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ミヤコシ、毎分80mの高速印刷を実現する軟包装向け水性インクジェットの新機種公開

2024年6月24日ニュース

 (株)ミヤコシ(本社/千葉県習志野市、宮腰亨社長)は6月20日と21日の両日、(株)宮腰デジタルシステムズ(秋田県横手市)において開催した軟包装印刷機の実機デモ見学会において、水性インクジェットプリンターの新機種「MJP ADOVANCED 30X for FILM」を公開した。
MJP ADVANCED 30X for FILMで印刷デモを敢行
 同機は、これまで小ロット・高精細な印刷品質で市場から高い評価を得ていた「MJP30AXF」とは一線を画し、高速で中ロットまでを射程範囲に収めるコンバーターをターゲットとする軟包装向け水性インクジェットプリンターの新機種。生産速度は、前身機の50m/分から80m/分に向上。さらに1,200×1,200dpi高解像度ヘッドの搭載し、文字や写真をより鮮明、より鮮やかに表現する高画質印刷を実現する。色数は、KCMY+WW(ダブルホワイト)の構成。最大印刷幅は750mmで最大用紙幅は790mm。

 第1プリントタワーでKCYMを印刷後、第1乾燥を経て第2プリントタワーのダブルヘッドで高濃度なホワイト印刷でカラー印刷絵柄を最大限に引き立たせる。さらに同機は、新たな機能として「拡縮機能」を搭載。これにより乾燥による流れ方向とクロス方向のフィルム伸縮から生じるカラーとホワイトの縦横のズレを自動で算出、補正してくれる。
印刷サンプルを公開し、高い印刷品質を証明した
 さらにデジタル印刷機の強みを生かすノンストップ絵柄切替で同等サイズの異なる絵柄を連続面付けしてジョブ間のヤレを大幅に削減できるので、資材コストの削減および廃棄資材の削減による環境負荷低減にも大きく貢献する。

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