キーワードで検索

  • トップ>
  • ニュース>
  • 日本HP、ガンバ大阪と三菱ケミカルが実施する循環型システム実証試験...

日本HP、ガンバ大阪と三菱ケミカルが実施する循環型システム実証試験にHP Indigoが貢献

2022年2月15日ニュース

 (株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)は、三菱ケミカル(株)(本社/東京都千代田区、和賀昌之社長)が取り組む循環型システム実証試験で使用される生分解性紙コップ約10万個の紙面の印刷にHP Indigoデジタル印刷ソリューションが採用されたことを発表した。

 この実証試験は、三菱ケミカルが(株)ガンバ大阪と連携し、三菱ケミカルの生分解性樹脂BioPBSを使用した紙コップを起点とするコンポストによる循環型システム実現に向けたもの。使用される紙コップの紙面は、(株)マルタカ(本社/千葉県流山市、遠藤佳男社長)が「HP Indigo 20000デジタル印刷機」で印刷している。

実証実験に使用される紙コップのサンプル

実証実験に使用される紙コップのサンプル


 「HP Indigo 20000デジタル印刷機」は、高い生産性を実現する幅広ロールモデルで、グラビア印刷と同等の高い印刷品質のパッケージを短納期、小ロットで提供できることが特長で軟包装を中心にさまざまなパッケージ用途に活用できる。

 また、この取り組みは、大阪府が平成31年1月に「おおさかプラスチックごみゼロ宣言」を行い、さらに吹田市も参加している令和3年8月に設置された「おおさかプラスチック対策推進プラットフォーム」のプラスチックの資源循環を推進する活動の一環となる。

 今回の運用イメージとしては、ガンバ大阪が主催する2022年のJ1リーグの試合会場にて使用された紙コップをスタジアムで回収し、食品残渣発酵分解装置で食品残渣物などと一緒に1次堆肥化する。1次堆肥は回収され2次、3次堆肥化したのち、堆肥として販売されるという、紙コップを起点とした循環型システムとなっている。

紙コップを起点とした循環型システム実証実験のイメージ

紙コップを起点とした循環型システム実証実験のイメージ


 HPと三菱ケミカルは、環境に配慮したパッケージソリューション開発においてパートナーシップを強化しており、HP Indigoデジタル印刷機で印刷可能な生分解性樹脂BioPBSを使った軟包装用の印刷素材を開発、製造している。

最新ニュース

dp_indigo5000_pwwp490m_hd_tn.jpg

日本HP、KADOKAWA「出版製造流通DXプロジェクト」を支援

2025年1月21日

 (株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)は1月16日、(株)KADOKAWA(本社/東京都千代田区、夏野剛社長・CEO)の運営する埼玉県所沢市の大型文化複合施設「ところざわサ...全文を読む

truevis_lg_mg_2501_tn.jpg

ローランドDG、UVプリンターが紙器パッケージ製作に対応

2025年1月20日

 ローランド ディー.ジー.(株)は、大判インクジェットプリンターTrueVISシリーズ「LG-640/540/300」と、DGXPRESSシリーズの「UG-642」で使用できる拡張テ...全文を読む

swissQprint、第5世代フラットベッド新モデル-生産性23%向上

2025年1月14日

 swissQprintは、プラットフォームを全面的に刷新し、生産性、精度、アプリケーションの多用途性を新たなレベルへと引き上げたフラットベッド新世代モデルを発表した。新モデルは従来機...全文を読む

dp_epson_ml_8000u_20241220_tn.jpg

エプソン、よりサステナブルなデジタル捺染機Monna Lisa「ML-8000U」発売

2024年12月23日

 エプソン販売(株)は、デジタル捺染機Monna Lisaシリーズの新商品として8ヘッド搭載モデル「ML-8000U」を12月18日より発売を開始した。  Monna Lisa「ML-...全文を読む

dp_versafire_lp_20241218_tn.jpg

ハイデルベルグ社、3,000台目のバーサファイアシステムをドイツユーザーに納入

2024年12月18日

 ハイデルベルグ社(ドイツ)は、ドイツ・バイエルン州オーバーハヒングに拠点を置くシュットナーオフセットドルック社(シュットナードルック社)に販売3,000台目となるバーサファイアデジタ...全文を読む

新着トピックス

大橋課長(左)と佐藤主任

FFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]

2024年12月23日企業・経営

 富士フイルムグラフィックソリューションズ(株)(山田周一郎社長、以下「FFGS」)は今年6月、西麻布にあるショールームをデジタル印刷に特化した「課題解決の検証の場」としてフルリニュー...全文を読む

dp_ipa2024_takeda_ab_20241125_tn.jpg

竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信

2024年12月6日企業・経営

 竹田印刷(株)(本社/愛知県名古屋市)は、アール・ブリュット(障がい者の表現)作家が描いたデザインを用いて制作した印刷物を、2024年度の「Innovation Print Awar...全文を読む

dp_ipa2024_okumura_20241113_tn.jpg

奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞

2024年11月20日企業・経営

 奥村印刷(株)(本社/東京都北区、奥村文泰社長)は、2024年度の「Innovation Print Awards(以下、IPA)」において、「サステナビリティ部門」第1位を獲得した...全文を読む

日本HP、ガンバ大阪と三菱ケミカルが実施する循環型システム実証試験にHP Indigoが貢献

2022年2月15日ニュース

  • twitter
  • facebook
  • line

 (株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)は、三菱ケミカル(株)(本社/東京都千代田区、和賀昌之社長)が取り組む循環型システム実証試験で使用される生分解性紙コップ約10万個の紙面の印刷にHP Indigoデジタル印刷ソリューションが採用されたことを発表した。

 この実証試験は、三菱ケミカルが(株)ガンバ大阪と連携し、三菱ケミカルの生分解性樹脂BioPBSを使用した紙コップを起点とするコンポストによる循環型システム実現に向けたもの。使用される紙コップの紙面は、(株)マルタカ(本社/千葉県流山市、遠藤佳男社長)が「HP Indigo 20000デジタル印刷機」で印刷している。

実証実験に使用される紙コップのサンプル

実証実験に使用される紙コップのサンプル


 「HP Indigo 20000デジタル印刷機」は、高い生産性を実現する幅広ロールモデルで、グラビア印刷と同等の高い印刷品質のパッケージを短納期、小ロットで提供できることが特長で軟包装を中心にさまざまなパッケージ用途に活用できる。

 また、この取り組みは、大阪府が平成31年1月に「おおさかプラスチックごみゼロ宣言」を行い、さらに吹田市も参加している令和3年8月に設置された「おおさかプラスチック対策推進プラットフォーム」のプラスチックの資源循環を推進する活動の一環となる。

 今回の運用イメージとしては、ガンバ大阪が主催する2022年のJ1リーグの試合会場にて使用された紙コップをスタジアムで回収し、食品残渣発酵分解装置で食品残渣物などと一緒に1次堆肥化する。1次堆肥は回収され2次、3次堆肥化したのち、堆肥として販売されるという、紙コップを起点とした循環型システムとなっている。

紙コップを起点とした循環型システム実証実験のイメージ

紙コップを起点とした循環型システム実証実験のイメージ


 HPと三菱ケミカルは、環境に配慮したパッケージソリューション開発においてパートナーシップを強化しており、HP Indigoデジタル印刷機で印刷可能な生分解性樹脂BioPBSを使った軟包装用の印刷素材を開発、製造している。

新着ニュース

新着トピックス

S