メッセ・デュッセルドルフ、drupa2021の中止を決定 - パンデミック終焉見えず
仮想プラットフォームで代替イベント「virtual.drupa」開催へ
2020年12月7日ニュース
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メッセ・デュッセルドルフは、新型コロナウイルスのパンデミックの影響により、2021年4月20日から開催予定だった印刷・クロスメディアソリューション専門メッセ「drupa2021」を中止すると発表した。
今年6月開催予定だったdrupaは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、今年3月の時点で開催延期を決定。新たな開催日程を2021年4月20日から30日の11日間とし、新たなスケジュールのもとで準備が進められてきた。さらに7月には、開催日程を2日短縮し、9日間とすることを決定していた。
今回の中止決定についてメッセデュッセルドルフのCOOであるErhard Wienkamp氏は、「パンデミックは、drupa2021への出展者と来場者に大きな不確実性を引き起こした。旅行の制限と予算の制約により、印刷業界の状況はさらに悪化した」と説明している。
この中止決定にともないdrupa実行委員会は、2021年4月20日から23日までの4日間、drupaの代替として「virtual.drupa」と題したデジタルイベントを開催することも発表している。
drupa実行委員会のクラウス・ボルツァ シューネマン会長(ケーニッヒ&バウアー社長)は、「バーチャルイベントへの転換は、現時点では正しい選択である」とした上で、「リアルのdrupaに参加することは、輸出と売上高の減少、および訪問者にも影響を与える重大な旅行制限を考えると、多くの出展者にとってリスクが大きすぎる。新しいデジタルフォーラム『virtual.drupa』は仮想プラットフォームであり、2024年まで業界内で貴重なコミュニケーションを維持する機会を提供する」としている。
「virtual.drupa」は、10月にリリースされたdrupaの新たなデジタルサービス「drupa preview」をベースとしており、企業は自社とそのイノベーションを仮想的に紹介するだけでなく、マッチメイキング機能を介したビジネス機会を享受できるものとなる。
なお、次回のdrupaは、2024年5月28日から6月7日までの開催を予定している。
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