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連載|より包装材料の印刷の理解を深めるために - 12

伸びるデジタル印刷と包装分野への参入

2018年10月3日スペシャリスト

一般社団法人PODi

一般社団法人PODi

1996年に米国で誕生した世界最大のデジタル印刷推進団体。印刷会社800社、ベンダー50社以上が参加し、デジタル印刷を活用した成功事例をはじめ、多くの情報を会員向けに公開している。また、WhatTheyThinkをはじめDMAなどの海外の団体と提携し、その主要なニュースを日本語版で配信している。

http://www.podi.or.jp

軟包装の袋の形状を覚える(1)

 軟包装の袋・パウチ・バッグの形状はたくさんあります。対象商品の目的により選別しますので、「この商品には、この形状」といった公式は有りません。売れれば正解です。数学は解答がひとつですが、パッケージは、その国の文化・風習などを表しています。国によって同じ内容物でもパッケージ形状は異なります。「包装設計」の難しいところです。

 CVSでは、100円コーヒー、ホット及びアイスコーヒーが相変わらずよく売れています。ホットコーヒーは、表面を断熱加工した紙コップ(紙カップ)です。アイスコーヒーは、プラスチックの成形品です。

 現在、飲料コーヒーのパッケージは、(1)金属缶、(2)アルミボトル缶、(3)液体紙容器、(4)PETボトルです。今回、スパウト付きのサイドガセット袋(横マチ付き袋,Side Gusset Bags)の製品が出ました。

 パッケージは安定した自立性のために底部の形状が重要です。厚みのある包材あるいは腰の強い包材の場合は、底部で折り返してもハネて安定した自立性が出ません。ホットメルトで折り曲げ部を接着する場合もあります。


 いたずら防止、tamper evident のシールがあります。チルド製品ですので、開封後は冷蔵庫で保存です。利便性のある商品です。

 印刷は、グラビア、フレキソ、デジタルのいずれも裏刷りで可能です。包装仕様の内面のシーラント層の材質選定が味覚のめんから重要です。


住本技術士事務所 所長 住本充弘氏(すみもと みつひろ)
技術士(経営工学)、包装管理士((社)日本包装技術協会認定)
日本包装コンサルタント協会会員・理事
技術士包装物流グループ会員・理事
日本包装学会会員

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1996年に米国で誕生した世界最大のデジタル印刷推進団体。印刷会社800社、ベンダー50社以上が参加し、デジタル印刷を活用した成功事例をはじめ、多くの情報を会員向けに公開している。また、WhatTheyThinkをはじめDMAなどの海外の団体と提携し、その主要なニュースを日本語版で配信している。

http://www.podi.or.jp

軟包装の袋の形状を覚える(1)

 軟包装の袋・パウチ・バッグの形状はたくさんあります。対象商品の目的により選別しますので、「この商品には、この形状」といった公式は有りません。売れれば正解です。数学は解答がひとつですが、パッケージは、その国の文化・風習などを表しています。国によって同じ内容物でもパッケージ形状は異なります。「包装設計」の難しいところです。

 CVSでは、100円コーヒー、ホット及びアイスコーヒーが相変わらずよく売れています。ホットコーヒーは、表面を断熱加工した紙コップ(紙カップ)です。アイスコーヒーは、プラスチックの成形品です。

 現在、飲料コーヒーのパッケージは、(1)金属缶、(2)アルミボトル缶、(3)液体紙容器、(4)PETボトルです。今回、スパウト付きのサイドガセット袋(横マチ付き袋,Side Gusset Bags)の製品が出ました。

 パッケージは安定した自立性のために底部の形状が重要です。厚みのある包材あるいは腰の強い包材の場合は、底部で折り返してもハネて安定した自立性が出ません。ホットメルトで折り曲げ部を接着する場合もあります。


 いたずら防止、tamper evident のシールがあります。チルド製品ですので、開封後は冷蔵庫で保存です。利便性のある商品です。

 印刷は、グラビア、フレキソ、デジタルのいずれも裏刷りで可能です。包装仕様の内面のシーラント層の材質選定が味覚のめんから重要です。


住本技術士事務所 所長 住本充弘氏(すみもと みつひろ)
技術士(経営工学)、包装管理士((社)日本包装技術協会認定)
日本包装コンサルタント協会会員・理事
技術士包装物流グループ会員・理事
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