キーワードで検索

甲南堂、デジタル加飾で「感動を与える印刷」提供

価格への反映、顧客も納得。営業活動のフックに、社内に「新しい風」

2019年7月31日ケーススタディ

 (株)甲南堂(水落充社長)の「KONANDO Labo」(所在地:兵庫県神戸市中央区港島南町4-7-9)は、B2枚葉UVインクジェット印刷機「Accurio Jet KM-1」ならびにデジタルUVスポットニスコーター「JET vernish 3D」を設備する西日本唯一の印刷研究施設。インクジェットによりニス・箔などを版・型不要で施すことができる自社のデジタル加飾技術を「デコレーションタッチ」として商標登録し、「感動を与える印刷」の研究を進めている。コニカミノルタジャパンとの戦略的提携のもと、世界に先駆けてデジタル加飾技術を追求する同社の取り組みを紹介する。

水落社長(左)と水落常務

 同社は1929年5月に現社長の祖父が創業し、今年で90周年を迎えた老舗の印刷会社。これを機に、今年5月には従来の社名である「甲南堂印刷」から「印刷」の文字を取り、新社名のもと事業展開を進めている。これについて同社の水落翔常務取締役は「当社はデザイン、制作を得意とする会社であり、業務は広告代理店のような内容が中心である。このため、社名に『印刷』の文字が付いていることは逆に違和感を感じていた」と説明しており、今後は「印刷もできる広告代理店」という企業イメージを目指して事業展開していく考えだ。

 そんな同社が「デジタル加飾」という技術に興味を持ち始めたのは2018年の初めごろのこと。同社は同年1月に本社機能を本社のある神戸市東灘区からポートアイランドのモードピア(神戸市中央区港島中町6-5-1-6F)に移転。ここにはオンデマンド印刷機も設備し、制作関係を中心に営業、工務、経理、データ部門の社員など、約100名の社員が勤務しているが、「一般的な印刷物だけでは...という思いが以前からあり、もっと付加価値の高い高品質な印刷物を作りたいという気持ちがあった」(水落社長)ようだ。そんな中、コニカミノルタジャパンからデジタル印刷機「Accurio Jet KM-1」とデジタルUVスポットニスコーター「JET vernish 3D」の導入による産業印刷分野での戦略的提携の提案が持ちかけられ、話は急速に進展。同年夏にはモードピアから車で数分のポートアイランド内に「KONANDO Labo」の用地を取得。そして昨年のIGAS2018において、両機導入によるコニカミノルタジャパンとの戦略的提携を大々的に発表し、印刷会社としては世界で唯一、両機を設備する印刷会社としてコニカミノルタジャパンの協力も得ながら、デジタル加飾技術による「感動を与える印刷」の研究を進めている。

関連記事

新着トピックス

gpcenter_dp_tn.jpg

ジーピーセンター、ものづくり本来の喜びを[アナプルナ導入事例]

2020年4月1日ケーススタディ

 「表現をもっと自由に」─「桶狭間の戦い」の舞台となった愛知県豊明市に本社を置く総合印刷会社(株)ジーピーセンター(本社/愛知県豊明市栄町三ツ池下33-3、青木昭憲社長)は一昨年11月...全文を読む

大洞印刷、プラットフォーマーとしての力を強化 - 「PaaS(パース)」提唱

2020年3月31日ケーススタディ

 「我々は印刷もできるIT企業。印刷を使ったサービスを提供している。印刷物はその結果に過ぎない」。このように語るのは、大洞印刷(株)(本社/岐阜県本巣市)の大洞広和専務だ。印刷業界のプ...全文を読む

最新ニュース

jetpress750s_release_tn.jpg

RMGT、B2サイズ枚葉デジタルプレス「Jet Press 750S」の国内販売開始

2020年4月2日

 リョービMHIグラフィックテクノロジー(株)(広川勝士社長、以下「RMGT」)は、富士フイルムデジタルプレス(株)が取り扱うB2サイズ枚葉型インクジェットデジタルプレス「Jet Pr...全文を読む

dp_hp_3d_korona_tn.jpg

HP社、3Dプリンティングソリューションを活用した新型コロナ感染症対策への支援を実施

2020年4月2日

 HP社と同社がグローバルで展開しているデジタルマニュファクチャリングコミュニティは、3Dプリンティングのチーム、テクノロジー、経験、生産能力を結集して、世界的に流行している新型コロナ...全文を読む

gallus_labelfire340_dp_tn.jpg

DKSH、デジタルラベル加工機「Labelfire340」が日本に初上陸

2020年4月1日

 DKSHジャパン(株)(本社/東京都港区、マイケル・ロフラード社長)はこのほど、同社が日本市場における独占販売代理店をつとめるスイス・ガルス社製モジュール式デジタルラベル加工ソリュー...全文を読む

甲南堂、デジタル加飾で「感動を与える印刷」提供

価格への反映、顧客も納得。営業活動のフックに、社内に「新しい風」

2019年7月31日ケーススタディ

  • twitter
  • facebook
  • line
  • pocket

 (株)甲南堂(水落充社長)の「KONANDO Labo」(所在地:兵庫県神戸市中央区港島南町4-7-9)は、B2枚葉UVインクジェット印刷機「Accurio Jet KM-1」ならびにデジタルUVスポットニスコーター「JET vernish 3D」を設備する西日本唯一の印刷研究施設。インクジェットによりニス・箔などを版・型不要で施すことができる自社のデジタル加飾技術を「デコレーションタッチ」として商標登録し、「感動を与える印刷」の研究を進めている。コニカミノルタジャパンとの戦略的提携のもと、世界に先駆けてデジタル加飾技術を追求する同社の取り組みを紹介する。

水落社長(左)と水落常務

 同社は1929年5月に現社長の祖父が創業し、今年で90周年を迎えた老舗の印刷会社。これを機に、今年5月には従来の社名である「甲南堂印刷」から「印刷」の文字を取り、新社名のもと事業展開を進めている。これについて同社の水落翔常務取締役は「当社はデザイン、制作を得意とする会社であり、業務は広告代理店のような内容が中心である。このため、社名に『印刷』の文字が付いていることは逆に違和感を感じていた」と説明しており、今後は「印刷もできる広告代理店」という企業イメージを目指して事業展開していく考えだ。

 そんな同社が「デジタル加飾」という技術に興味を持ち始めたのは2018年の初めごろのこと。同社は同年1月に本社機能を本社のある神戸市東灘区からポートアイランドのモードピア(神戸市中央区港島中町6-5-1-6F)に移転。ここにはオンデマンド印刷機も設備し、制作関係を中心に営業、工務、経理、データ部門の社員など、約100名の社員が勤務しているが、「一般的な印刷物だけでは...という思いが以前からあり、もっと付加価値の高い高品質な印刷物を作りたいという気持ちがあった」(水落社長)ようだ。そんな中、コニカミノルタジャパンからデジタル印刷機「Accurio Jet KM-1」とデジタルUVスポットニスコーター「JET vernish 3D」の導入による産業印刷分野での戦略的提携の提案が持ちかけられ、話は急速に進展。同年夏にはモードピアから車で数分のポートアイランド内に「KONANDO Labo」の用地を取得。そして昨年のIGAS2018において、両機導入によるコニカミノルタジャパンとの戦略的提携を大々的に発表し、印刷会社としては世界で唯一、両機を設備する印刷会社としてコニカミノルタジャパンの協力も得ながら、デジタル加飾技術による「感動を与える印刷」の研究を進めている。

関連記事

新着トピックス

新着ニュース

PAGE TOP