キーワードで検索

  • トップ>
  • ニュース>
  • コニカミノルタ、初のヘビープロダクションプリント機でハイボリューム...

コニカミノルタ、初のヘビープロダクションプリント機でハイボリューム領域へ進出

印刷工程の自動化でオペレーションを効率化させる最上位モデル発売

2020年6月12日ニュース

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、山名昌衛社長)は、デジタル印刷システムのカラー最上位機種「AccurioPress(アキュリオ プレス)C14000」と「AccurioPress C12000」(2機種合わせて、以下「AccurioPress C14000シリーズ」)を2020年6月17日に発売する。

 「AccurioPress C14000シリーズ」は、同社初のヘビープロダクションプリント(HPP)機で、同機の投入によりハイボリューム領域へ進出するとともに、プロダクションプリント市場へ提供する価値を拡大することでデジタル印刷業界の発展に貢献していく。
AccurioPress C14000
 「AccurioPress C14000シリーズ」は、出力解像度2,400dpiで毎分A4サイズ140ページ、A3サイズ80ページという高速出力と、他社に先駆けた出力調整や紙面検査の自動化技術、最適な印刷設定を推奨するメディアセンサーにより、ハイボリューム領域でも他に例を見ないオペレーションの効率化を実現。これにより、印刷現場におけるタイムロスを最小化させるだけでなく、オペレーターの専門スキルを不要とし、印刷事業者が採用できる人材の幅を広げる。

 さらに今回、オペレーション効率化のために3つの最新テクノロジーを⾃動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ-501)」に融合させ、印刷オペレーションを簡便化している。

 テクノロジーの1つめは、「インラインメディアセンサーシステム」で、これはオペレーターが印刷に使⽤する⽤紙を設定したい場合に、紙を1枚通すことにより⾃動的に⽤紙の重さと種類を判定するシステム。メディアセンサーが⽤紙の特徴を読み取り、AIにより⽤紙の厚みと種類の⾃動判定を⾏うことで、⽤紙設定の候補を表⽰する。また、標準搭載された約300種類の⽤紙プロファイルから候補を提案し、最適な設定を選択する機能も備えており、簡単に⾼品質な印刷物を作成できる。これらの機能によって操作が簡単になり、設定時間が短縮されるだけでなく、新⼈オペレーターへの専⾨的なトレーニングも不要となる。

 2つめは、紙⾯検査システム。同機能では、汚れやスジ、さらにバリアブルデータ印刷での不整合といった不適合品をインラインで⾃動検出して排出するだけでなく、不適合品が発⽣した場合のリカバリー印刷まで実⾏してくれる。これにより、検品作業の負荷を低減、⽣産性向上に貢献する。また、新規カラーマネジメントシステム「AccurioPro ColorManager」との連携により⾊調整・管理も簡易な操作で⾏うことができる。

 3つめとして、業界初となる「インライントリマーシステム(TU-510)」を開発し、4⽅断裁、名刺やカードの複数カッティング処理、折り⽬などのインライン処理を実現した。これにより、名刺、カード、チケット、両⾯パンフレット、フルブリードポスターなどの後加⼯がインラインかつワンパス⾃動処理で可能となり、従来のオフラインの後加⼯機によるマニュアル作業と⽐較して、⼤幅な時間削減を実現する。
多彩な後加工もインラインかつワンパス自動処理
 加えてエンボス紙など幅広いメディアへの対応力を向上させ、名刺や招待状などの印刷において要求される高い質感や表現力の拡大を実現。さらに、長尺紙への自動両面印刷が従来機種よりも18%長い900mmまで可能となり、観音開きになっているA4サイズのパンフレットの印刷と折りも、ワンパスで効率的に行うことができる。

 また、同社では発売に先駆け、6月9日から7月8日まで、新製品発表特設サイトを公開する。さらに昨今の社会状況を鑑み、また、より広く遠隔地の顧客にも参加してもらいたいとの想いから、今回はリアルイベントに代えて、オンラインによる新製品発表会を行う予定。

最新ニュース

dp_indigo5000_pwwp490m_hd_tn.jpg

日本HP、KADOKAWA「出版製造流通DXプロジェクト」を支援

2025年1月21日

 (株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)は1月16日、(株)KADOKAWA(本社/東京都千代田区、夏野剛社長・CEO)の運営する埼玉県所沢市の大型文化複合施設「ところざわサ...全文を読む

truevis_lg_mg_2501_tn.jpg

ローランドDG、UVプリンターが紙器パッケージ製作に対応

2025年1月20日

 ローランド ディー.ジー.(株)は、大判インクジェットプリンターTrueVISシリーズ「LG-640/540/300」と、DGXPRESSシリーズの「UG-642」で使用できる拡張テ...全文を読む

swissQprint、第5世代フラットベッド新モデル-生産性23%向上

2025年1月14日

 swissQprintは、プラットフォームを全面的に刷新し、生産性、精度、アプリケーションの多用途性を新たなレベルへと引き上げたフラットベッド新世代モデルを発表した。新モデルは従来機...全文を読む

dp_epson_ml_8000u_20241220_tn.jpg

エプソン、よりサステナブルなデジタル捺染機Monna Lisa「ML-8000U」発売

2024年12月23日

 エプソン販売(株)は、デジタル捺染機Monna Lisaシリーズの新商品として8ヘッド搭載モデル「ML-8000U」を12月18日より発売を開始した。  Monna Lisa「ML-...全文を読む

dp_versafire_lp_20241218_tn.jpg

ハイデルベルグ社、3,000台目のバーサファイアシステムをドイツユーザーに納入

2024年12月18日

 ハイデルベルグ社(ドイツ)は、ドイツ・バイエルン州オーバーハヒングに拠点を置くシュットナーオフセットドルック社(シュットナードルック社)に販売3,000台目となるバーサファイアデジタ...全文を読む

