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甲南堂、デジタル加飾で「感動を与える印刷」提供

価格への反映、顧客も納得。営業活動のフックに、社内に「新しい風」

2019年7月31日ケーススタディ

コニカミノルタ主催のグローバルコミュニティで特別エントリーの印刷物が受賞

 コニカミノルタは、2016年に欧米を中心としたグローバルコミュニティ「Prokom」を設立した。これは、世界中のコニカミノルタのプロダクションプリンターユーザーを対象に、ネットワーキングを通じてお互いが成長していくことを目指した活動を展開しているもので、その活動の一環としてプリントアプリケーションのコンテストである「コンファレンス」を毎年開催している。

 同社は「コンファレンス2019」に、「Accurio Jet KM-1」と「JET vernish 3D」で製作した印刷物をエントリー。6月5日と6日にスペイン・バレンシアで開催された同コンテストの表彰式において、「1st KonicaMinolta Innovative Print Award」を受賞した。

 水落社長は「4つの作品をエントリーし、その中から『神戸牛』と『いくら』のポスターが採用され、記念楯をいただいた。自社ブランドのデジタル加飾『デコレーションタッチ』にもさらに自信を持つことができるようになった」と話しており、これを機に今後はデコレーションタッチを海外にもアピールしていきたい考えだ。

「KonicaMinolta Innovative Print Award」の受賞作品

 「最近の受注の実例として、絵画の複製画の依頼を受け、デコレーションタッチによるデジタル加飾で製作した。レプリカであっても買いたいという需要はあるようで、海外への販売展開も考えている」(水落社長)

 水落社長はデジタル加飾の技術について「混沌とした印刷業界の壁を突き破れる潜在的な能力を秘めたものだと考えている。デコレーションタッチにおいても、印刷業界に一石を投じることができる商品やサービスを展開できるものと考えている」と未知なる可能性に期待しており、コニカミノルタの協力も得ながら、さらに自社のデジタル加飾技術に磨きをかけていく考えだ。

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コニカミノルタ主催のグローバルコミュニティで特別エントリーの印刷物が受賞

 コニカミノルタは、2016年に欧米を中心としたグローバルコミュニティ「Prokom」を設立した。これは、世界中のコニカミノルタのプロダクションプリンターユーザーを対象に、ネットワーキングを通じてお互いが成長していくことを目指した活動を展開しているもので、その活動の一環としてプリントアプリケーションのコンテストである「コンファレンス」を毎年開催している。

 同社は「コンファレンス2019」に、「Accurio Jet KM-1」と「JET vernish 3D」で製作した印刷物をエントリー。6月5日と6日にスペイン・バレンシアで開催された同コンテストの表彰式において、「1st KonicaMinolta Innovative Print Award」を受賞した。

 水落社長は「4つの作品をエントリーし、その中から『神戸牛』と『いくら』のポスターが採用され、記念楯をいただいた。自社ブランドのデジタル加飾『デコレーションタッチ』にもさらに自信を持つことができるようになった」と話しており、これを機に今後はデコレーションタッチを海外にもアピールしていきたい考えだ。

「KonicaMinolta Innovative Print Award」の受賞作品

 「最近の受注の実例として、絵画の複製画の依頼を受け、デコレーションタッチによるデジタル加飾で製作した。レプリカであっても買いたいという需要はあるようで、海外への販売展開も考えている」(水落社長)

 水落社長はデジタル加飾の技術について「混沌とした印刷業界の壁を突き破れる潜在的な能力を秘めたものだと考えている。デコレーションタッチにおいても、印刷業界に一石を投じることができる商品やサービスを展開できるものと考えている」と未知なる可能性に期待しており、コニカミノルタの協力も得ながら、さらに自社のデジタル加飾技術に磨きをかけていく考えだ。

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