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コニカミノルタ、デジタル加飾技術でパッケージ印刷事業を強化

フランスMGI社に追加出資を実行

2020年10月9日ニュース

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、山名昌衛社長)は、2014年1月に資本・業務提携した、デジタル方式の高付加価値印刷機器メーカーのMGI Digital Technology(フランス 以下MGI社)へ追加出資した。

 コニカミノルタは、現在、パッケージ用厚紙にも印刷可能な29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJet KM-1e」をパッケージ印刷(紙器印刷)市場にも提供している。一方、MGI社は2016年に開催された「drupa2016」において、段ボールにも印刷可能な印刷・加飾・後加工を一貫して行えるシステム「ALPHAJET」の技術展示を行っており、パッケージ印刷業界が求めている、小ロット化、カスタマイズ化の要望に応える高付加価値デジタル印刷ソリューションとしての製品化を目指している。
drupa2016で技術展示された「ALPHAJET」
 コニカミノルタは、パッケージ印刷の現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、グローバルな営業力で蓄積してきた顧客接点を活用して「ALPHAJET」を市場に効果的に投入し、市場への提供価値向上と地位確立に努めていく。さらに、将来的には前工程・印刷・後工程の全工程が自動で最終製品まで完成できる究極のデジタルシステムの提供を目指していく。

 さらにコニカミノルタでは、カラー印刷と加飾印刷に加え、今後はプリンテッドエレクトロニクスやチップレスRFIDといった機能印刷の分野での価値提供も考えており、社会で必要とされる事業展開を検討している。MGI社の子会社であるCERADROP社は、マテリアルサイエンスが進んでいるいくつかの有名大学の機能印刷研究に協力するなど、ラボレベルのプリンテッドエレクトロニクスを完成させており、今回の増資により、両社が今までに蓄積してきた成果のシナジーに加え、機能印刷の早期事業化に向けたマテリアル技術や生産技術の開発を加速していく。

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コニカミノルタ、デジタル加飾技術でパッケージ印刷事業を強化

フランスMGI社に追加出資を実行

2020年10月9日ニュース

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 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、山名昌衛社長)は、2014年1月に資本・業務提携した、デジタル方式の高付加価値印刷機器メーカーのMGI Digital Technology(フランス 以下MGI社)へ追加出資した。

 コニカミノルタは、現在、パッケージ用厚紙にも印刷可能な29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJet KM-1e」をパッケージ印刷(紙器印刷)市場にも提供している。一方、MGI社は2016年に開催された「drupa2016」において、段ボールにも印刷可能な印刷・加飾・後加工を一貫して行えるシステム「ALPHAJET」の技術展示を行っており、パッケージ印刷業界が求めている、小ロット化、カスタマイズ化の要望に応える高付加価値デジタル印刷ソリューションとしての製品化を目指している。
drupa2016で技術展示された「ALPHAJET」
 コニカミノルタは、パッケージ印刷の現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、グローバルな営業力で蓄積してきた顧客接点を活用して「ALPHAJET」を市場に効果的に投入し、市場への提供価値向上と地位確立に努めていく。さらに、将来的には前工程・印刷・後工程の全工程が自動で最終製品まで完成できる究極のデジタルシステムの提供を目指していく。

 さらにコニカミノルタでは、カラー印刷と加飾印刷に加え、今後はプリンテッドエレクトロニクスやチップレスRFIDといった機能印刷の分野での価値提供も考えており、社会で必要とされる事業展開を検討している。MGI社の子会社であるCERADROP社は、マテリアルサイエンスが進んでいるいくつかの有名大学の機能印刷研究に協力するなど、ラボレベルのプリンテッドエレクトロニクスを完成させており、今回の増資により、両社が今までに蓄積してきた成果のシナジーに加え、機能印刷の早期事業化に向けたマテリアル技術や生産技術の開発を加速していく。

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