キーワードで検索

エイエイピー、色安定性・広色域で新たな需要創出に成功[Jet Press 750S 導入事例]

作業効率・生産性が一段と高まり、より人を活かしやすい環境に

2021年12月17日ケーススタディ

 静岡に本社を置き、さまざまなメディアを駆使したプロモーション支援を手がける(株)エイエイピー(本社/静岡県静岡市駿河区森下町3-6、土屋康一社長)は、2020年3月に富士フイルムの枚葉型インクジェットデジタルプレス「Jet Press 750S」を導入し、本紙校正や小ロットの印刷物に活用しながら、製版部門・印刷部門の作業効率向上・働き方改革にも活かしている。また、専門の営業部隊によって、広色域やバリアブルなどの強みを活かした新たな付加価値提案も進めている。具体的な活用状況やメリットなどについて、専務取締役・土屋範之氏、事業本部事業部長・稲木龍司氏、事業本部プリントメディア事業部部長・狩野真司氏に伺った。

オフセットからJet Press 750Sへの移行進める

旅館向け印刷業から総合広告商社へ

 同社は、熱海の旅館で支配人をしていた初代社長が1953年に創業。旅館の集客には印刷物で首都圏をはじめ全国にPRすることが必要だと考えたが、当時、地元には高品質な印刷物を依頼できる印刷会社がなかったという。そこで、自ら印刷会社を立ち上げたのが始まりである。

 創業当初はパンフレットやDMなどの印刷物が中心だったが、次第に館内・客室の備品の販売やペーパーバッグ(紙袋)、箸袋、お膳紙などの消耗品類、旅館で開催される各種イベントなど、旅館の集客支援をおこなう「総合広告商社」へと業容を拡大。その中で、ショッピングセンターや交通関連、メーカーほか一般企業の広報宣伝、販売支援も手がけるようになっていった。近年では、印刷物以外にも、イベント開催を始め、HPや動画の制作、Web広告、ドローンでの撮影、顧客管理、営業支援システムの開発・販売など、デジタル事業も積極的に展開している。

 現在、全国に7支店・4営業所を持ち、各地域のニーズを踏まえた営業活動を行っている。グループ全体の社員数は約400名で、うち営業が約200名、クリエイター・デザイナーが約100人、制作や印刷・商品開発などの事業部が約100名となっている。

新着トピックス

kodak_mercury_prosper7000.jpg

コダックジャパン、頁物印刷とパーソナライズDMの市場開拓へ

2024年4月3日スペシャリスト

 コダックジャパンは、日本市場において「効率性」にフォーカスした「頁物印刷」と、郵便料金改定とSDGsを起点とした「パーソナライズDM」という2つの市場に向けたインクジェットプリンティ...全文を読む

dp_oobora_15k_20240326_tn.jpg

大洞印刷、国内外の需要に対応〜デジタル印刷サービスが二桁成長

2024年4月3日企業・経営

 (株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)のデジタル印刷機のユーザーである大洞印刷(株)(本社/岐阜県本巣市、大洞広和社長)は、受注から出荷までのワークフロー管理システムを導入...全文を読む

最新ニュース

kyocera_drupa24_taskalfa_pro_55000c_dp_tn.jpg

京セラ、コート紙への印刷可能〜商業用インクジェットプリンター新製品展示

2024年4月17日

 京セラドキュメントソリューションズ(株)(安藤博教社長)は、「drupa2024」に出展し、「Small footprint,big potential」をコンセプトに、商業用・産業...全文を読む

morisawa_variablefonts_dp_tn.jpg

モリサワ、初の和文バリアブルフォント「DriveFlux」発表

2024年4月17日

 (株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、2024年度の新書体として、同社初となる和文バリアブルフォント「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」を開発中であることを発表した。  「...全文を読む

dp_fb_samba_20240416_tn.jpg

富士フイルムBI、高精細な画質と高速印刷を両立するプリントヘッドの駆動技術を新開発

2024年4月16日

 富士フイルムビジネスイノベーション(株)(本社/東京都港区、浜直樹社長・CEO)は、商業印刷用の高速ロール紙カラーインクジェットプリンター向けに、1,200×1,200dpiの解像度...全文を読む

エイエイピー、色安定性・広色域で新たな需要創出に成功[Jet Press 750S 導入事例]

作業効率・生産性が一段と高まり、より人を活かしやすい環境に

2021年12月17日ケーススタディ

  • twitter
  • facebook
  • line

 静岡に本社を置き、さまざまなメディアを駆使したプロモーション支援を手がける(株)エイエイピー(本社/静岡県静岡市駿河区森下町3-6、土屋康一社長)は、2020年3月に富士フイルムの枚葉型インクジェットデジタルプレス「Jet Press 750S」を導入し、本紙校正や小ロットの印刷物に活用しながら、製版部門・印刷部門の作業効率向上・働き方改革にも活かしている。また、専門の営業部隊によって、広色域やバリアブルなどの強みを活かした新たな付加価値提案も進めている。具体的な活用状況やメリットなどについて、専務取締役・土屋範之氏、事業本部事業部長・稲木龍司氏、事業本部プリントメディア事業部部長・狩野真司氏に伺った。

オフセットからJet Press 750Sへの移行進める

旅館向け印刷業から総合広告商社へ

 同社は、熱海の旅館で支配人をしていた初代社長が1953年に創業。旅館の集客には印刷物で首都圏をはじめ全国にPRすることが必要だと考えたが、当時、地元には高品質な印刷物を依頼できる印刷会社がなかったという。そこで、自ら印刷会社を立ち上げたのが始まりである。

 創業当初はパンフレットやDMなどの印刷物が中心だったが、次第に館内・客室の備品の販売やペーパーバッグ(紙袋)、箸袋、お膳紙などの消耗品類、旅館で開催される各種イベントなど、旅館の集客支援をおこなう「総合広告商社」へと業容を拡大。その中で、ショッピングセンターや交通関連、メーカーほか一般企業の広報宣伝、販売支援も手がけるようになっていった。近年では、印刷物以外にも、イベント開催を始め、HPや動画の制作、Web広告、ドローンでの撮影、顧客管理、営業支援システムの開発・販売など、デジタル事業も積極的に展開している。

 現在、全国に7支店・4営業所を持ち、各地域のニーズを踏まえた営業活動を行っている。グループ全体の社員数は約400名で、うち営業が約200名、クリエイター・デザイナーが約100人、制作や印刷・商品開発などの事業部が約100名となっている。

新着トピックス

新着ニュース

PAGE TOP