キーワードで検索

志機、高速シングルパス印刷実現 〜 インクジェットデジタル印刷機「PJシリーズ」

ロール/枚葉タイプをラインアップ

2017年9月15日製品・テクノロジー

 ラベル印刷機メーカーの(株)志機(本社/大阪市中央区玉造)が開発・製造するインクジェットデジタル印刷機「PJシリーズ」の導入が国内外で進んでいる。
 「PJシリーズ」は、同社オリジナルのUVインキを最新のLED-UV乾燥装置によって硬化させるフルカラーインクジェット印刷機だ。
ロール仕様のPJシリーズ
 同社がインクジェットデジタル印刷機の開発に着手したのがおよそ8年前。解像度600dpi×600dpiで最大50メートル/分の高速シングルパス印刷を可能としているロールタイプの「PJシリーズ」は、シールラベル業界に留まらず、トレーサビリティを前提とした可変データ印字のニーズが高まる様々な業種への導入が進んでおり、その活躍の場を海外にも広げている。現在では印字幅100〜650ミリモデルの出荷実績があり、今後も広幅化するニーズに対応していく考えだ。
 一方、昨年新たな「PJシリーズ」のラインアップとして枚葉タイプを開発。これはシルクスクリーンやパッケージ分野などに向けたソリューションとして導入が進んでいる。
 新たに開発した枚葉タイプは、スクリーン印刷の置き換えを想定して開発されたもの。PETやポリカーボネートなど、厚みや材質の問題でロールにできないメディアにも対応できる。
 その中でも、搬送部分にバキュームコンベアを採用した生産性重視モデルや、搬送部分にバキュームテーブルを採用した精度重視モデルをラインアップするなど、ユーザーニーズに応じた仕様が用意されているのも特徴のひとつだ。
 最大印刷長は2,700ミリ長(データ長)で、最大メディア厚は5ミリ、C・M・Y・K・白・ニスの6色に対応。
 同社では「カスタムメイドに対応できることが当社の強み。インクジェットヘッドも2系統用意している」とし、搬送の機構や加工オプションなども含めた機械仕様のカスタマイズに自信を示している。
 枚葉タイプにおいても最大の特徴は、解像度600dpi×600dpiでシングルパス方式による高い生産性だが、一方で2パス、3パスモードによる厚盛印刷も可能で、最近ではインクの厚盛りによる点字へのアプローチに挑戦するユーザーが出始めているほか、ナンバリング+検査工程といったシステムでの納入も増えつつあるという。
 同社では、システムのみの販売も行っており、既存の印刷機や搬送機などへの搭載も可能である。
【問い合わせ】
 志機 大阪工場 営業部 電話06-6793-3111

新着トピックス

mimaki_ujv300dtf-75_ij25_tn.jpg

ミマキ、UV-DTF市場に参入〜プリント形状の課題を解決

2025年10月1日製品・テクノロジー

 産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は今年4月、同社初のUV-DTF(UV硬化式...全文を読む

prosper-smart-bar-heads_tn.jpg

コダック、パッケージ分野で新アプリケーション開拓へ

2025年9月30日製品・テクノロジースペシャリスト

 最速900メートル/分の超高速印刷が可能なPROSPERヘッドは、日本でもDM市場を中心に数百台が稼働しているが、コダックジャパン・プリント事業部デジタルプリンティング営業本部の河原...全文を読む

最新ニュース

screen_kyotogeidai_gekkeikan_tn.jpg

SCREEN、京都芸大・月桂冠と産学連携 - 学生デザインラベルの日本酒商品化

2025年10月8日

 京都市立芸術大学(以下「京都芸大」)、月桂冠(株)、(株)SCREENグラフィックソリューションズ(以下「SCREEN」)の3者は、産学連携による共同プロジェクトを実施し、京都芸大・...全文を読む

33mimaki251001_tn.jpg

ミマキ、OGBS2025で昇華転写用IJプリンタ「TS200」を国内初披露

2025年10月2日

 (株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は、9月30日と10月1日に東京・池袋のサンシャインシティにおいて開催されたオーダーグッズビジネスショー(OGBS)2...全文を読む

swissQ251001_tn.jpg

swissQprint Japan、VIPオープンハウスウィーク-10月28日〜31日

2025年10月1日

 swissQprint Japan(株)(本社/横浜市港北区新横浜3-2-6、アドリアーノ・グット社長)は、顧客の要望に応え、最新世代のフラットベッドプリンタを紹介するオープンハウス...全文を読む

志機、高速シングルパス印刷実現 〜 インクジェットデジタル印刷機「PJシリーズ」

ロール/枚葉タイプをラインアップ

2017年9月15日製品・テクノロジー

  • twitter
  • facebook
  • line

 ラベル印刷機メーカーの(株)志機(本社/大阪市中央区玉造)が開発・製造するインクジェットデジタル印刷機「PJシリーズ」の導入が国内外で進んでいる。
 「PJシリーズ」は、同社オリジナルのUVインキを最新のLED-UV乾燥装置によって硬化させるフルカラーインクジェット印刷機だ。
ロール仕様のPJシリーズ
 同社がインクジェットデジタル印刷機の開発に着手したのがおよそ8年前。解像度600dpi×600dpiで最大50メートル/分の高速シングルパス印刷を可能としているロールタイプの「PJシリーズ」は、シールラベル業界に留まらず、トレーサビリティを前提とした可変データ印字のニーズが高まる様々な業種への導入が進んでおり、その活躍の場を海外にも広げている。現在では印字幅100〜650ミリモデルの出荷実績があり、今後も広幅化するニーズに対応していく考えだ。
 一方、昨年新たな「PJシリーズ」のラインアップとして枚葉タイプを開発。これはシルクスクリーンやパッケージ分野などに向けたソリューションとして導入が進んでいる。
 新たに開発した枚葉タイプは、スクリーン印刷の置き換えを想定して開発されたもの。PETやポリカーボネートなど、厚みや材質の問題でロールにできないメディアにも対応できる。
 その中でも、搬送部分にバキュームコンベアを採用した生産性重視モデルや、搬送部分にバキュームテーブルを採用した精度重視モデルをラインアップするなど、ユーザーニーズに応じた仕様が用意されているのも特徴のひとつだ。
 最大印刷長は2,700ミリ長(データ長)で、最大メディア厚は5ミリ、C・M・Y・K・白・ニスの6色に対応。
 同社では「カスタムメイドに対応できることが当社の強み。インクジェットヘッドも2系統用意している」とし、搬送の機構や加工オプションなども含めた機械仕様のカスタマイズに自信を示している。
 枚葉タイプにおいても最大の特徴は、解像度600dpi×600dpiでシングルパス方式による高い生産性だが、一方で2パス、3パスモードによる厚盛印刷も可能で、最近ではインクの厚盛りによる点字へのアプローチに挑戦するユーザーが出始めているほか、ナンバリング+検査工程といったシステムでの納入も増えつつあるという。
 同社では、システムのみの販売も行っており、既存の印刷機や搬送機などへの搭載も可能である。
【問い合わせ】
 志機 大阪工場 営業部 電話06-6793-3111

新着トピックス

新着ニュース

PAGE TOP