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兵田印刷工芸、大学内「次世代型新食堂」の注文アプリ開発

キャッシュレス決済可能〜新たな印刷需要喚起も視野に

2019年12月13日ケーススタディ

 「マーケティング×デジタル×紙」をキーワードにクロスメディアを展開する兵田印刷工芸(株)(兵庫県西宮市笠屋町3-16、兵田好雄社長)はこのほど、某有名大学内の「次世代型新食堂」で運用されるオーダー&キャッシュレス決済アプリを開発した。同アプリは、食事メニューのカスタマイズや事前予約、時間指定受け取りが可能で、オーダー時にアプリ内でキャッシュレス決済まで可能だ。兵田社長は、アプリの汎用化による水平展開に加え、新たな印刷需要創出のトリガーとしての活用も視野に入れている。


 「先進技術への積極投資」という企業ポリシーのもと、デジタル武装を推し進めてきた同社では、2014年から「デジタル印刷会社化構想」をスタートさせ、昨年9月、富士フイルムの商業印刷向け枚葉インクジェットデジタルプレス「Jet Press 720S」導入をきっかけに、オフセット印刷部門を撤廃。「完全デジタル印刷会社」へと変貌を遂げることで「印刷ビジネスにおける新たな概念の創造」に乗り出している。

 「完全デジタル印刷会社だからできること」を追求していく中で、当然ながらマーケティングやクロスメディアといった分野で着実に実績を重ねてきた同社の兵田社長は、「今後印刷業は、『デジタルコンテンツ』という新たな利益創出のブラックボックスを作り上げていく必要がある」と指摘している。そして、同社のその取り組みが大きく開花した「大学食堂のオーダー&キャッシュレス決済アプリ」の開発が大きな話題となっている。

 先進的な取り組みで知られるこの大学では、2014年から進めるキャンパスの大規模整備の一環として今年9月、スマートフォンからオーダーできる「次世代型新食堂」をオープン。そのアプリ開発を手掛けたのが兵田印刷工芸だ。米国スポーツ用品メーカーの日本総代理店と大学のコラボレーションにより、日本の大学で初めてプロテイン入りのメニューなどを提供する学食と、大学発の食材を使ったメニューなどを提供する学食の2つの新しい食堂で9月のオープンから運用が開始されている。

大学の次世代型新食堂

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 「マーケティング×デジタル×紙」をキーワードにクロスメディアを展開する兵田印刷工芸(株)(兵庫県西宮市笠屋町3-16、兵田好雄社長)はこのほど、某有名大学内の「次世代型新食堂」で運用されるオーダー&キャッシュレス決済アプリを開発した。同アプリは、食事メニューのカスタマイズや事前予約、時間指定受け取りが可能で、オーダー時にアプリ内でキャッシュレス決済まで可能だ。兵田社長は、アプリの汎用化による水平展開に加え、新たな印刷需要創出のトリガーとしての活用も視野に入れている。


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 「完全デジタル印刷会社だからできること」を追求していく中で、当然ながらマーケティングやクロスメディアといった分野で着実に実績を重ねてきた同社の兵田社長は、「今後印刷業は、『デジタルコンテンツ』という新たな利益創出のブラックボックスを作り上げていく必要がある」と指摘している。そして、同社のその取り組みが大きく開花した「大学食堂のオーダー&キャッシュレス決済アプリ」の開発が大きな話題となっている。

 先進的な取り組みで知られるこの大学では、2014年から進めるキャンパスの大規模整備の一環として今年9月、スマートフォンからオーダーできる「次世代型新食堂」をオープン。そのアプリ開発を手掛けたのが兵田印刷工芸だ。米国スポーツ用品メーカーの日本総代理店と大学のコラボレーションにより、日本の大学で初めてプロテイン入りのメニューなどを提供する学食と、大学発の食材を使ったメニューなどを提供する学食の2つの新しい食堂で9月のオープンから運用が開始されている。

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