以上のフルカラー3Dプリントを実現する同社のUV硬化インクジェット方式のフルカラー3Dプリンタ・3DUJシリーズに対応する。
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