キーワードで検索

コニカミノルタジャパン、美術作品の印刷にAccurioJET KM-1が採用

日本写真印刷コミュニケーションズが「松方コレクション全作品」を制作

2018年7月20日ニュース

 コニカミノルタジャパン(株)(本社/東京都港区、原口淳社長)が販売する29インチ枚葉UV インクジェット印刷機「AccurioJET KM-1」が、このほど国立西洋美術館が執筆・編集し、7月17日に発売された「松方コレクション西洋美術全作品第1 巻絵画」(以下、『松方コレクション全作品』)の印刷機として採用された。制作を担当したのは、「AccurioJET KM-1」を導入している日本写真印刷コミュニケーションズ(株)。

 日本写真印刷コミュニケーションズでは、貴重な文化財を次代に伝え活用するためのソリューション「文化財アートソリューション」において、これまでも「AccurioJET KM-1」を活用してきたが、今回も同ソリューションを通じて「松方コレクション全作品」を提供している。

 日本写真印刷コミュニケーションズが提供する「文化財アートソリューション事業」は、美術館・博物館向けに「ワンストップでソリューション提供」をコンセプトとし、美術館・博物館向け収蔵作品管理システム「Artize MA」、自動組版システム、高品質カラーデジタル印刷システム「NDP(Nissha Digital Printing)」の3つのプロセスからなるトータルソリューション。

 戦前、川崎造船所の社長をつとめた松方幸次郎は、第一次世界大戦中のヨーロッパで10,000点にもおよぶ膨大なコレクションを収集。この内、第二次大戦中パリに残されていた約400点の作品は、戦後わが国がサンフランシスコ講和条約を経て、国際社会に復帰する際にフランスから寄贈返還され、これを展示する施設として国立西洋美術館が設立された。

 今回、刊行される「松方コレクション全作品」は、作品の収集を開始した1916年から100周年を迎えたことを契機に、わが国に西洋美術が紹介された歴史の解明と、松方幸次郎の顕彰を目的に、学術的観点からそのコレクションの全貌を明らかにするもの。

 なお、今回、制作された「松方コレクション全作品」は、7月26日から開催される「IGAS2018」のコニカミノルタジャパンブース(東2ホール、2-2)に展示される。

最新ニュース

dp_epson_ep_101_20250807_tn.jpg

エプソン、世界最少の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が「機械遺産」に選定

2025年8月7日

 セイコーエプソン(株)がエプソンミュージアム諏訪(長野県諏訪市)に所蔵している、1968年より発売した世界最小(同社調べ(当時))の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が、(一...全文を読む

dp_ricoh_pro_d1600_20250801_tn.jpg

リコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始

2025年8月7日

 (株)リコー(大山晃社長)は、産業用テキスタイル印刷市場向けに、高生産性を実現する広幅対応Direct To Film(DTF)プリンター「RICOH Pro D1600」について、...全文を読む

dp_orobe_20250729_tn.jpg

コニカミノルタ、反応染料用インライン前処理インク「O'ROBE」の提供開始

2025年7月29日

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長、以下、コニカミノルタ)は、インクジェットテキスタイルプリンター「Nassenger(ナッセンジャー)」シリーズ用インクとして...全文を読む

komori_landa_20250711_tn.jpg

KOMORI、Landa社の債務調整手続申請を受けその対応を報告

2025年7月14日

 (株)小森コーポレーション(東京都墨田区、持田訓社長、以下「KOMORI」)は7月11日、KOMORIの取引先であるイスラエルのLanda Corporation Ltd.(以下、「...全文を読む

parachute_dijital_20250630_tn.jpg

パラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始

2025年7月1日

 パラシュート(株)(東京都世田谷区、兵藤伊織社長)は2025年7月1日から、SaaSプラットフォームをベースとしたデジタル暗号化技術サービス(DET Service)の提供を開始した...全文を読む

新着トピックス

monna_pc1120_tn.jpg

門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]

2025年8月8日ケーススタディ

 大阪を拠点に多種多様なシール・ラベルの製造を手がける門那シーリング印刷(株)(本社/大阪市西淀川区大野3-7-18門那宏徳社長)は、2023年9月に富士フイルムのプロダクションプリン...全文を読む

hp_ozaki_oguti_oosuga_sibata_20250730_tn.jpg

尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]

2025年8月4日ケーススタディ

 衣類などへの転写プリントに使用する熱転写シートの製造・販売を手掛ける(株)尾崎スクリーン(本社/香川県坂出市、瀧本悠子社長)は、「HP Indigo 7K デジタル印刷機」を活用した...全文を読む

リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]

2025年6月27日ケーススタディ

 「アイデア什器」の(株)リンクス(本社/岐阜県関市倉知2639-1、吉田哲也社長)は昨年11月、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(厚紙仕様)...全文を読む

コニカミノルタジャパン、美術作品の印刷にAccurioJET KM-1が採用

日本写真印刷コミュニケーションズが「松方コレクション全作品」を制作

2018年7月20日ニュース

  • twitter
  • facebook
  • line
  • 29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJET KM-1」29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJET KM-1」

 コニカミノルタジャパン(株)(本社/東京都港区、原口淳社長)が販売する29インチ枚葉UV インクジェット印刷機「AccurioJET KM-1」が、このほど国立西洋美術館が執筆・編集し、7月17日に発売された「松方コレクション西洋美術全作品第1 巻絵画」(以下、『松方コレクション全作品』)の印刷機として採用された。制作を担当したのは、「AccurioJET KM-1」を導入している日本写真印刷コミュニケーションズ(株)。

 日本写真印刷コミュニケーションズでは、貴重な文化財を次代に伝え活用するためのソリューション「文化財アートソリューション」において、これまでも「AccurioJET KM-1」を活用してきたが、今回も同ソリューションを通じて「松方コレクション全作品」を提供している。

 日本写真印刷コミュニケーションズが提供する「文化財アートソリューション事業」は、美術館・博物館向けに「ワンストップでソリューション提供」をコンセプトとし、美術館・博物館向け収蔵作品管理システム「Artize MA」、自動組版システム、高品質カラーデジタル印刷システム「NDP(Nissha Digital Printing)」の3つのプロセスからなるトータルソリューション。

 戦前、川崎造船所の社長をつとめた松方幸次郎は、第一次世界大戦中のヨーロッパで10,000点にもおよぶ膨大なコレクションを収集。この内、第二次大戦中パリに残されていた約400点の作品は、戦後わが国がサンフランシスコ講和条約を経て、国際社会に復帰する際にフランスから寄贈返還され、これを展示する施設として国立西洋美術館が設立された。

 今回、刊行される「松方コレクション全作品」は、作品の収集を開始した1916年から100周年を迎えたことを契機に、わが国に西洋美術が紹介された歴史の解明と、松方幸次郎の顕彰を目的に、学術的観点からそのコレクションの全貌を明らかにするもの。

 なお、今回、制作された「松方コレクション全作品」は、7月26日から開催される「IGAS2018」のコニカミノルタジャパンブース(東2ホール、2-2)に展示される。

新着ニュース

新着トピックス

PAGE TOP