米国・ハワイ州ホノルル市にある従業員所有のエドワードエンタープライズ社は、生産を拡大するための合理的なソリューションとして2台のバーサファイアCM(日本では未発売)と1台のバーサファイアEP、合計3台のハイデルベルグのデジタル印刷機を導入した。

1969年に設立のエドワードエンタープライズ社は、ハワイで最大の商業印刷会社。従業員がオーナーである同社は、伝統的なオフセット、デジタル印刷、eメール、そして、ウェブベースのメディアなどを駆使したサービスを提供している。
デジタル印刷機の入れ替え導入にあたり、同社は、そのニーズを満たす完璧な機械を見つけるため、市場にあるすべてのデジタル印刷機を検討。その結果、新しいトナー方式と解像度4,700×2,400dpiによる印刷で、品質や色の再現性において優れていたバーサファイアEPを新たな生産機として選択した。
同社の営業副社長であるサンフォード・モリオカ氏は、「以前にバーサファイアを見た時には、私たちが求める色のバリアブルデータ印刷のニーズのための基準を満たしていなかった。しかし、今回バーサファイアEPを見た時、その品質とスピードの向上には完全に驚かされた」と語っている。
最高毎分135ページでのスピードで、バーサファイアEPは470g/平米の用紙をはじめ、他の様々な用紙に印刷をすることが可能。モリオカ氏は「バーサファイアEPは、以前使用していたデジタル印刷機に比べ、より多くの用紙を使用することができるため、より柔軟性を私たちに与えてくれる。市場にある他の機械よりもリーズナブルで、かつアウトプットもより多くなった」と、述べている。
また、バーサファイアEPには、高精度のインラインレジストレーションを含むさまざまな先進的なテクノロジーが装備されている。インラインレジストレーションは、1枚1枚の用紙を制御し、自動的に見当を合わせる。加えて、バーサファイアEPのカラーホーミングシステムは、見当のターゲットを測定し、情報を機械にフィードバックし調整することで、自動的にエンジンをカラーキャリブレートしてくれる自動化機能を装備している。
1分間に135の絵柄まで印刷することで、2つのバーサファイアCMは同社が1,200×4,800dpiの品質で印刷しながらも、アウトプットをより向上させることを可能としている。
2台のバーサファイアCMは、主にバリアブル印刷にフォーカスし、ハイデルベルグの枚葉印刷機スピードマスターXL75、スピードマスターSM52、そして、スピードマスターCD102を補完する設備として位置付けられている。
モリオカ氏は、「通常、ロットが大きい場合は、同じ情報の部分は枚葉印刷機で印刷し、パーソナライゼーションが必要な部分をバーサファイアCMで印刷している。この方法が私たちにとって、モノクロのバリアブル印刷をするのに最もコスト効率がよい方法である」と述べている。
新着トピックス
2025年10月1日製品・テクノロジー
産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は今年4月、同社初のUV-DTF(UV硬化式...全文を読む
2025年9月30日製品・テクノロジースペシャリスト
最速900メートル/分の超高速印刷が可能なPROSPERヘッドは、日本でもDM市場を中心に数百台が稼働しているが、コダックジャパン・プリント事業部デジタルプリンティング営業本部の河原...全文を読む
最新ニュース
SCREEN、京都芸大・月桂冠と産学連携 - 学生デザインラベルの日本酒商品化
2025年10月8日
京都市立芸術大学(以下「京都芸大」)、月桂冠(株)、(株)SCREENグラフィックソリューションズ(以下「SCREEN」)の3者は、産学連携による共同プロジェクトを実施し、京都芸大・...全文を読む
ミマキ、OGBS2025で昇華転写用IJプリンタ「TS200」を国内初披露
2025年10月2日
(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は、9月30日と10月1日に東京・池袋のサンシャインシティにおいて開催されたオーダーグッズビジネスショー(OGBS)2...全文を読む
swissQprint Japan、VIPオープンハウスウィーク-10月28日〜31日
2025年10月1日
swissQprint Japan(株)(本社/横浜市港北区新横浜3-2-6、アドリアーノ・グット社長)は、顧客の要望に応え、最新世代のフラットベッドプリンタを紹介するオープンハウス...全文を読む
エドワードエンタープライズ社(米国)、3台のバーサファイア導入で生産力を強化
2019年4月9日ケーススタディ
米国・ハワイ州ホノルル市にある従業員所有のエドワードエンタープライズ社は、生産を拡大するための合理的なソリューションとして2台のバーサファイアCM(日本では未発売)と1台のバーサファイアEP、合計3台のハイデルベルグのデジタル印刷機を導入した。

