パラシュート(株)(福岡県福岡市、兵藤伊織社長)は、3月1日から積水フーラー(株)(東京都港区、スコット・パーギャンディー社長)の無線綴じ製本専用ポリオレフィン糊(PO糊)「PO1.5-A」の販売を開始した。

製本業界においてスタンダードなEVA糊を使った無線綴じ製本だが、他社と差別化するためには、PUR糊を使った無線綴じ製本しかないのが現状である。しかし、PUR無線綴じ製本は、高額な設備投資に対して歩留まりが悪く、製本後に6時間程度乾燥時間が必要なことを考えると、PUR無線綴じを運用して利益にするには高いハードルがあった。
そこで同社は、北米でスタンダードなフーラー社が販売しているPO糊に着目。PO糊は、EVA糊の設備で製本することが可能で接着強度については、EVA糊より大幅に強くなるため、製本した本を大幅に開くことが可能。これにより、現在使用している製本設備で顧客にさらなる付加価値を提供することができる。

さらにEVA糊より糸曳きの軽減が見込めるため機械内部を汚すことが少なくなるため、機械止めた清掃が減ることにより、無線綴じ機の稼働率向上にもつながる。また、臭いもEVA糊に比べ抑えているので、オペレータの健康面にも役立ち、最終的に従業員の健康を考える会社(自社ブランディングに寄与)として、さまざまなステークホルダーに認知してもらうことができるようになる。
同社・兵藤社長は「顧客からの製本品質要望は年々高まってきている。しかし、機械の稼働率、従業員の健康面など印刷製本会社には課題が山ほどある。そこでPO糊を利用してもらうことで、このような様々な課題に対しての打ち手となり、また会社としてブランディング向上の最適な一手だと考えている」と、メリットを強調した上で、PO糊はオフセット印刷からデジタル印刷まで幅広く対応できることから、積極的に販売活動を展開していく。
なお、同社では、「PO糊特設サイト」を開設し、その機能を紹介している。
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製本業界においてスタンダードなEVA糊を使った無線綴じ製本だが、他社と差別化するためには、PUR糊を使った無線綴じ製本しかないのが現状である。しかし、PUR無線綴じ製本は、高額な設備投資に対して歩留まりが悪く、製本後に6時間程度乾燥時間が必要なことを考えると、PUR無線綴じを運用して利益にするには高いハードルがあった。
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