キーワードで検索

凸版印刷、MA連動「DM自動発送サービス」開始

ターゲット抽出からパーソナルDM発送を最短12時間

2018年9月12日マーケティング

 凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、マーケティングオートメーション(MA)連動「DM自動発送サービス」を開始した。

 同社は、emailやSNSでのコミュニケーションなど、マーケティング活動の自動化を実現できる、Salesforce Marketing Cloudなどのマーケティングオートメーションツールの運用業務を展開している。

 MAツールの運用業務を受託している中で、e-mailやSNSなどのデジタルのコミュニケーションに加えて、DMなどのプリントメディアもデジタルと同様に連動させてマーケティングを自動化したいという要望が多いことから、同社はMAツールとオンデマンド印刷工程を連係させるマーケティングオートメーション連動型DM自動発送サービスを開発。デジタルコミュニケーションとプリントメディアを連動させたデジタルマーケティングPDCAの実現を可能とする新サービスとして9月から提供を開始した。

 同サービスでは、ターゲット情報の取得からDM印刷工程までを自動化、パーソナライズ化されたDMを最短12時間で顧客に発送することができる。さらに緊急性の高い内容を確実に届けるためe-mailの開封履歴がない顧客にはDMを組み合わせて発送するなど、デジタルとプリントメディアをリアルタイムに連動させたコミュニケーションシナリオを実行することが可能となる。

 また、プリントメディアにユニークQRなど顧客識別コードを印字するなどの仕掛けを組み込むことで、プリントメディアでの顧客の反応をWebやコールセンターからリアルタイムに把握することができ、デジタルと同様に顧客の反応に応じたコミュニケーションシナリオの改善など、PDCAを高速かつ効果的に回すことも可能となる。想定価格は約300万円から(データマイニング、ターゲティング、シナリオ作成、印刷数量などの条件によって価格が変動)。

 今後、プリントメディアでのコミュニケーションの高度化の需要が見込まれる金融関連業界や不動産関連業界を中心に同サービスの提供を行い、2020年までに関連事業を含め20億円の売上を目指す。また、化粧品・飲料メーカーなど消費財向けには、見込み度が高まった顧客に対して自動で試供品を提供するなど、DM以外への対応やAI連動によるターゲティングの精度向上など、順次サービスの高度化を図っていく考え。

新着トピックス

kodak_ij24_tn.jpg

コダック、「ゲームチェンジャー」へ〜4つのコア技術を自社完結

2024年9月20日製品・テクノロジースペシャリスト

 コダックは「drupa2024」において、ULTRASTREAMコンティニュアスインクジェットテクノロジーを搭載した「PROSPER ULTRA 520プレス」と、PROSPERイン...全文を読む

喜多氏と「AccurioJet KM-1e」

大阪印刷、同人誌印刷ビジネスで「圧倒的な画質」提供[AccurioJet KM-1e導入事例]

2024年9月20日ケーススタディ

 同人誌印刷ビジネスで急成長を遂げる大阪印刷(株)(大阪市西淀川区御幣島5-5-23、根田貴裕社長)は今年4月、コニカミノルタの29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJ...全文を読む

最新ニュース

規格袋にPOD機で直接印刷

富士フイルム、TOKYO PACK 出展でパッケージの付加価値提案

2024年10月9日

 富士フイルムグループは、「TOKYO PACK 2024(東京国際包装展)」に出展し、インクジェット方式やトナー方式など、富士フイルムが独自開発した幅広いラインアップのデジタルプリン...全文を読む

dp_iic_j560hdx_tn.jpg

SCREEN GA、京都・久御山事業所に「インクジェットイノベーションセンター京都」開設

2024年10月7日

 (株)SCREENグラフィックソリューションズ(京都府京都市、田中志佳社長、以下、SCREEN GA)は、2024年10月に印刷関連機器の開発・製造を担う京都・久御山事業所に「インク...全文を読む

dp_book_on_demand_hsf2024_tn.jpg

SCREEN GA、「Horizon Smart Factory 2024」で無人化生産ラインを紹介

2024年9月24日

 (株)SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA)は、10月9日から11日の3日間、ホリゾン本社びわこ工場内「Horizon Inovation Park」(滋賀県...全文を読む

凸版印刷、MA連動「DM自動発送サービス」開始

ターゲット抽出からパーソナルDM発送を最短12時間

2018年9月12日マーケティング

  • twitter
  • facebook
  • line

 凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、マーケティングオートメーション(MA)連動「DM自動発送サービス」を開始した。

 同社は、emailやSNSでのコミュニケーションなど、マーケティング活動の自動化を実現できる、Salesforce Marketing Cloudなどのマーケティングオートメーションツールの運用業務を展開している。

 MAツールの運用業務を受託している中で、e-mailやSNSなどのデジタルのコミュニケーションに加えて、DMなどのプリントメディアもデジタルと同様に連動させてマーケティングを自動化したいという要望が多いことから、同社はMAツールとオンデマンド印刷工程を連係させるマーケティングオートメーション連動型DM自動発送サービスを開発。デジタルコミュニケーションとプリントメディアを連動させたデジタルマーケティングPDCAの実現を可能とする新サービスとして9月から提供を開始した。

 同サービスでは、ターゲット情報の取得からDM印刷工程までを自動化、パーソナライズ化されたDMを最短12時間で顧客に発送することができる。さらに緊急性の高い内容を確実に届けるためe-mailの開封履歴がない顧客にはDMを組み合わせて発送するなど、デジタルとプリントメディアをリアルタイムに連動させたコミュニケーションシナリオを実行することが可能となる。

 また、プリントメディアにユニークQRなど顧客識別コードを印字するなどの仕掛けを組み込むことで、プリントメディアでの顧客の反応をWebやコールセンターからリアルタイムに把握することができ、デジタルと同様に顧客の反応に応じたコミュニケーションシナリオの改善など、PDCAを高速かつ効果的に回すことも可能となる。想定価格は約300万円から(データマイニング、ターゲティング、シナリオ作成、印刷数量などの条件によって価格が変動)。

 今後、プリントメディアでのコミュニケーションの高度化の需要が見込まれる金融関連業界や不動産関連業界を中心に同サービスの提供を行い、2020年までに関連事業を含め20億円の売上を目指す。また、化粧品・飲料メーカーなど消費財向けには、見込み度が高まった顧客に対して自動で試供品を提供するなど、DM以外への対応やAI連動によるターゲティングの精度向上など、順次サービスの高度化を図っていく考え。

新着トピックス

新着ニュース

PAGE TOP