クリスマスカードの発送がスタート
ベルリンのマーゲントゥア社は、デジタル印刷に特化した印刷会社。2002年に会社を設立し、現在は社員10人が働いている。「私たちは、規模の大きなオンライン印刷会社ができないサービスを提供している」と、同社の代表ギデオン・ドプスラフ氏は述べている。
同社の顧客には、様々な素材に加飾と高品質の印刷を求める代理店、芸術家、美術学生が含まれている。マーゲントゥア社は、印刷会社として初めてベルリンファッションウィークに参加した企業であり、現在はファッション業界の企業とも提携している。仕事の半数は、ソフトカバー・ハードカバーの本が占め、その他はパーソナライズした製品を生産している。「とくにクリスマスの時期には、ディスカウントコードやバウチャーが付いた個別対応が求められるメーリングの仕事を多くしている」と、ドプスラウフ氏は続ける。
ロット数が10,000〜50,000の仕事をこなし、ここ2週間だけで、150,000枚以上のポストカードを生産している。これらの大量の注文は、ホワイト、クリアといった5種類の特色やバナー印刷、製本フィニッシャーなど多様で高度なアプリケーションに対し、優れた特徴のあるハイデルベルグのバーサファイアで生産している。
同社の重要な顧客の一つであるスタートアップのMyPostcard社が提供するサービスでは、顧客は専用のアプリでオリジナルの写真やレイアウトを自由に選択してカードを作成できるだけではなく、発送も依頼することができる。
「通常のホリデイグリーティングはシンプルなものが多いが、クリスマスのグリーティングカードは、折り畳んで封入して発送する高価なカードである」と、ドプスラウフ氏は語る。一日に10,000枚のカードを発送することも同社にとっては珍しいことではない。クリスマスが近づくにつれ、その数はさらに増えていくという。
「バーサファイアは、信頼のおける主要な印刷機として活躍している。他社製のデジタル印刷システムと比較すると素材への対応力が幅広く、操作は簡単、そして何よりも安定して得られる優れた品質によって、value for money つまり高い価値を感じさせてくれている」(ドプスラウフ氏)
とくにドプスラウフ氏と代理店は、ハイデルベルグとの信頼関係と緊密な協力体制を非常に評価している。「今後も好調な受注が続けば、数年のうちにバーサファイアEPを導入することも検討している」と、ドプスラウフ氏は、将来の計画について語る。実際に折りたたみカードは、過去5年で20%成長している。
新着トピックス
2025年10月1日製品・テクノロジー
産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は今年4月、同社初のUV-DTF(UV硬化式...全文を読む
2025年9月30日製品・テクノロジースペシャリスト
最速900メートル/分の超高速印刷が可能なPROSPERヘッドは、日本でもDM市場を中心に数百台が稼働しているが、コダックジャパン・プリント事業部デジタルプリンティング営業本部の河原...全文を読む
最新ニュース
SCREEN、京都芸大・月桂冠と産学連携 - 学生デザインラベルの日本酒商品化
2025年10月8日
京都市立芸術大学(以下「京都芸大」)、月桂冠(株)、(株)SCREENグラフィックソリューションズ(以下「SCREEN」)の3者は、産学連携による共同プロジェクトを実施し、京都芸大・...全文を読む
ミマキ、OGBS2025で昇華転写用IJプリンタ「TS200」を国内初披露
2025年10月2日
(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は、9月30日と10月1日に東京・池袋のサンシャインシティにおいて開催されたオーダーグッズビジネスショー(OGBS)2...全文を読む
swissQprint Japan、VIPオープンハウスウィーク-10月28日〜31日
2025年10月1日
swissQprint Japan(株)(本社/横浜市港北区新横浜3-2-6、アドリアーノ・グット社長)は、顧客の要望に応え、最新世代のフラットベッドプリンタを紹介するオープンハウス...全文を読む
ハイデルベルグ社、クリスマスを盛り上げるハイデルベルグのファイアファミリー
2019年12月25日ケーススタディ
クリスマスカードの発送がスタート
ベルリンのマーゲントゥア社は、デジタル印刷に特化した印刷会社。2002年に会社を設立し、現在は社員10人が働いている。「私たちは、規模の大きなオンライン印刷会社ができないサービスを提供している」と、同社の代表ギデオン・ドプスラフ氏は述べている。
同社の顧客には、様々な素材に加飾と高品質の印刷を求める代理店、芸術家、美術学生が含まれている。マーゲントゥア社は、印刷会社として初めてベルリンファッションウィークに参加した企業であり、現在はファッション業界の企業とも提携している。仕事の半数は、ソフトカバー・ハードカバーの本が占め、その他はパーソナライズした製品を生産している。「とくにクリスマスの時期には、ディスカウントコードやバウチャーが付いた個別対応が求められるメーリングの仕事を多くしている」と、ドプスラウフ氏は続ける。
ロット数が10,000〜50,000の仕事をこなし、ここ2週間だけで、150,000枚以上のポストカードを生産している。これらの大量の注文は、ホワイト、クリアといった5種類の特色やバナー印刷、製本フィニッシャーなど多様で高度なアプリケーションに対し、優れた特徴のあるハイデルベルグのバーサファイアで生産している。
同社の重要な顧客の一つであるスタートアップのMyPostcard社が提供するサービスでは、顧客は専用のアプリでオリジナルの写真やレイアウトを自由に選択してカードを作成できるだけではなく、発送も依頼することができる。
「通常のホリデイグリーティングはシンプルなものが多いが、クリスマスのグリーティングカードは、折り畳んで封入して発送する高価なカードである」と、ドプスラウフ氏は語る。一日に10,000枚のカードを発送することも同社にとっては珍しいことではない。クリスマスが近づくにつれ、その数はさらに増えていくという。
「バーサファイアは、信頼のおける主要な印刷機として活躍している。他社製のデジタル印刷システムと比較すると素材への対応力が幅広く、操作は簡単、そして何よりも安定して得られる優れた品質によって、value for money つまり高い価値を感じさせてくれている」(ドプスラウフ氏)
とくにドプスラウフ氏と代理店は、ハイデルベルグとの信頼関係と緊密な協力体制を非常に評価している。「今後も好調な受注が続けば、数年のうちにバーサファイアEPを導入することも検討している」と、ドプスラウフ氏は、将来の計画について語る。実際に折りたたみカードは、過去5年で20%成長している。
新着トピックス
-
樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
2025年10月8日 ケーススタディ
-
ダイコウラベル、新市場への進出に貢献〜デジタルの強みで顧客メリットを創出
2025年10月7日 ケーススタディ
-
ミマキ、UV-DTF市場に参入〜プリント形状の課題を解決
2025年10月1日 製品・テクノロジー
-
コダック、パッケージ分野で新アプリケーション開拓へ
2025年9月30日 製品・テクノロジースペシャリスト
-
青森県コロニー協会、多様性のある職場環境の構築を支援 [インプレミアIS29s導入事例]
2025年9月30日 ケーススタディ
新着ニュース
SNSランキング
- 63shares講談社、フルデジタル書籍生産システムが新たな領域に
- 50sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 44shares富士フイルムBI、デジタル印刷ワークフローソフトウェアが「IDEA」ファイナリストに
- 40shares樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
- 38shares門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
- 38sharesコニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
- 37sharesSCREEN GAとSCREEN GPJ、「パッケージに彩りを」テーマに「JAPAN PACK 2025」に出展
- 34sharesSCREEN、インクジェット技術を核とした未来のオープンイノベーション拠点開設
- 30sharesコニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売
- 28sharesパラシュート、Webプラットフォームをベースとした販促資材管理サービスの提供開始