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京セラ、顔料インクの課題克服 - デジタル捺染で水使用ほぼゼロに

2023年5月11日ニュース

 京セラ(株)(谷本秀夫社長)は、繊維・アパレル業界で課題だった捺染時の水質汚染を解決するインクジェット捺染プリンタ「FOREARTH」(フォレアス)を開発した。

 デジタル捺染事業は、4年前にスタートした京セラの組織横断型の新規事業創出プログラムのテーマのひとつとして2020年にスタート。「FOREARTH」は、京セラのインクジェット技術と、京セラドキュメントソリューションズのインク・機器開発技術を融合させて開発したものだ。

インクジェット捺染プリンター「FOREARTH」

 従来、一般的な捺染では染料を使用するが、前処理や後処理であるスチーム、洗浄といった工程で大量の水を使用しており、その排水による水質汚染が世界的な問題となっている。

 一方、顔料系インクの場合、洗浄が不要で水をほとんど使用しないメリットがあるが、生地が堅くなるなど、その風合いが染料系インクに劣ることが課題とされてきた。

 今回開発したFOREARTHは、水をほとんど使用しない顔料インクに特化した開発を進め、独自の化学材料技術と新しい印刷プロセスによって、顔料インクの発色・風合い・堅牢性といった品質課題を克服。独自の顔料インクと前後処理液を同時にインクジェットで塗布することで、印刷、乾燥以外の工程を不要としたオールインワンのシステムとなっている。これにより従来の染料アナログ捺染に比べて水使用量を99%削減できる。

 また、水資源に依存しないことから、設置場所を選ばず、適地・適量生産により物流コストや在庫の削減にも貢献する。

5月10日にナレッジプラス大阪で記者発表

 最大18本の京セラ製循環インクジェットプリントヘッドを装備し、最大8色(CMYK+4色の特色)、解像度は600×600dpi。最大1800ミリ幅まで印刷でき、印刷速度は標準モードで250平方メートル/時。

 同社では、6月8日からイタリア・ミラノで開催される国際繊維機器展示会「ITMA(イトマ)2023」で同プリンタを展示実演し、2023年秋頃の先行販売開始を予定。2027年3月期までに年間100億円の売り上げを目指し、中長期的には1,000億円規模の事業に育てていく考えだ。

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 京セラ(株)(谷本秀夫社長)は、繊維・アパレル業界で課題だった捺染時の水質汚染を解決するインクジェット捺染プリンタ「FOREARTH」(フォレアス)を開発した。

 デジタル捺染事業は、4年前にスタートした京セラの組織横断型の新規事業創出プログラムのテーマのひとつとして2020年にスタート。「FOREARTH」は、京セラのインクジェット技術と、京セラドキュメントソリューションズのインク・機器開発技術を融合させて開発したものだ。

インクジェット捺染プリンター「FOREARTH」

 従来、一般的な捺染では染料を使用するが、前処理や後処理であるスチーム、洗浄といった工程で大量の水を使用しており、その排水による水質汚染が世界的な問題となっている。

 一方、顔料系インクの場合、洗浄が不要で水をほとんど使用しないメリットがあるが、生地が堅くなるなど、その風合いが染料系インクに劣ることが課題とされてきた。

 今回開発したFOREARTHは、水をほとんど使用しない顔料インクに特化した開発を進め、独自の化学材料技術と新しい印刷プロセスによって、顔料インクの発色・風合い・堅牢性といった品質課題を克服。独自の顔料インクと前後処理液を同時にインクジェットで塗布することで、印刷、乾燥以外の工程を不要としたオールインワンのシステムとなっている。これにより従来の染料アナログ捺染に比べて水使用量を99%削減できる。

 また、水資源に依存しないことから、設置場所を選ばず、適地・適量生産により物流コストや在庫の削減にも貢献する。

5月10日にナレッジプラス大阪で記者発表

 最大18本の京セラ製循環インクジェットプリントヘッドを装備し、最大8色(CMYK+4色の特色)、解像度は600×600dpi。最大1800ミリ幅まで印刷でき、印刷速度は標準モードで250平方メートル/時。

 同社では、6月8日からイタリア・ミラノで開催される国際繊維機器展示会「ITMA(イトマ)2023」で同プリンタを展示実演し、2023年秋頃の先行販売開始を予定。2027年3月期までに年間100億円の売り上げを目指し、中長期的には1,000億円規模の事業に育てていく考えだ。

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