帆風(東京)、小ロットジョブの生産効率と高付加価値両立[Revoria Press PC1120導入事例]
ノベルティグッズやパッケージ〜幅広い表現力・用紙対応力発揮
2026年3月12日ケーススタディ
こだわりのある顧客からも高く評価されるPC1120の表現力
こうして、3機種・計5台体制となった帆風のデジタル印刷機群。実際の運用では、時間的なロスを最小限に抑えるため、各ジョブの紙種や製本仕様などの条件により使い分けているという。
「当社で扱う紙の種類はかなりの数にのぼるが、紙種によってトナーの定着温度が異なる関係で、どうしても生産性に差が出てしまう。また、紙の入れ替えにともなうロスもできるだけ抑えたい。そこで、まずは厚紙と薄紙で機械を分け、さらに紙種によっても分けることで生産効率を保つようにしている」(森川課長)
同社では、スピード重視の顧客だけでなく、「いいものをつくりたい」というこだわりのある顧客からのオーダーも増えており、そうした高付加価値ニーズに応えるために、「効率的な生産」と「多様な紙種への対応」をいかに両立させるかが重要な課題になっているという。その点で大きなメリットになっているのが、PC1120の用紙対応力の高さだ。
「販促用の印刷物などは、差別化の観点から、紙にこだわるお客さまが多くなっている。また最近では、小ロットのパッケージや組み立てて使う立体POPなどの受注も増えているが、PC1120は400g/平方メートルまでの用紙を通せるので、こうした厚紙を使った商材も問題なく生産でき、大きな戦力になっている。また、タック紙やフィルム系素材を使ったアイテムでは、除電装置が期待通りの効果を発揮してくれている」(橋田次長)

また、モバイルバッテリーやTシャツ、ボールペンなどのノベルティ、トランプやトレーディングカードといったグッズ類を、オリジナルのパッケージと合わせて受注するケースも増えているという。
「先日はある企業様から、トランプ2,000個をパッケージとセットで発注いただいた。いまでは有名なアニメや漫画のキャラクターのトランプなど、店で販売するグッズの注文もいただくようになった。品質に対する要求レベルも高くなっているが、その分、PC1120ならではの表現力が活かされている」(森川課長)
表現力の高さを活かしたサービスとしては、ピンクトナーを使ったRGBデジタル印刷メニューも好評だという。これは、RGB画像をCMYK+ピンクの5色に自動分版するPC1120の機能を活用したものだ。
「同人誌のイラストや、コスメ関係、食品関係などの写真を使った印刷物で、RGB画像を鮮やかに再現したいという方に利用いただいている。お客さまの方で特色の版をつくっていただかなくても、簡単にビビッドな発色が得られるということで、個人のお客さまにも人気のメニューになっている」(橋田次長)

7台目、8台目も視野に
各印刷機の安定した稼働と、徹底的に無駄を排除した効率的な運用により、5台合わせた月間出力量は約100万カウンターと、膨大なボリュームをこなしている。また、同社では今後もオフセットからデジタルへのシフトを進め、デジタル印刷の比率をさらに高めていく考えだ。こうしたことから、現在、6台目のデジタル機の導入を計画している。
「6台目はPC1120の4色モデルを予定しており、現在オフセットで印刷しているA4チラシなどのジョブをそちらに移行しようと考えている。ポストプレスと同じフロアに設置し、断裁後は自動梱包ラインに乗せて出荷するというラインを想定している。また、既設のデジタル機には、小ロットの厚紙ジョブをオフセットから移すなど、全体的にジョブの振り分けを見直す予定。オフセット印刷とデジタル印刷の閾値(振り分け基準)については、現在はA4で200部、つまりデジタル機のA3出力で100通しを基準にしているが、これを250~300通しまで引き上げる計画だ。具体的な値については、あらためてコストを算出した上で判断しようと考えている」(橋田次長)
将来的には、「7台目、8台目のデジタル機導入の可能性もある」という。品質を担保しながら小ロット・短納期への対応力に磨きをかけ、サービスの質をさらに高めていくためだ。もちろん、現場のスキルレス化、無駄なコストの削減といった狙いもある。今後の構想について、橋田次長はこう語った。
「7台目以降のデジタル機としては、トナー機だけでなく、インクジェット機も視野に入っている。ただ、インクジェットの場合、オフセットからの切り替えでどれだけの効果が出るか、慎重に試算する必要がある。現時点では、イニシャルコストやランニングコスト、運用効率などを考慮するとトナー機の増設が有効かなと。いずれにしても、デジタル印刷への移行は今後も積極的に進めていきたい」
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「当社で扱う紙の種類はかなりの数にのぼるが、紙種によってトナーの定着温度が異なる関係で、どうしても生産性に差が出てしまう。また、紙の入れ替えにともなうロスもできるだけ抑えたい。そこで、まずは厚紙と薄紙で機械を分け、さらに紙種によっても分けることで生産効率を保つようにしている」(森川課長)
同社では、スピード重視の顧客だけでなく、「いいものをつくりたい」というこだわりのある顧客からのオーダーも増えており、そうした高付加価値ニーズに応えるために、「効率的な生産」と「多様な紙種への対応」をいかに両立させるかが重要な課題になっているという。その点で大きなメリットになっているのが、PC1120の用紙対応力の高さだ。
「販促用の印刷物などは、差別化の観点から、紙にこだわるお客さまが多くなっている。また最近では、小ロットのパッケージや組み立てて使う立体POPなどの受注も増えているが、PC1120は400g/平方メートルまでの用紙を通せるので、こうした厚紙を使った商材も問題なく生産でき、大きな戦力になっている。また、タック紙やフィルム系素材を使ったアイテムでは、除電装置が期待通りの効果を発揮してくれている」(橋田次長)

また、モバイルバッテリーやTシャツ、ボールペンなどのノベルティ、トランプやトレーディングカードといったグッズ類を、オリジナルのパッケージと合わせて受注するケースも増えているという。
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「同人誌のイラストや、コスメ関係、食品関係などの写真を使った印刷物で、RGB画像を鮮やかに再現したいという方に利用いただいている。お客さまの方で特色の版をつくっていただかなくても、簡単にビビッドな発色が得られるということで、個人のお客さまにも人気のメニューになっている」(橋田次長)

7台目、8台目も視野に
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「6台目はPC1120の4色モデルを予定しており、現在オフセットで印刷しているA4チラシなどのジョブをそちらに移行しようと考えている。ポストプレスと同じフロアに設置し、断裁後は自動梱包ラインに乗せて出荷するというラインを想定している。また、既設のデジタル機には、小ロットの厚紙ジョブをオフセットから移すなど、全体的にジョブの振り分けを見直す予定。オフセット印刷とデジタル印刷の閾値(振り分け基準)については、現在はA4で200部、つまりデジタル機のA3出力で100通しを基準にしているが、これを250~300通しまで引き上げる計画だ。具体的な値については、あらためてコストを算出した上で判断しようと考えている」(橋田次長)
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