新着トピックス

大橋課長(左)と佐藤主任

FFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]

2024年12月23日企業・経営

 富士フイルムグラフィックソリューションズ(株)(山田周一郎社長、以下「FFGS」)は今年6月、西麻布にあるショールームをデジタル印刷に特化した「課題解決の検証の場」としてフルリニュー...全文を読む

dp_ipa2024_takeda_ab_20241125_tn.jpg

竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信

2024年12月6日企業・経営

 竹田印刷(株)(本社/愛知県名古屋市)は、アール・ブリュット(障がい者の表現)作家が描いたデザインを用いて制作した印刷物を、2024年度の「Innovation Print Awar...全文を読む

dp_ipa2024_okumura_20241113_tn.jpg

奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞

2024年11月20日企業・経営

 奥村印刷(株)(本社/東京都北区、奥村文泰社長)は、2024年度の「Innovation Print Awards(以下、IPA)」において、「サステナビリティ部門」第1位を獲得した...全文を読む

コニカミノルタ、初のヘビープロダクションプリント機でハイボリューム領域へ進出

印刷工程の自動化でオペレーションを効率化させる最上位モデル発売

2020年6月12日ニュース

  • twitter
  • facebook
  • line

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、山名昌衛社長)は、デジタル印刷システムのカラー最上位機種「AccurioPress(アキュリオ プレス)C14000」と「AccurioPress C12000」(2機種合わせて、以下「AccurioPress C14000シリーズ」)を2020年6月17日に発売する。

 「AccurioPress C14000シリーズ」は、同社初のヘビープロダクションプリント(HPP)機で、同機の投入によりハイボリューム領域へ進出するとともに、プロダクションプリント市場へ提供する価値を拡大することでデジタル印刷業界の発展に貢献していく。
AccurioPress C14000
 「AccurioPress C14000シリーズ」は、出力解像度2,400dpiで毎分A4サイズ140ページ、A3サイズ80ページという高速出力と、他社に先駆けた出力調整や紙面検査の自動化技術、最適な印刷設定を推奨するメディアセンサーにより、ハイボリューム領域でも他に例を見ないオペレーションの効率化を実現。これにより、印刷現場におけるタイムロスを最小化させるだけでなく、オペレーターの専門スキルを不要とし、印刷事業者が採用できる人材の幅を広げる。

 さらに今回、オペレーション効率化のために3つの最新テクノロジーを⾃動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ-501)」に融合させ、印刷オペレーションを簡便化している。

 テクノロジーの1つめは、「インラインメディアセンサーシステム」で、これはオペレーターが印刷に使⽤する⽤紙を設定したい場合に、紙を1枚通すことにより⾃動的に⽤紙の重さと種類を判定するシステム。メディアセンサーが⽤紙の特徴を読み取り、AIにより⽤紙の厚みと種類の⾃動判定を⾏うことで、⽤紙設定の候補を表⽰する。また、標準搭載された約300種類の⽤紙プロファイルから候補を提案し、最適な設定を選択する機能も備えており、簡単に⾼品質な印刷物を作成できる。これらの機能によって操作が簡単になり、設定時間が短縮されるだけでなく、新⼈オペレーターへの専⾨的なトレーニングも不要となる。

 2つめは、紙⾯検査システム。同機能では、汚れやスジ、さらにバリアブルデータ印刷での不整合といった不適合品をインラインで⾃動検出して排出するだけでなく、不適合品が発⽣した場合のリカバリー印刷まで実⾏してくれる。これにより、検品作業の負荷を低減、⽣産性向上に貢献する。また、新規カラーマネジメントシステム「AccurioPro ColorManager」との連携により⾊調整・管理も簡易な操作で⾏うことができる。

 3つめとして、業界初となる「インライントリマーシステム(TU-510)」を開発し、4⽅断裁、名刺やカードの複数カッティング処理、折り⽬などのインライン処理を実現した。これにより、名刺、カード、チケット、両⾯パンフレット、フルブリードポスターなどの後加⼯がインラインかつワンパス⾃動処理で可能となり、従来のオフラインの後加⼯機によるマニュアル作業と⽐較して、⼤幅な時間削減を実現する。
多彩な後加工もインラインかつワンパス自動処理
 加えてエンボス紙など幅広いメディアへの対応力を向上させ、名刺や招待状などの印刷において要求される高い質感や表現力の拡大を実現。さらに、長尺紙への自動両面印刷が従来機種よりも18%長い900mmまで可能となり、観音開きになっているA4サイズのパンフレットの印刷と折りも、ワンパスで効率的に行うことができる。

 また、同社では発売に先駆け、6月9日から7月8日まで、新製品発表特設サイトを公開する。さらに昨今の社会状況を鑑み、また、より広く遠隔地の顧客にも参加してもらいたいとの想いから、今回はリアルイベントに代えて、オンラインによる新製品発表会を行う予定。

新着ニュース

新着トピックス

PAGE TOP