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グーフ、印刷サプライチェーンにおける物流CO2排出量削減に向けた実証実験開始

2025年3月28日ニュース

 (株)グーフ(本社/東京都品川区、岡本幸憲CEO)は、印刷サプライチェーン全体のCO2排出量削減を目標に、サステナブルな印刷の普及に取り組んでおり、このほどパイオニア(株)(本社/東京都文京区、矢原史郎社長)が保有するルーティング技術を活用し、印刷サプライチェーンにおける物流の最適化とカーボンニュートラル化を支えるサービスの開発を目標に実証実験を開始した。

 印刷利用企業の脱炭素への活動を受け、印刷産業はデジタル印刷技術を活用した小ロットへの対応や、環境負荷を軽減するグリーンプリンティングの普及活動を活発に進めている。一方で、用紙・インクなどの原材料と、その調達・製造時の輸送を含む物流が印刷運用の約80%のCO2排出を占めると言われており、サプライチェーン全体の最適化には横持ちを含む物流プロセスの削減に向けた取り組みが急務となっている。

パイオニアのルーティング技術を活用し、「適地生産」活用時のCO2削減効果を検証

 今回の実証実験では、パイオニアが保有するルーティング技術とグーフのデジタルプリントプラットフォームを使用した適地生産ロジックを使用した場合のCO2排出量削減効果の可視化と、その有用性の精査・検証を行う。第1弾として、実在するEC企業のデータを基に実施したDM(ダイレクトマーケティング)輸送時のシミュレーションでは、適地生産(1拠点→5拠点)を行った場合に最大82%のCO2削減が見込めることが分かった。

 今後は、同社サービスを利用している出版社、事業会社、ブランドへ共同研究の輪を広げ、カタログ・販促用ノベルティーなどのマーケティング用印刷物や、出版物・アパレルなどの商品を含めた幅広い印刷物、印刷場所や手法の組み合わせを対象とした「適地印刷」の有用性に関するPoC(概念実証)を行い、両社で印刷業界の環境課題を解決する新たなサービスの可能性を検討していく。

 また、印刷製造時に発生するサプライ品や横持ち輸送のコスト改善効果を含めた研究を積み上げ、印刷利用企業にとって合理的なソリューションの提供を目指す。

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 (株)グーフ(本社/東京都品川区、岡本幸憲CEO)は、印刷サプライチェーン全体のCO2排出量削減を目標に、サステナブルな印刷の普及に取り組んでおり、このほどパイオニア(株)(本社/東京都文京区、矢原史郎社長)が保有するルーティング技術を活用し、印刷サプライチェーンにおける物流の最適化とカーボンニュートラル化を支えるサービスの開発を目標に実証実験を開始した。

 印刷利用企業の脱炭素への活動を受け、印刷産業はデジタル印刷技術を活用した小ロットへの対応や、環境負荷を軽減するグリーンプリンティングの普及活動を活発に進めている。一方で、用紙・インクなどの原材料と、その調達・製造時の輸送を含む物流が印刷運用の約80%のCO2排出を占めると言われており、サプライチェーン全体の最適化には横持ちを含む物流プロセスの削減に向けた取り組みが急務となっている。

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 今後は、同社サービスを利用している出版社、事業会社、ブランドへ共同研究の輪を広げ、カタログ・販促用ノベルティーなどのマーケティング用印刷物や、出版物・アパレルなどの商品を含めた幅広い印刷物、印刷場所や手法の組み合わせを対象とした「適地印刷」の有用性に関するPoC(概念実証)を行い、両社で印刷業界の環境課題を解決する新たなサービスの可能性を検討していく。

 また、印刷製造時に発生するサプライ品や横持ち輸送のコスト改善効果を含めた研究を積み上げ、印刷利用企業にとって合理的なソリューションの提供を目指す。

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