(株)リコー(大山晃社長)は、産業用テキスタイル印刷市場向けに、高生産性を実現する広幅対応Direct To Film(DTF)プリンター「RICOH Pro D1600」について、今秋に予定している日本国内での発売に向け、同システムに必要な周辺機器とのインテグレーションを行う(株)松井色素化学工業所(中島博史社長)への供給を開始する。

DTF方式は、フィルムにインクジェットで印刷した後、ホットメルトと呼ばれるパウダーを塗布することで、さまざまな素材に転写可能な転写フィルムを作成する印刷手法。綿、ポリエステル、混紡生地など多様な生地に対応できる点が特徴で、また、従来のスクリーン印刷方式に比べて製版工程が不要なため、小ロット・多品種生産や短納期といったニーズにも柔軟に対応でき、テキスタイル業界で急速に注目を集めている。
RICOH Pro D1600は、スクリーン印刷事業者や中〜大規模のテキスタイル印刷事業者におけるアナログからデジタルへの移行を後押しし、柔軟かつ高品質な生産を実現する。同機は、最大20平米/時の印刷速度により、大量生産にも対応する。3基のインクジェットヘッドRICOH MH5441(カラー×2、ホワイト×1)を搭載し、最大1,200dpiの解像度で鮮明な印刷が可能。最大1,300mm幅のフィルムロールに対応し、多様なサイズの印刷に柔軟に対応する。
安全・環境対応では、繊維製品の安全を保障する国際的安全規格「OEKO-TEX」取得に必須であるECO PASSPORT認証を取得。さらにGOTS(Global Organic Textile Standard)認証も取得している。素材は、ポリエステル、ナイロン、レザー、コットン、混紡素材など、幅広い素材に転写可能。
DTF方式の印刷に必要なシェイカー、フィルム、パウダーなどは、松井色素化学工業所が開発・供給を担当し、RICOH Pro D1600と組み合わせてDTFシステムソリューションとしてのインテグレーションを行っていく。
また、RICOH Pro D1600専用のDTF用シェイカーシステムに加え、幅1,200mmに対応するカッターシステムも同時に発売され、印刷から乾燥、フィルムのカットまで対応するソリューションとして展開される。
なお、リコージャパン(株)では、同製品の取り扱いの予定はないとのこと。
最新ニュース
SCREEN、京都芸大・月桂冠と産学連携 - 学生デザインラベルの日本酒商品化
2025年10月8日
京都市立芸術大学(以下「京都芸大」)、月桂冠(株)、(株)SCREENグラフィックソリューションズ(以下「SCREEN」)の3者は、産学連携による共同プロジェクトを実施し、京都芸大・...全文を読む
ミマキ、OGBS2025で昇華転写用IJプリンタ「TS200」を国内初披露
2025年10月2日
(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は、9月30日と10月1日に東京・池袋のサンシャインシティにおいて開催されたオーダーグッズビジネスショー(OGBS)2...全文を読む
swissQprint Japan、VIPオープンハウスウィーク-10月28日〜31日
2025年10月1日
swissQprint Japan(株)(本社/横浜市港北区新横浜3-2-6、アドリアーノ・グット社長)は、顧客の要望に応え、最新世代のフラットベッドプリンタを紹介するオープンハウス...全文を読む
swissQprintスペイン、バルセロナ市内のより広い施設へ移転
2025年10月1日
swissQprintスペインは7年間の堅調な成長を経て、顧客へのサービス向上とチームに必要なスペースの確保のため、バルセロナ市内のより広い施設に移転した。 新しい施設は2階建てで...全文を読む
ミマキ、使いやすさと表現力を両立した昇華転写用IJプリンタ発表
2025年9月30日
(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は、昇華転写用インクジェットプリンタ「TS200-1600(以下「TS200」)」を発表し、9月23日からイギリス・バ...全文を読む
新着トピックス
樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
2025年10月8日ケーススタディ
「刷り技術集団」として下請けに徹する(有)樋口印刷所(大阪市東住吉区桑津、樋口裕規社長)は、コロナ禍にあった2021年12月、富士フイルムの商業印刷向け枚葉インクジェットデジタルプレ...全文を読む
ダイコウラベル、新市場への進出に貢献〜デジタルの強みで顧客メリットを創出
2025年10月7日ケーススタディ
化粧品・コスメパッケージ印刷サービスを得意とする大光印刷(株)(京都府京都市、中村一紀社長)のグループ会社として化粧品・医療品業界向けラベルの製造・販売を担っている(株)ダイコウラベ...全文を読む
