(株)ミヤコシ(本社/千葉県習志野市、宮腰亨社長)は昨年12月10日・11日の両日、(株)宮腰デジタルシステムズ(秋田県横手市)において、「バリアブル加工機内覧会」を開催し、会期2日間で約100名が来場した。
今回、公開されたバリアブル加工機「VPR20A」は、オフセット輪転機製造で培った高速用紙搬送技術や加工技術を活用した高性能加工機。デジタル印刷機などで印刷されたデータマトリックス(二次元バーコード)に埋め込まれた様々な加工パターンをリーダーで読み取り、その加工パターン情報に応じて各加工ユニットがバリアブル制御によって1部ごとにセット替えを実行して連続処理をする。これによりページごとに異なるパンチ加工や縦横のミシン加工、折り加工などを連続で自動処理することができる。
また、ジョブチェンジのためにシリンダーが入った大きなカセットをサイズごとに用意しているので、カセットなどの重量物交換を行うことなく作業を行うことが可能。さらにはミシン位置の設定も自動なのでその手間と時間も大幅に省くことができる。
同社では、輪転方式のインクジェットプリンターの後加工フィニッシャーとして、大判のダイレクトメールや納付書、クーポンや商品券などのデジタル印刷アプリケーションへの応用を想定している。
今回の展示モデルは、給紙部、ランダムファイルパンチ加工部、ランダム縦ミシン部、ランダム横ミシン部、折部、巻取部の各ユニットで構成されている。
最大用紙幅は、520.7mm、最大加工幅は、508mm。機械最高速度は毎分50mだが、同社では現在、加工速度を毎分100mに高めたモデルの開発を行っている。
また、同内覧会では、フルカラー水性インクジェットプリンター「MJP20AXW」とラベル用インクジェットプリンター「MJP13LXV」のインクジェットプリンター2機種と、枚葉角底製袋機「SB35」も公開された。
フルカラー水性インクジェットプリンター「MJP20AXW」は、業界最高クラスとなる1,200×1,200dpiの画質で毎分200mの超高速印刷を実現。印刷品質と用紙適応性を引き上げるインラインコーターを搭載し、幅広いメディアに対応する。
高濃度かつ低コストの水性顔料インクの採用により高品質の書籍、雑誌、商業印刷、ダイレクトマーケティング製品のための最適なデジタル印刷ソリューションを提案する。バリアブル加工機「VPR20A」の加工実演では、「MJP20AXW」でプレプリントされた用紙を使用している。
ラベル用インクジェットプリンター「MJP13LXV」は、全長4mの省スペース設計でありながら、少量多品種ラベル印刷に最大の生産性と効果を発揮する。CMYKの4色のほか、特色として白の2度刷り(オプション)ができるので、ラベルメディアだけでなく、透明フィルムへの印刷も可能となっている。さらに低臭のLED-UVインクと窒素パージによる臭気制御で食品系のアプリケーションにも対応できる。印刷速度は、50m/min(1,200dpi×1,200dpi)。
枚葉角底製袋機「SB35」は、事前にプリントされた枚葉紙を洋品袋やショッピングバッグなどの形状にチューブ成形して製袋まで一貫加工できる。高精度のシート搬送システムにより、薄紙や高速域でも損紙の少ない安定走行・生産を実現する。
新着トピックス
-
ケーススタディ リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
-
製品・テクノロジー コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
大村印刷、特殊トナーと用紙対応力で小ロット・高付加価値ニーズに対応
2025年5月8日ケーススタディ
山口県を拠点に、印刷を中心とした情報ソリューション事業を展開する大村印刷(株)(本社/山口県防府市西仁井令1-21-55、河内和明社長)は2022年2月、富士フイルムのプロダクション...全文を読む
ディーエムソリューションズ、最高毎時4万5,000通を達成[KODAK PROSPER S5導入事例]
2025年3月25日ケーススタディ
ディーエムソリューションズ(株)(本社/東京都武蔵野市御殿山1-1-3 クリスタルパークビル2F、花矢卓司社長)は、KODAK PROSPER S5インプリンティングシステムを導入後...全文を読む
最新ニュース
パラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始
2025年7月1日
パラシュート(株)(東京都世田谷区、兵藤伊織社長)は2025年7月1日から、SaaSプラットフォームをベースとしたデジタル暗号化技術サービス(DET Service)の提供を開始した...全文を読む
PODi、「Labelexpo Europe 2025」視察ツアーの参加者募集開始
2025年6月25日
(一社)PODi(荒井純一代表理事)は、ラベル・パッケージ業界の世界最大級の展示会「Labelexpo Europe 2025」視察ツアーの参加者募集を開始した。 LABELEXP...全文を読む
コニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売
2025年6月25日
コニカミノルタジャパン(株)(本社/東京都港区、一條啓介社長)は、高画質及び多彩な用紙への対応力と、自動品質最適化ユニットで評価を得ているデジタル印刷システム「AccurioPres...全文を読む
ミヤコシ、デジタル印刷を活かすバリアブル加工機発表
ミシンやパンチなどの多彩な加工を可変処理
2020年1月7日製品・テクノロジー
(株)ミヤコシ(本社/千葉県習志野市、宮腰亨社長)は昨年12月10日・11日の両日、(株)宮腰デジタルシステムズ(秋田県横手市)において、「バリアブル加工機内覧会」を開催し、会期2日間で約100名が来場した。
