キーワードで検索

セイコーエプソン、PrecisionCoreプリントヘッド搭載の「R&D用インクジェット装置」開発

2019年10月3日ニュース

 セイコーエプソン(株)(碓井稔社長)は、このほどPrecisionCoreプリントヘッドを搭載した「R&D用インクジェット装置」を開発した。同製品は、インクジェット技術の応用に関する研究開発を促進し、インクジェット技術の新たな用途を拡大することを目的に開発したもの。インクジェット技術を用いた生産プロセスの革新やインクジェットに適合した新素材の開発などに取り組む企業・研究機関向けに、2020年3月から日本国内での販売を開始する予定。
R&D用インクジェット装置
 同社は、長期ビジョン「Epson 25」の第2期中期経営計画において、基本方針のひとつとして「資産の最大活用と協業・オープンイノベーションによる成長加速」を掲げており、とくに、インクジェットイノベーションにおいては、PrecisionCoreを中心としたコアデバイスを用いたインクジェットヘッド外販ビジネスとオープンイノベーションの強化を目指している。

 今回の「R&D用インクジェット装置」の開発は、この方針に基づく、インクジェット技術を軸としたオープンイノベーションの取り組みの1つとなる。

 「R&D用インクジェット装置」は、従来の社内装置と比較して大幅に省スペース化しながら、顧客の使いやすさを高めており、インクの噴射性能評価から任意の素材を用いた試作まで行うことができる。また、商品化後も、導入した顧客ニーズに応じて継続的に機能を拡充し、オプションとして提供する予定。

 さらに、この「R&D用インクジェット装置」には、高精度で耐久性に優れた最先端のインクジェットプリントヘッド「PrecisionCoreプリントヘッド」を搭載している。同プリントヘットは、最小単位であるプリントチップを組み合わせることで、多様なヘッド構成に対応できる拡張性も有しているため、「R&D用インクジェット装置」を用いた研究開発を通じてインクジェット技術の新たな用途が確立された際には、同品質のプリントヘッドを実用に適した構成で供給することも可能となっている。

最新ニュース

kyocera_drupa24_taskalfa_pro_55000c_dp_tn.jpg

京セラ、コート紙への印刷可能〜商業用インクジェットプリンター新製品展示

2024年4月17日

 京セラドキュメントソリューションズ(株)(安藤博教社長)は、「drupa2024」に出展し、「Small footprint,big potential」をコンセプトに、商業用・産業...全文を読む

morisawa_variablefonts_dp_tn.jpg

モリサワ、初の和文バリアブルフォント「DriveFlux」発表

2024年4月17日

 (株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、2024年度の新書体として、同社初となる和文バリアブルフォント「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」を開発中であることを発表した。  「...全文を読む

dp_fb_samba_20240416_tn.jpg

富士フイルムBI、高精細な画質と高速印刷を両立するプリントヘッドの駆動技術を新開発

2024年4月16日

 富士フイルムビジネスイノベーション(株)(本社/東京都港区、浜直樹社長・CEO)は、商業印刷用の高速ロール紙カラーインクジェットプリンター向けに、1,200×1,200dpiの解像度...全文を読む

fujifilm_drupa2024_jet-press-1160cfg_dp_tn.jpg

富士フイルム、drupa2024で商印向け連帳IJプリンター「Jet Press 1160CFG」公開

2024年4月4日

富士フイルムグループは、drupa2024 において世界展開する商業印刷向け連帳インクジェットプリンター「Jet Press 1160CFG」を初出展する。  同社は、1970年代後半...全文を読む

fujifilm_drupa2024_revoria-press-gc12500_dp_tn.jpg

富士フイルム、世界初の乾式トナーB2枚葉デジタルプレスを欧州初展示

2024年4月4日

  富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)はdrupa2024に出展し、世界初の乾式トナー方式によるB2サイズ枚葉デジタルプレス「Revoria Press GC12500」を欧州...全文を読む

新着トピックス

ffgs_digital24_tn.jpg

FFGS、製造現場の可視化・分析で印刷DXを支援

2024年4月5日マーケティング

 富士フイルムグラフィックソリューションズ(株)(山田周一郎社長、以下「FFGS」)が、印刷DXの支援活動を強化している。同活動は、製造現場を可視化・分析することで課題を抽出し、QCD...全文を読む

osakainsatsu_tec_coater_dp_mini.jpg

テクノロール、純国産機の「安心」提供[A3ノビサイズ枚葉コーター機]

2024年4月4日製品・テクノロジー

 印刷用ゴムロールおよび関連資材メーカーのテクノロール(株)(本社/大阪府和泉市テクノステージ3-4-5、畑中一辰社長)が開発したA3ノビサイズ対応の枚葉コーター機「TEC COATE...全文を読む

kodak_mercury_prosper7000.jpg

コダックジャパン、頁物印刷とパーソナライズDMの市場開拓へ

2024年4月3日スペシャリスト

 コダックジャパンは、日本市場において「効率性」にフォーカスした「頁物印刷」と、郵便料金改定とSDGsを起点とした「パーソナライズDM」という2つの市場に向けたインクジェットプリンティ...全文を読む

セイコーエプソン、PrecisionCoreプリントヘッド搭載の「R&D用インクジェット装置」開発

2019年10月3日ニュース

  • twitter
  • facebook
  • line

 セイコーエプソン(株)(碓井稔社長)は、このほどPrecisionCoreプリントヘッドを搭載した「R&D用インクジェット装置」を開発した。同製品は、インクジェット技術の応用に関する研究開発を促進し、インクジェット技術の新たな用途を拡大することを目的に開発したもの。インクジェット技術を用いた生産プロセスの革新やインクジェットに適合した新素材の開発などに取り組む企業・研究機関向けに、2020年3月から日本国内での販売を開始する予定。
R&D用インクジェット装置
 同社は、長期ビジョン「Epson 25」の第2期中期経営計画において、基本方針のひとつとして「資産の最大活用と協業・オープンイノベーションによる成長加速」を掲げており、とくに、インクジェットイノベーションにおいては、PrecisionCoreを中心としたコアデバイスを用いたインクジェットヘッド外販ビジネスとオープンイノベーションの強化を目指している。

 今回の「R&D用インクジェット装置」の開発は、この方針に基づく、インクジェット技術を軸としたオープンイノベーションの取り組みの1つとなる。

 「R&D用インクジェット装置」は、従来の社内装置と比較して大幅に省スペース化しながら、顧客の使いやすさを高めており、インクの噴射性能評価から任意の素材を用いた試作まで行うことができる。また、商品化後も、導入した顧客ニーズに応じて継続的に機能を拡充し、オプションとして提供する予定。

 さらに、この「R&D用インクジェット装置」には、高精度で耐久性に優れた最先端のインクジェットプリントヘッド「PrecisionCoreプリントヘッド」を搭載している。同プリントヘットは、最小単位であるプリントチップを組み合わせることで、多様なヘッド構成に対応できる拡張性も有しているため、「R&D用インクジェット装置」を用いた研究開発を通じてインクジェット技術の新たな用途が確立された際には、同品質のプリントヘッドを実用に適した構成で供給することも可能となっている。

新着ニュース

新着トピックス

PAGE TOP