2025年10月1日製品・テクノロジー
産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は今年4月、同社初のUV-DTF(UV硬化式...全文を読む
リコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始
2025年8月7日ニュース
(株)リコー(大山晃社長)は、産業用テキスタイル印刷市場向けに、高生産性を実現する広幅対応Direct To Film(DTF)プリンター「RICOH Pro D1600」について、今秋に予定している日本国内での発売に向け、同システムに必要な周辺機器とのインテグレーションを行う(株)松井色素化学工業所(中島博史社長)への供給を開始する。

DTF方式は、フィルムにインクジェットで印刷した後、ホットメルトと呼ばれるパウダーを塗布することで、さまざまな素材に転写可能な転写フィルムを作成する印刷手法。綿、ポリエステル、混紡生地など多様な生地に対応できる点が特徴で、また、従来のスクリーン印刷方式に比べて製版工程が不要なため、小ロット・多品種生産や短納期といったニーズにも柔軟に対応でき、テキスタイル業界で急速に注目を集めている。
RICOH Pro D1600は、スクリーン印刷事業者や中〜大規模のテキスタイル印刷事業者におけるアナログからデジタルへの移行を後押しし、柔軟かつ高品質な生産を実現する。同機は、最大20平米/時の印刷速度により、大量生産にも対応する。3基のインクジェットヘッドRICOH MH5441(カラー×2、ホワイト×1)を搭載し、最大1,200dpiの解像度で鮮明な印刷が可能。最大1,300mm幅のフィルムロールに対応し、多様なサイズの印刷に柔軟に対応する。
安全・環境対応では、繊維製品の安全を保障する国際的安全規格「OEKO-TEX」取得に必須であるECO PASSPORT認証を取得。さらにGOTS(Global Organic Textile Standard)認証も取得している。素材は、ポリエステル、ナイロン、レザー、コットン、混紡素材など、幅広い素材に転写可能。
DTF方式の印刷に必要なシェイカー、フィルム、パウダーなどは、松井色素化学工業所が開発・供給を担当し、RICOH Pro D1600と組み合わせてDTFシステムソリューションとしてのインテグレーションを行っていく。
また、RICOH Pro D1600専用のDTF用シェイカーシステムに加え、幅1,200mmに対応するカッターシステムも同時に発売され、印刷から乾燥、フィルムのカットまで対応するソリューションとして展開される。
なお、リコージャパン(株)では、同製品の取り扱いの予定はないとのこと。
新着ニュース
-
SCREEN、京都芸大・月桂冠と産学連携 - 学生デザインラベルの日本酒商品化
2025年10月8日 ニュース
-
ミマキ、OGBS2025で昇華転写用IJプリンタ「TS200」を国内初披露
2025年10月2日 ニュース
-
swissQprint Japan、VIPオープンハウスウィーク-10月28日〜31日
2025年10月1日 ニュース
-
swissQprintスペイン、バルセロナ市内のより広い施設へ移転
2025年10月1日 ニュース
-
ミマキ、使いやすさと表現力を両立した昇華転写用IJプリンタ発表
2025年9月30日 ニュース
新着トピックス
SNSランキング
- 63shares講談社、フルデジタル書籍生産システムが新たな領域に
- 50sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 44shares富士フイルムBI、デジタル印刷ワークフローソフトウェアが「IDEA」ファイナリストに
- 40shares樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
- 38shares門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
- 38sharesコニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
- 37sharesSCREEN GAとSCREEN GPJ、「パッケージに彩りを」テーマに「JAPAN PACK 2025」に出展
- 35sharesSCREEN、インクジェット技術を核とした未来のオープンイノベーション拠点開設
- 30sharesコニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売
- 28sharesパラシュート、Webプラットフォームをベースとした販促資材管理サービスの提供開始










