コニカミノルタジャパン(株)は、デジタルカラー印刷システムの最上位機種「AccurioPress(アキュリオプレス) C14010シリーズ」の発売を記念して4月23・24日の2日間、コニカミノルタショールーム(東京都港区)において、印刷に役立つ情報を見て・聴いて・実感できるイベント「AccurioDays2025」を開催した。今回、同社の内田剛氏(プロフェッショナルプリント事業部 ビジネスDX商品統括部 統括部長)にAccurioPress C14010Sを中心に同イベントで提案された最新ソリューションについて聞いた。
AccurioPressと各種機器を連動した付加価値ビジネスを提案
「AccurioDays2025」は、新製品「AccurioPress C14010シリーズ」の発売を記念して開催されたもの。会場では、11のテーマ別の最新ソリューションが展示された。デジタル印刷システムでは、「AccurioPress C14010S」をはじめ、「AccurioPress C84hc」、「AccurioPress C4080」などが展示され、様々な実演が披露された。
モニター画面に近い鮮やかな色合いを表現できるハイクロマトナー(高彩度トナー)採用のデジタル印刷システム「AccurioPress C84hc」では、その高彩度でリアルな色再現力を中心に紹介。CMYKトナーでは再現困難であった夕焼けの紫、花のピンク、ハイキーなグリーンやブルーなど、RGBのモニター色に近い色再現と卓上型のデジタル加飾機「AccurioShine 101」を連携させ、多彩なメタリックカラーを施した缶バッジやオリジナルキャラクターグッズなどの高付加価値化を提案した。
また、参考展示ではあるが、今年3月に大阪で開催された「JP2025・印刷DX展」で大きな関心を集めていた、画像生成AIを活用したデザイン案件受注支援ソリューション「TWOCAT」の実演も披露された。
「TWOCAT」は、デザイナーがデザイン案を作る前に、営業が商談の場で発注イメージをクライアントと一緒に具体化することができる画像生成AIを活用したデザイン案件受注支援ソリューション。
「TWOCAT」は、クライアントとの商談の場で対話をしながら、音声をもとに商品、ターゲット、コンセプト、テイストが自動で入力されていく。これによりクライアントの要望をリアルタイムで反映し、具体的なデザインイメージをその場で共有することができる。
内田氏は、「これまで営業がクライアントが求めるイメージを口頭で伝え、デザイン案を作成してきた。そのため、求めるデザインへの情報に差異が生じることが課題となっていた。しかし、TWOCATを活用することで、営業とクライアントがデザインイメージを共有することで、正確な情報をデザイナーに伝えることができる。これにより最初段階から、クライアントの要望に沿ったデザイン案を作成できるようになる」とTWOCATが生み出す価値について説明する。
ライトプロダクションプリント市場で高い評価を得ている「AccurioPress C4080」では、インラインラミネーター「GBC CL-401」を搭載したモデルを展示し、印刷からラミネート加工までをワンストップで印刷・加工実演を披露した。
インラインラミネーター「GBC CL-401」は、直感的なLCDパネルによりセットアップが迅速かつ容易で、ラミネートフィルムの種類とサイズを自動検出。コールドラミネートによりスムーズな高速生産が可能。トリマーユニット「TU-510」との組み合わせで全面印刷とラミネート加工をワンストップでサポートする。
同システムは、昨年ドイツで開催された「drupa2024」でも参考展示されたもの。内田氏は「drupa2024では、多くの来場者からの注目を集めることができた。今回、国内でも紹介することで、インラインラミネーターのニーズや可能性を見定めていきたい」と、同システムの出展目的を説明する。
会場では、来場者の写真データを活用し、印刷からラミネート加工、そして隣接設置されたウチダテクノ製のカッター&クリーサー「AeroCutシリーズ」でオリジナルのA4カレンダーなどの最終製品に仕上げる実演が行われた。
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モニター画面に近い鮮やかな色合いを表現できるハイクロマトナー(高彩度トナー)採用のデジタル印刷システム「AccurioPress C84hc」では、その高彩度でリアルな色再現力を中心に紹介。CMYKトナーでは再現困難であった夕焼けの紫、花のピンク、ハイキーなグリーンやブルーなど、RGBのモニター色に近い色再現と卓上型のデジタル加飾機「AccurioShine 101」を連携させ、多彩なメタリックカラーを施した缶バッジやオリジナルキャラクターグッズなどの高付加価値化を提案した。
また、参考展示ではあるが、今年3月に大阪で開催された「JP2025・印刷DX展」で大きな関心を集めていた、画像生成AIを活用したデザイン案件受注支援ソリューション「TWOCAT」の実演も披露された。
「TWOCAT」は、デザイナーがデザイン案を作る前に、営業が商談の場で発注イメージをクライアントと一緒に具体化することができる画像生成AIを活用したデザイン案件受注支援ソリューション。
「TWOCAT」は、クライアントとの商談の場で対話をしながら、音声をもとに商品、ターゲット、コンセプト、テイストが自動で入力されていく。これによりクライアントの要望をリアルタイムで反映し、具体的なデザインイメージをその場で共有することができる。
内田氏は、「これまで営業がクライアントが求めるイメージを口頭で伝え、デザイン案を作成してきた。そのため、求めるデザインへの情報に差異が生じることが課題となっていた。しかし、TWOCATを活用することで、営業とクライアントがデザインイメージを共有することで、正確な情報をデザイナーに伝えることができる。これにより最初段階から、クライアントの要望に沿ったデザイン案を作成できるようになる」とTWOCATが生み出す価値について説明する。
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