関美工堂とエプソン、会津でデジタル印刷の可能性を探る「HHT PRINT Lab.」オープン
細やかなニーズに対応できる商業印刷向けサービスで地域活性化を目指す
2023年9月15日ニュース
(株)関美工堂(福島県会津若松市、関昌邦社長)とセイコーエプソン(株)(長野県諏訪市、小川恭範社長)は、関美工堂が運営する伝統とデジタルが融合する新しい場「ヒューマンハブ天寧寺倉庫」(福島県会津若松市)に、デジタル・オンデマンドプリントラボ「HHT PRINT Lab.」を9月14日より開設し、実証実験を開始した。

福島県会津若松市に本社を置く関美工堂は、1946年に創業し、400年以上続く会津塗の製造・販売などを通じて、さまざまな生活の場における会津漆の普及に貢献している。
「ヒューマンハブ天寧寺倉庫」は、関美工堂が旧本社兼倉庫を改装し、1階は若手漆職人を支援する「スタートアップ/シェア工房」、2階は会津若松のスマートシティ変革に取り組むための「シェア/コワーキングオフィス」などを整備した施設。地域の伝統産業である漆器業とスマートシティとして先行するデジタル技術が融合し、モノづくりやコトづくりに関わる人々が、出会い、刺激し合う場(Human Hub)として期待されている。

「HHT PRINT Lab.」は、エプソンの最新のプリンターやサービスを活用して関美工堂が運営するもので、ラベル・シール・ポスター・写真などの商業向け印刷を、事業者や生産者、学生などが身近な場所で手軽に実施できる環境を提供する。初めての方も、スタッフのサポートにより、安心してデジタル印刷を活用したモノづくりを楽しむことができる。
近年、地方において農業の6次産業化推進の流れや、コロナ禍の収束によるイベント再開に伴い、農産物を加工した商品のラベル作成や短期間の看板印刷など、少量の印刷ニーズが増加している。しかし、データ制作や印刷の知識がない中で気軽に相談できる場所を見つけることが難しいとの声が寄せられていた。

関美工堂とエプソンは、こうした少量・多品種の要望に対応した商業印刷の施設を開設。これにより、小規模な需要にも細やかに対応し、地方のものづくり、販促、クリエイターの活動をサポートするとともに、地域経済と連携した商業印刷の可能性を広げ、地域の需要を地域で対応する持続可能な循環型経済の確立への寄与を目指していく。
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