富士フイルムBI、「高速・高画質と省スペース化を実現する帯電部材」が全国発明表彰「朝日新聞社賞」
2022年6月1日ニュース
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富士フイルムビジネスイノベーション(株)は、(公社)発明協会が主催する令和四年度全国発明表彰において、「高速・高画質と省スペース化を実現する帯電部材」の発明(特許第6136862号)で、「朝日新聞社賞」を初めて受賞した。同発明は、複合機やプリンター等に搭載されるドラムカートリッジに使われている帯電装置の主要部品である帯電ロール(Bias Charge Roll、以下BCR)に関するもの。
全国発明表彰は、我が国の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に1919(大正8)年から始まり、優れた発明・意匠を完成した者などを表彰するもので、「朝日新聞社賞」は、全国発明表彰における10点ある特別賞の一つ。今回の受賞は、科学技術的に秀でた進歩性を有し、かつ、顕著な実施効果を挙げており、我が国の科学技術の振興、産業経済の発展に大きく貢献した点が評価された。
高速デジタル印刷機(プロダクションプリンター)は、高画質(粒状性が良好なザラツキ感の無い画質)が求められることから、これまで高速デジタル印刷機の帯電装置には、中・低速デジタル複合機・プリンターで一般的に使用されているBCRではなく、高画質を実現するスコロトロンが使われていた。しかしスコロトロンは高画質を実現できる一方、BCRに比べて、コストや消費電力、部品の設置スペースなどで課題があった。そこで同社は、BCRの表面層を独自に設計することで、高速デジタル印刷機で求められる高画質を可能にするBCRを発明し、スコロトロンをBCRに置き換えることによるドラムカートリッジの「低コスト化(70%減)」・「低消費電力化(60%減)」・「省スペース化(50%減)」を実現した。
なお、表彰式は6月30日、The Okura Tokyo(旧:ホテルオークラ東京)において行われる予定。
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高速デジタル印刷機(プロダクションプリンター)は、高画質(粒状性が良好なザラツキ感の無い画質)が求められることから、これまで高速デジタル印刷機の帯電装置には、中・低速デジタル複合機・プリンターで一般的に使用されているBCRではなく、高画質を実現するスコロトロンが使われていた。しかしスコロトロンは高画質を実現できる一方、BCRに比べて、コストや消費電力、部品の設置スペースなどで課題があった。そこで同社は、BCRの表面層を独自に設計することで、高速デジタル印刷機で求められる高画質を可能にするBCRを発明し、スコロトロンをBCRに置き換えることによるドラムカートリッジの「低コスト化(70%減)」・「低消費電力化(60%減)」・「省スペース化(50%減)」を実現した。
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