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白山印刷、初のデジタル印刷機として「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」導入

2022年4月11日ニュース

 白山印刷(株)(本社/東京都台東区、小林剛社長)は今年1月、同社初となるデジタル印刷機として「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」を導入し、稼働を開始した。

 白山印刷は、1969年に東京都江東区で「白山印刷所」として創業。ホログラム転写やニスを用いた擬似的なエンボス加工による特殊表面加工や箔などの高付加価値印刷に強みを持ち、印刷の後加工まで一貫した生産体制を構築。さらに加飾用のデジタル後加工機Scodixを2台保有し業務のデジタル化を進めている。
白山印刷の現場スタッフ
 今回、さらなる多品種小ロット需要に対応するため、同社で初めてのデジタル印刷機として「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」を導入。同機は、特色インキの豊富な種類や、透明シートなど印刷可能な素材の多様さが特長のデジタル印刷機。また、同社が活用しているデジタル後加工機Scodixとの組み合わせにおける印刷、後加工適正の良さも評価され、今回の導入となった。

 今後は、同社が得意とする高付加価値な特殊印刷と後加工の両方をデジタルで一気通貫に生産することで、多品種小ロットへの対応と短納期を実現していく。また将来的には、バリアブル印刷を活用した商品やHP PrintOSXを活用したクリエイティブなアイデアの創出で、さらなる高付加価値印刷への事業拡大を見込んでいる。
HP Indigo 7K デジタル印刷機とScodixで制作したサンプル「DIGI・POCO(デジ・ポコ)」
 同社・イノベーション推進部の田辺友浩部長は、「当社は長年オフセット印刷を主軸に邁進してきた。加飾や特殊印刷といった高付加価値の提供に長年取り組んできたが、今回のHP Indigo 7Kデジタル印刷機の導入をきっかけに、今までのオフセットベースでは賄えなかった範囲に手が届くようになり、新たな顧客やビジネスモデルの創造に着手できるようになる。それによって社員がより前向きに仕事に取組み、お客様に必要とされる製品を世の中に、より多く送り出せると信じている」と述べている。

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2022年4月11日ニュース

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 白山印刷(株)(本社/東京都台東区、小林剛社長)は今年1月、同社初となるデジタル印刷機として「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」を導入し、稼働を開始した。

 白山印刷は、1969年に東京都江東区で「白山印刷所」として創業。ホログラム転写やニスを用いた擬似的なエンボス加工による特殊表面加工や箔などの高付加価値印刷に強みを持ち、印刷の後加工まで一貫した生産体制を構築。さらに加飾用のデジタル後加工機Scodixを2台保有し業務のデジタル化を進めている。
白山印刷の現場スタッフ
 今回、さらなる多品種小ロット需要に対応するため、同社で初めてのデジタル印刷機として「HP Indigo 7Kデジタル印刷機」を導入。同機は、特色インキの豊富な種類や、透明シートなど印刷可能な素材の多様さが特長のデジタル印刷機。また、同社が活用しているデジタル後加工機Scodixとの組み合わせにおける印刷、後加工適正の良さも評価され、今回の導入となった。

 今後は、同社が得意とする高付加価値な特殊印刷と後加工の両方をデジタルで一気通貫に生産することで、多品種小ロットへの対応と短納期を実現していく。また将来的には、バリアブル印刷を活用した商品やHP PrintOSXを活用したクリエイティブなアイデアの創出で、さらなる高付加価値印刷への事業拡大を見込んでいる。
HP Indigo 7K デジタル印刷機とScodixで制作したサンプル「DIGI・POCO(デジ・ポコ)」
 同社・イノベーション推進部の田辺友浩部長は、「当社は長年オフセット印刷を主軸に邁進してきた。加飾や特殊印刷といった高付加価値の提供に長年取り組んできたが、今回のHP Indigo 7Kデジタル印刷機の導入をきっかけに、今までのオフセットベースでは賄えなかった範囲に手が届くようになり、新たな顧客やビジネスモデルの創造に着手できるようになる。それによって社員がより前向きに仕事に取組み、お客様に必要とされる製品を世の中に、より多く送り出せると信じている」と述べている。

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