ミマキ、JFX600シリーズに大型3.1mサイズ機 - 長尺素材のプリント需要対応
2024年3月6日ニュース
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(株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)は、大型フラットベッドUVインクジェットプリンタ「JFX600-2531」を発表した。
従来モデルの「JFX600-2513」(最大プリントサイズ2,500×1,300ミリ)は、従来機比約330%のプリント速度をはじめ、最大解像度1,200dpi、標準4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)に中間色(ライトシアン、ライトマゼンタ)を加えた6色インク搭載および表面に凹凸感を加え意匠表現を提供する2.5Dプリント機能などにより高い評価を得ていた。
一方で、従来機では対応していた3.1メートル長のプリントテーブルを搭載したラインナップの要望を市場から受け、それに対応したのが「JFX600-2531」である。
一般的なサイングラフィック用材料の標準サイズは2,440×1,220ミリであり、JFX600-2513のプリントテーブルで対応が可能だったが、建築用材のガラス・パーティション・合板は長辺3000ミリが標準サイズのひとつであり、それらのプリントには主にロール型プリンタでプリントされたフィルムを貼り付けてデザイン加工されていた。
JFX600-2531を用いることでそれらの材料でも直接プリント加工でき、フィルムの貼付け作業と専門技術が不要となる。また直接プリント加工はフィルム貼付け加工と比べて、デザイン部分以外は材料元来の表面の風合いが残せる。
さらに、JFX600-2531専用の「トグルプリント機能」ではプリンタの前後2ヵ所にプリント原点(Front/Rear)を設定できる。プリントテーブル前後に配置された材料A/Bの連続プリントにおいて、一方の材料をプリント中にもう一方の材料の配置、固定、表面の清掃などの手作業ができるため、オペレーターの待ち時間を無くしながら生産効率を向上させることができる。
なお、販売開始は2024年6月下旬を予定。建築用材プリントに加えサイングラフィックスの用途で初年度約50台の販売(全世界)を見込んでいる。本体価格は3,300万円(税別)を予定している。
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なお、販売開始は2024年6月下旬を予定。建築用材プリントに加えサイングラフィックスの用途で初年度約50台の販売(全世界)を見込んでいる。本体価格は3,300万円(税別)を予定している。
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