キーワードで検索

  • トップ>
  • ニュース>
  • IGAS2022レポート|富士フイルム、乾式トナーB2枚葉デジタル...

IGAS2022レポート|富士フイルム、乾式トナーB2枚葉デジタルプレス

2022年11月30日ニュース

 富士フイルムは、乾式トナー技術を採用した世界初のB2サイズ枚葉デジタルプレス「Revoria Press B2(仮称)」を技術展示した。

Revoria Press B2(仮称、参考出品)

 最大B2XL(750×662mm)の用紙に対応し、A4の6面付けやはがき28面付けなどの効率的な多面付けと2,500枚/時の印刷速度との相乗効果で、高い生産性を発揮。また、給紙、排紙を含むあらゆる印刷操作のワークポジションを集約することでオペレータの動線を大幅に削減。ワンマンオペレーションを意識した構造になっている。「乾式トナー技術の採用は、B2デジタルプレス市場におけるスキルレスな操作性を提供し、人材育成の効率化やフレキシブルな生産設計を実現する」としている。

 同プレスには、トナー転写ムラの課題を克服する「高密度磁気ブラシ現像技術」、低温低圧の二段階定着で紙シワなどのダメージを回避しながら高いメディア汎用性を実現する「遠赤外線低ストレス定着機構」、用紙の収縮を測長し、リアルタイムに表裏レジを補正する「用紙測長レジ補正システム」といった新開発技術が投入されており、これまで困難とされてきたトナー機による安定したB2出力を実現している。

出力サンプルも展示

 同社では、「64〜450gsm、特殊紙といった高い用紙汎用性、B2XLの最大用紙サイズ、プロ市場で認知されたRevoria Pressの高品質(出力解像度2,400×2,400)は、対応するアプリケーションの幅を拡大し、新規ビジネスへの挑戦を後押しする」としている。

 なお会場では、出力した印刷物をAGVでホリゾンブースまで搬送、無線綴じ製本を行うフォトブックの自動化ラインを実演していた。

最新ニュース

parachute_dijital_20250630_tn.jpg

パラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始

2025年7月1日

 パラシュート(株)(東京都世田谷区、兵藤伊織社長)は2025年7月1日から、SaaSプラットフォームをベースとしたデジタル暗号化技術サービス(DET Service)の提供を開始した...全文を読む

dp_podi_labelexpo2025_20250625_tn.jpg

PODi、「Labelexpo Europe 2025」視察ツアーの参加者募集開始

2025年6月25日

 (一社)PODi(荒井純一代表理事)は、ラベル・パッケージ業界の世界最大級の展示会「Labelexpo Europe 2025」視察ツアーの参加者募集を開始した。  LABELEXP...全文を読む

dp_accuriopress_c7100_enhanced_20250625_tn.jpg

コニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売

2025年6月25日

 コニカミノルタジャパン(株)(本社/東京都港区、一條啓介社長)は、高画質及び多彩な用紙への対応力と、自動品質最適化ユニットで評価を得ているデジタル印刷システム「AccurioPres...全文を読む

dp_direct_to_shape_printing_system_20250625_tn.jpg

エプソン、立体物への直接印刷を可能にする「Direct to Shape Printing System」発表

2025年6月25日

 セイコーエプソン(株)は、海外では初出展となる、立体物への直接印刷を可能にする「Direct to Shape Printing System」を、6月24日から27日にドイツ、メッ...全文を読む

dp_pns_revoria_xmf_pressready_20250609_tn.jpg

パラシュート、次世代型MIS「PNS」にメーカーワークフローソフトウェア連携機能を追加

2025年6月11日

 パラシュート(株)(東京都世田谷区、兵藤伊織社長)は6月9日から、印刷業務の基幹システム「Print Navigator System」(プリントナビゲーターシステム、以下PNS)に...全文を読む

新着トピックス

リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]

2025年6月27日ケーススタディ

 「アイデア什器」の(株)リンクス(本社/岐阜県関市倉知2639-1、吉田哲也社長)は昨年11月、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(厚紙仕様)...全文を読む

accuriopress_c14010s_20250529_tn.jpg

コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開

2025年6月4日製品・テクノロジー

 コニカミノルタジャパン(株)は、デジタルカラー印刷システムの最上位機種「AccurioPress(アキュリオプレス) C14010シリーズ」の発売を記念して4月23・24日の2日間、...全文を読む

ohmura_revoriapress_pc1120_tn_dp.jpg

大村印刷、特殊トナーと用紙対応力で小ロット・高付加価値ニーズに対応

2025年5月8日ケーススタディ

 山口県を拠点に、印刷を中心とした情報ソリューション事業を展開する大村印刷(株)(本社/山口県防府市西仁井令1-21-55、河内和明社長)は2022年2月、富士フイルムのプロダクション...全文を読む

IGAS2022レポート|富士フイルム、乾式トナーB2枚葉デジタルプレス

2022年11月30日ニュース

  • twitter
  • facebook
  • line

 富士フイルムは、乾式トナー技術を採用した世界初のB2サイズ枚葉デジタルプレス「Revoria Press B2(仮称)」を技術展示した。

Revoria Press B2(仮称、参考出品)

 最大B2XL(750×662mm)の用紙に対応し、A4の6面付けやはがき28面付けなどの効率的な多面付けと2,500枚/時の印刷速度との相乗効果で、高い生産性を発揮。また、給紙、排紙を含むあらゆる印刷操作のワークポジションを集約することでオペレータの動線を大幅に削減。ワンマンオペレーションを意識した構造になっている。「乾式トナー技術の採用は、B2デジタルプレス市場におけるスキルレスな操作性を提供し、人材育成の効率化やフレキシブルな生産設計を実現する」としている。

 同プレスには、トナー転写ムラの課題を克服する「高密度磁気ブラシ現像技術」、低温低圧の二段階定着で紙シワなどのダメージを回避しながら高いメディア汎用性を実現する「遠赤外線低ストレス定着機構」、用紙の収縮を測長し、リアルタイムに表裏レジを補正する「用紙測長レジ補正システム」といった新開発技術が投入されており、これまで困難とされてきたトナー機による安定したB2出力を実現している。

出力サンプルも展示

 同社では、「64〜450gsm、特殊紙といった高い用紙汎用性、B2XLの最大用紙サイズ、プロ市場で認知されたRevoria Pressの高品質(出力解像度2,400×2,400)は、対応するアプリケーションの幅を拡大し、新規ビジネスへの挑戦を後押しする」としている。

 なお会場では、出力した印刷物をAGVでホリゾンブースまで搬送、無線綴じ製本を行うフォトブックの自動化ラインを実演していた。

新着ニュース

新着トピックス

PAGE TOP