1969年に設立のエドワードエンタープライズ社は、ハワイで最大の商業印刷会社。従業員がオーナーである同社は、伝統的なオフセット、デジタル印刷、eメール、そして、ウェブベースのメディアなどを駆使したサービスを提供している。
デジタル印刷機の入れ替え導入にあたり、同社は、そのニーズを満たす完璧な機械を見つけるため、市場にあるすべてのデジタル印刷機を検討。その結果、新しいトナー方式と解像度4,700×2,400dpiによる印刷で、品質や色の再現性において優れていたバーサファイアEPを新たな生産機として選択した。
同社の営業副社長であるサンフォード・モリオカ氏は、「以前にバーサファイアを見た時には、私たちが求める色のバリアブルデータ印刷のニーズのための基準を満たしていなかった。しかし、今回バーサファイアEPを見た時、その品質とスピードの向上には完全に驚かされた」と語っている。
最高毎分135ページでのスピードで、バーサファイアEPは470g/平米の用紙をはじめ、他の様々な用紙に印刷をすることが可能。モリオカ氏は「バーサファイアEPは、以前使用していたデジタル印刷機に比べ、より多くの用紙を使用することができるため、より柔軟性を私たちに与えてくれる。市場にある他の機械よりもリーズナブルで、かつアウトプットもより多くなった」と、述べている。
また、バーサファイアEPには、高精度のインラインレジストレーションを含むさまざまな先進的なテクノロジーが装備されている。インラインレジストレーションは、1枚1枚の用紙を制御し、自動的に見当を合わせる。加えて、バーサファイアEPのカラーホーミングシステムは、見当のターゲットを測定し、情報を機械にフィードバックし調整することで、自動的にエンジンをカラーキャリブレートしてくれる自動化機能を装備している。
1分間に135の絵柄まで印刷することで、2つのバーサファイアCMは同社が1,200×4,800dpiの品質で印刷しながらも、アウトプットをより向上させることを可能としている。
2台のバーサファイアCMは、主にバリアブル印刷にフォーカスし、ハイデルベルグの枚葉印刷機スピードマスターXL75、スピードマスターSM52、そして、スピードマスターCD102を補完する設備として位置付けられている。
モリオカ氏は、「通常、ロットが大きい場合は、同じ情報の部分は枚葉印刷機で印刷し、パーソナライゼーションが必要な部分をバーサファイアCMで印刷している。この方法が私たちにとって、モノクロのバリアブル印刷をするのに最もコスト効率がよい方法である」と述べている。
新着トピックス
-
樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
2025年10月8日 ケーススタディ
-
ダイコウラベル、新市場への進出に貢献〜デジタルの強みで顧客メリットを創出
2025年10月7日 ケーススタディ
-
ミマキ、UV-DTF市場に参入〜プリント形状の課題を解決
2025年10月1日 製品・テクノロジー
-
コダック、パッケージ分野で新アプリケーション開拓へ
2025年9月30日 製品・テクノロジースペシャリスト
-
青森県コロニー協会、多様性のある職場環境の構築を支援 [インプレミアIS29s導入事例]
2025年9月30日 ケーススタディ
新着ニュース
SNSランキング
- 63shares講談社、フルデジタル書籍生産システムが新たな領域に
- 50sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 44shares富士フイルムBI、デジタル印刷ワークフローソフトウェアが「IDEA」ファイナリストに
- 40shares樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
- 38shares門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
- 38sharesコニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
- 37sharesSCREEN GAとSCREEN GPJ、「パッケージに彩りを」テーマに「JAPAN PACK 2025」に出展
- 35sharesSCREEN、インクジェット技術を核とした未来のオープンイノベーション拠点開設
- 30sharesコニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売
- 28sharesパラシュート、Webプラットフォームをベースとした販促資材管理サービスの提供開始










