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エドワードエンタープライズ社(米国)、3台のバーサファイア導入で生産力を強化

2019年4月9日ケーススタディ

 米国・ハワイ州ホノルル市にある従業員所有のエドワードエンタープライズ社は、生産を拡大するための合理的なソリューションとして2台のバーサファイアCM(日本では未発売)と1台のバーサファイアEP、合計3台のハイデルベルグのデジタル印刷機を導入した。
3台のバーサファイア導入により、小ロットもしくはバリアブル印刷によるカラー、モノクロ双方のデジタル印刷の生産量を増加している
 1969年に設立のエドワードエンタープライズ社は、ハワイで最大の商業印刷会社。従業員がオーナーである同社は、伝統的なオフセット、デジタル印刷、eメール、そして、ウェブベースのメディアなどを駆使したサービスを提供している。

 デジタル印刷機の入れ替え導入にあたり、同社は、そのニーズを満たす完璧な機械を見つけるため、市場にあるすべてのデジタル印刷機を検討。その結果、新しいトナー方式と解像度4,700×2,400dpiによる印刷で、品質や色の再現性において優れていたバーサファイアEPを新たな生産機として選択した。

 同社の営業副社長であるサンフォード・モリオカ氏は、「以前にバーサファイアを見た時には、私たちが求める色のバリアブルデータ印刷のニーズのための基準を満たしていなかった。しかし、今回バーサファイアEPを見た時、その品質とスピードの向上には完全に驚かされた」と語っている。

 最高毎分135ページでのスピードで、バーサファイアEPは470g/平米の用紙をはじめ、他の様々な用紙に印刷をすることが可能。モリオカ氏は「バーサファイアEPは、以前使用していたデジタル印刷機に比べ、より多くの用紙を使用することができるため、より柔軟性を私たちに与えてくれる。市場にある他の機械よりもリーズナブルで、かつアウトプットもより多くなった」と、述べている。

 また、バーサファイアEPには、高精度のインラインレジストレーションを含むさまざまな先進的なテクノロジーが装備されている。インラインレジストレーションは、1枚1枚の用紙を制御し、自動的に見当を合わせる。加えて、バーサファイアEPのカラーホーミングシステムは、見当のターゲットを測定し、情報を機械にフィードバックし調整することで、自動的にエンジンをカラーキャリブレートしてくれる自動化機能を装備している。

 1分間に135の絵柄まで印刷することで、2つのバーサファイアCMは同社が1,200×4,800dpiの品質で印刷しながらも、アウトプットをより向上させることを可能としている。

 2台のバーサファイアCMは、主にバリアブル印刷にフォーカスし、ハイデルベルグの枚葉印刷機スピードマスターXL75、スピードマスターSM52、そして、スピードマスターCD102を補完する設備として位置付けられている。

 モリオカ氏は、「通常、ロットが大きい場合は、同じ情報の部分は枚葉印刷機で印刷し、パーソナライゼーションが必要な部分をバーサファイアCMで印刷している。この方法が私たちにとって、モノクロのバリアブル印刷をするのに最もコスト効率がよい方法である」と述べている。

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2019年4月9日ケーススタディ

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 米国・ハワイ州ホノルル市にある従業員所有のエドワードエンタープライズ社は、生産を拡大するための合理的なソリューションとして2台のバーサファイアCM(日本では未発売)と1台のバーサファイアEP、合計3台のハイデルベルグのデジタル印刷機を導入した。
3台のバーサファイア導入により、小ロットもしくはバリアブル印刷によるカラー、モノクロ双方のデジタル印刷の生産量を増加している
 1969年に設立のエドワードエンタープライズ社は、ハワイで最大の商業印刷会社。従業員がオーナーである同社は、伝統的なオフセット、デジタル印刷、eメール、そして、ウェブベースのメディアなどを駆使したサービスを提供している。

 デジタル印刷機の入れ替え導入にあたり、同社は、そのニーズを満たす完璧な機械を見つけるため、市場にあるすべてのデジタル印刷機を検討。その結果、新しいトナー方式と解像度4,700×2,400dpiによる印刷で、品質や色の再現性において優れていたバーサファイアEPを新たな生産機として選択した。

 同社の営業副社長であるサンフォード・モリオカ氏は、「以前にバーサファイアを見た時には、私たちが求める色のバリアブルデータ印刷のニーズのための基準を満たしていなかった。しかし、今回バーサファイアEPを見た時、その品質とスピードの向上には完全に驚かされた」と語っている。

 最高毎分135ページでのスピードで、バーサファイアEPは470g/平米の用紙をはじめ、他の様々な用紙に印刷をすることが可能。モリオカ氏は「バーサファイアEPは、以前使用していたデジタル印刷機に比べ、より多くの用紙を使用することができるため、より柔軟性を私たちに与えてくれる。市場にある他の機械よりもリーズナブルで、かつアウトプットもより多くなった」と、述べている。

 また、バーサファイアEPには、高精度のインラインレジストレーションを含むさまざまな先進的なテクノロジーが装備されている。インラインレジストレーションは、1枚1枚の用紙を制御し、自動的に見当を合わせる。加えて、バーサファイアEPのカラーホーミングシステムは、見当のターゲットを測定し、情報を機械にフィードバックし調整することで、自動的にエンジンをカラーキャリブレートしてくれる自動化機能を装備している。

 1分間に135の絵柄まで印刷することで、2つのバーサファイアCMは同社が1,200×4,800dpiの品質で印刷しながらも、アウトプットをより向上させることを可能としている。

 2台のバーサファイアCMは、主にバリアブル印刷にフォーカスし、ハイデルベルグの枚葉印刷機スピードマスターXL75、スピードマスターSM52、そして、スピードマスターCD102を補完する設備として位置付けられている。

 モリオカ氏は、「通常、ロットが大きい場合は、同じ情報の部分は枚葉印刷機で印刷し、パーソナライゼーションが必要な部分をバーサファイアCMで印刷している。この方法が私たちにとって、モノクロのバリアブル印刷をするのに最もコスト効率がよい方法である」と述べている。

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