今回、公開されたバリアブル加工機「VPR20A」は、オフセット輪転機製造で培った高速用紙搬送技術や加工技術を活用した高性能加工機。デジタル印刷機などで印刷されたデータマトリックス(二次元バーコード)に埋め込まれた様々な加工パターンをリーダーで読み取り、その加工パターン情報に応じて各加工ユニットがバリアブル制御によって1部ごとにセット替えを実行して連続処理をする。これによりページごとに異なるパンチ加工や縦横のミシン加工、折り加工などを連続で自動処理することができる。
また、ジョブチェンジのためにシリンダーが入った大きなカセットをサイズごとに用意しているので、カセットなどの重量物交換を行うことなく作業を行うことが可能。さらにはミシン位置の設定も自動なのでその手間と時間も大幅に省くことができる。
同社では、輪転方式のインクジェットプリンターの後加工フィニッシャーとして、大判のダイレクトメールや納付書、クーポンや商品券などのデジタル印刷アプリケーションへの応用を想定している。
今回の展示モデルは、給紙部、ランダムファイルパンチ加工部、ランダム縦ミシン部、ランダム横ミシン部、折部、巻取部の各ユニットで構成されている。
最大用紙幅は、520.7mm、最大加工幅は、508mm。機械最高速度は毎分50mだが、同社では現在、加工速度を毎分100mに高めたモデルの開発を行っている。
また、同内覧会では、フルカラー水性インクジェットプリンター「MJP20AXW」とラベル用インクジェットプリンター「MJP13LXV」のインクジェットプリンター2機種と、枚葉角底製袋機「SB35」も公開された。
フルカラー水性インクジェットプリンター「MJP20AXW」は、業界最高クラスとなる1,200×1,200dpiの画質で毎分200mの超高速印刷を実現。印刷品質と用紙適応性を引き上げるインラインコーターを搭載し、幅広いメディアに対応する。
高濃度かつ低コストの水性顔料インクの採用により高品質の書籍、雑誌、商業印刷、ダイレクトマーケティング製品のための最適なデジタル印刷ソリューションを提案する。バリアブル加工機「VPR20A」の加工実演では、「MJP20AXW」でプレプリントされた用紙を使用している。
ラベル用インクジェットプリンター「MJP13LXV」は、全長4mの省スペース設計でありながら、少量多品種ラベル印刷に最大の生産性と効果を発揮する。CMYKの4色のほか、特色として白の2度刷り(オプション)ができるので、ラベルメディアだけでなく、透明フィルムへの印刷も可能となっている。さらに低臭のLED-UVインクと窒素パージによる臭気制御で食品系のアプリケーションにも対応できる。印刷速度は、50m/min(1,200dpi×1,200dpi)。
枚葉角底製袋機「SB35」は、事前にプリントされた枚葉紙を洋品袋やショッピングバッグなどの形状にチューブ成形して製袋まで一貫加工できる。高精度のシート搬送システムにより、薄紙や高速域でも損紙の少ない安定走行・生産を実現する。
新着トピックス
-
リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
2025年6月27日 ケーススタディ
-
コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
2025年6月4日 製品・テクノロジー
-
大村印刷、特殊トナーと用紙対応力で小ロット・高付加価値ニーズに対応
2025年5月8日 ケーススタディ
-
ディーエムソリューションズ、最高毎時4万5,000通を達成[KODAK PROSPER S5導入事例]
2025年3月25日 ケーススタディ
-
FFGS、新Revoria Press登場で、柔軟な「最適生産」可能に
2025年3月25日 スペシャリスト
新着ニュース
-
パラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始
2025年7月1日 ニュース
-
PODi、「Labelexpo Europe 2025」視察ツアーの参加者募集開始
2025年6月25日 ニュース
-
コニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売
2025年6月25日 ニュース
-
エプソン、立体物への直接印刷を可能にする「Direct to Shape Printing System」発表
2025年6月25日 ニュース
-
パラシュート、次世代型MIS「PNS」にメーカーワークフローソフトウェア連携機能を追加
2025年6月11日 ニュース
SNSランキング
- 63sharesミマキ、330シリーズとエコ溶剤インクが3M MCS保証認定
- 43sharesパラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始
- 41sharesローランドDG、UVプリンターが紙器パッケージ製作に対応
- 39sharesSCREEN、Hunkeler Innovationdaysでインクジェットと後加工機の連携披露
- 38sharesKOMORI、241名が来場した新春特別内覧会のデモ動画(Impremia IS29s」公開
- 36sharesエプソン、使いやすさと安定稼働を両立したエプソン初のDTF専用プリンター発売
- 29sharesKOMORI、インクジェット印刷機とデジタル加飾機の連携披露
- 27shares日印機工とプリデジ協、IGAS2027の日程決定-2027年8月に東京ビッグサイトで開催
- 27sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 26sharesエプソン、立体物への直接印刷を可能にする「Direct to Shape Printing System」発表
おすすめコンテンツ
コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
富士フイルム、TOKYO PACKでブランドオーナーにデジタル印刷活用促す
価値協創で新たな潮流|エイエイピー、Jet Press 750Sが新たなステージへ