キーワードで検索

  • トップ>
  • ニュース>
  • パラシュート、無線綴じ製本専用ポリオレフィン糊「PO1.5-A」の...

パラシュート、無線綴じ製本専用ポリオレフィン糊「PO1.5-A」の販売開始

オフセット印刷からデジタル印刷まで幅広く対応

2025年3月5日ニュース

 パラシュート(株)(福岡県福岡市、兵藤伊織社長)は、3月1日から積水フーラー(株)(東京都港区、スコット・パーギャンディー社長)の無線綴じ製本専用ポリオレフィン糊(PO糊)「PO1.5-A」の販売を開始した。
3月1日から販売開始
 製本業界においてスタンダードなEVA糊を使った無線綴じ製本だが、他社と差別化するためには、PUR糊を使った無線綴じ製本しかないのが現状である。しかし、PUR無線綴じ製本は、高額な設備投資に対して歩留まりが悪く、製本後に6時間程度乾燥時間が必要なことを考えると、PUR無線綴じを運用して利益にするには高いハードルがあった。

 そこで同社は、北米でスタンダードなフーラー社が販売しているPO糊に着目。PO糊は、EVA糊の設備で製本することが可能で接着強度については、EVA糊より大幅に強くなるため、製本した本を大幅に開くことが可能。これにより、現在使用している製本設備で顧客にさらなる付加価値を提供することができる。
比較図
 さらにEVA糊より糸曳きの軽減が見込めるため機械内部を汚すことが少なくなるため、機械止めた清掃が減ることにより、無線綴じ機の稼働率向上にもつながる。また、臭いもEVA糊に比べ抑えているので、オペレータの健康面にも役立ち、最終的に従業員の健康を考える会社(自社ブランディングに寄与)として、さまざまなステークホルダーに認知してもらうことができるようになる。

 同社・兵藤社長は「顧客からの製本品質要望は年々高まってきている。しかし、機械の稼働率、従業員の健康面など印刷製本会社には課題が山ほどある。そこでPO糊を利用してもらうことで、このような様々な課題に対しての打ち手となり、また会社としてブランディング向上の最適な一手だと考えている」と、メリットを強調した上で、PO糊はオフセット印刷からデジタル印刷まで幅広く対応できることから、積極的に販売活動を展開していく。

 なお、同社では、「PO糊特設サイト」を開設し、その機能を紹介している。

最新ニュース

dp_komori_is29s_20250303_tn.jpg

KOMORI、インクジェット印刷機とデジタル加飾機の連携披露

2025年3月3日

 (株)小森コーポレーション(本社/東京都墨田区、持田訓社長)は、2月20・21日の両日、同社・つくばプラント内KGC(茨城県つくば市)において、「KOMORI新春特別内覧会2025」...全文を読む

mimaki_tx330-1800_tn.jpg

ミマキ、オンデマンド捺染は「無水」へ - テキスタイルプリンタ2機種発表

2025年2月27日

 (株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)は、テキスタイル・アパレル市場に向け、水の使用が極めて少なく、多様な生地にプリントできるダイレクト捺染インクジェットプリンタ「Tx330-...全文を読む

varijet106-customer-demo-center_dp_tn.jpg

ケーニヒ&バウアー、独ラーデボイルにVariJET106専用デモサイト開設

2025年2月18日

 ダースト社とケーニヒ&バウアー社が共同開発したパッケージ向けハイブリッド印刷機「VariJET106」の専用ホールがドイツのラーデボイルにオープンした。  この700平方メートルのホ...全文を読む

dp_gremper_ag_Jetfire_50_20250210_tn.jpg

ハイデルベルグ社、グレムパー社(スイス)が「ジェットファイア50」世界第1号機を導入

2025年2月12日

 ハイデルベルグ社(ドイツ)は、デジタル水性インクジェット印刷システム「ジェットファイア50」の世界第1号機をスイスのグレムパー社が導入したことを発表した。  「ジェットファイア50」...全文を読む

dp_tpj520nxad_20250131_tn.jpg

SCREEN GA、高速連帳IJの次世代モデル「Truepress JET 520NX AD」発売

2025年2月3日

 (株)SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GA)はこのほど、高速連帳インクジェットデジタル印刷機「Truepress JET 520NX」の次世代モデルとな...全文を読む

新着トピックス

komatsu_pc1120_tn.jpg

小松写真印刷、3,000通し以下をデジタル印刷に移行 -「品質の制約なし」

2025年3月7日ケーススタディ

 「印刷文化を通じて地域社会に貢献する」─山形県酒田市で120年以上にわたり印刷事業を展開する(株)小松写真印刷(本社/山形県酒田市京田2-59-3、村上慈社長)は2024年3月、富士...全文を読む

大橋課長(左)と佐藤主任

FFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]

2024年12月23日企業・経営

 富士フイルムグラフィックソリューションズ(株)(山田周一郎社長、以下「FFGS」)は今年6月、西麻布にあるショールームをデジタル印刷に特化した「課題解決の検証の場」としてフルリニュー...全文を読む

dp_ipa2024_takeda_ab_20241125_tn.jpg

竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信

2024年12月6日企業・経営

 竹田印刷(株)(本社/愛知県名古屋市)は、アール・ブリュット(障がい者の表現)作家が描いたデザインを用いて制作した印刷物を、2024年度の「Innovation Print Awar...全文を読む

パラシュート、無線綴じ製本専用ポリオレフィン糊「PO1.5-A」の販売開始

オフセット印刷からデジタル印刷まで幅広く対応

2025年3月5日ニュース

  • twitter
  • facebook
  • line

 パラシュート(株)(福岡県福岡市、兵藤伊織社長)は、3月1日から積水フーラー(株)(東京都港区、スコット・パーギャンディー社長)の無線綴じ製本専用ポリオレフィン糊(PO糊)「PO1.5-A」の販売を開始した。
3月1日から販売開始
 製本業界においてスタンダードなEVA糊を使った無線綴じ製本だが、他社と差別化するためには、PUR糊を使った無線綴じ製本しかないのが現状である。しかし、PUR無線綴じ製本は、高額な設備投資に対して歩留まりが悪く、製本後に6時間程度乾燥時間が必要なことを考えると、PUR無線綴じを運用して利益にするには高いハードルがあった。

 そこで同社は、北米でスタンダードなフーラー社が販売しているPO糊に着目。PO糊は、EVA糊の設備で製本することが可能で接着強度については、EVA糊より大幅に強くなるため、製本した本を大幅に開くことが可能。これにより、現在使用している製本設備で顧客にさらなる付加価値を提供することができる。
比較図
 さらにEVA糊より糸曳きの軽減が見込めるため機械内部を汚すことが少なくなるため、機械止めた清掃が減ることにより、無線綴じ機の稼働率向上にもつながる。また、臭いもEVA糊に比べ抑えているので、オペレータの健康面にも役立ち、最終的に従業員の健康を考える会社(自社ブランディングに寄与)として、さまざまなステークホルダーに認知してもらうことができるようになる。

 同社・兵藤社長は「顧客からの製本品質要望は年々高まってきている。しかし、機械の稼働率、従業員の健康面など印刷製本会社には課題が山ほどある。そこでPO糊を利用してもらうことで、このような様々な課題に対しての打ち手となり、また会社としてブランディング向上の最適な一手だと考えている」と、メリットを強調した上で、PO糊はオフセット印刷からデジタル印刷まで幅広く対応できることから、積極的に販売活動を展開していく。

 なお、同社では、「PO糊特設サイト」を開設し、その機能を紹介している。

新着ニュース

新着トピックス

PAGE TOP