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共進ペイパー&パッケージ、「デジタル印刷で柱を立てる」2020年に通販サービスで売上20億円へ

2018年12月7日ケーススタディ

 そして、そのデジタル印刷としての柱と海外展開の柱を融合させた取り組みとして注目されるのが、「ハコプレ」の海外ローカライズ版のフランチャイズ提供である。昨年に第1弾として韓国企業とのビジネスマッチングが実現したが、「韓国企業の滑り出しは順調に進んでいる。来年にはアジア圏を中心に2〜4社と契約する見込みである。ヨーロッパや北米からの引き合いもあるので、通販サービスの海外展開も進めながら売上拡大に努めていきたい」(鍛治川常務)とのことだ。

通販サービス「ハコプレ」

 一方、デジタル印刷で柱を立てていくための国内戦略として鍛治川常務は、「高付加価値の商品をロットの塊で取ってくるのがデジタル印刷ビジネスの成功パターンであると認識している。そのために必要な投資は今後も積極的に行っていく」としており、来年にはB1機も含めたさらなるデジタル印刷機の増設も検討しているようだ。

 さらに、通販サービスのユーザビリティを向上させる取り組みも進めている。イラストレーターを使えないユーザーでもパッケージデザインを行うことができるデザインツールを「ハコプレ」だけでなく、来年にかけてその他の通販サービスにも展開していく予定だ。

 今年4月には、関東工場向かいに2棟建ての新事務所棟を竣工した。そのうちの1棟は将来的にはショールームとして活用していく考えだという。デジタル印刷を活用した通販サービスを軸に成長を続ける同社の今後に注目したい。

2棟建ての関東工場新事務所棟。将来的にはそのうち1棟の1Fをショールームにする計画

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 そして、そのデジタル印刷としての柱と海外展開の柱を融合させた取り組みとして注目されるのが、「ハコプレ」の海外ローカライズ版のフランチャイズ提供である。昨年に第1弾として韓国企業とのビジネスマッチングが実現したが、「韓国企業の滑り出しは順調に進んでいる。来年にはアジア圏を中心に2〜4社と契約する見込みである。ヨーロッパや北米からの引き合いもあるので、通販サービスの海外展開も進めながら売上拡大に努めていきたい」(鍛治川常務)とのことだ。

通販サービス「ハコプレ」

 一方、デジタル印刷で柱を立てていくための国内戦略として鍛治川常務は、「高付加価値の商品をロットの塊で取ってくるのがデジタル印刷ビジネスの成功パターンであると認識している。そのために必要な投資は今後も積極的に行っていく」としており、来年にはB1機も含めたさらなるデジタル印刷機の増設も検討しているようだ。

 さらに、通販サービスのユーザビリティを向上させる取り組みも進めている。イラストレーターを使えないユーザーでもパッケージデザインを行うことができるデザインツールを「ハコプレ」だけでなく、来年にかけてその他の通販サービスにも展開していく予定だ。

 今年4月には、関東工場向かいに2棟建ての新事務所棟を竣工した。そのうちの1棟は将来的にはショールームとして活用していく考えだという。デジタル印刷を活用した通販サービスを軸に成長を続ける同社の今後に注目したい。

2棟建ての関東工場新事務所棟。将来的にはそのうち1棟の1Fをショールームにする計画

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