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ユニプリント、総合印刷コンビナートでIridesse Production Pressが稼働開始

「紙」の価値向上へ〜4色+特殊トナーで新市場創出

2020年12月16日ケーススタディ

 ユニプリント(株)(本社/長野県下伊那郡松川町、稲垣健治社長)は、富士ゼロックス製の1パス6色プリントエンジンを搭載したハイエンド向けプロダクションプリンター「Iridesse Production Press(イリデッセ プロダクション プレス)」を導入し、今年10月より稼働を開始した。オフ輪、枚葉機、後加工機などの生産設備を有し、総合印刷会社として展開している同社は、多彩なメタリックカラー表現が可能なIridesseを活用し、新たな価値提供に挑戦している。

稲垣社長(左)と稲垣常務

稲垣社長(左)と稲垣常務


 同社は、自社有地5,000坪に、オフ輪・枚葉機・DTPシステム・製本加工機・販促ツール出力&加工機などをフル装備し、社内での一貫生産を強みとした総合印刷コンビナートを構築し、日本の真ん中「信州」から全国を商圏として業務を展開する創業43年の総合印刷会社。主な受注品目としては、チラシやカタログ、情報誌やダイレクトメールなどの一般商業印刷物、さらには各種販促ツールなどのノベルティ関連商品の制作も手がけている。
ユニプリントの総合印刷コンビナート

ユニプリントの総合印刷コンビナート


 近年、「早い・安い」を全面に打ち出した「印刷通販」が活況を呈しているが、同社では約20年前より完全データ入稿を前提とした翌日発送サービス「明日納(アスノウ)」、印刷から製本加工までを3日間で仕上げ・納品するサービス「三日納(サンノウ)」を開始。これらは価格ではなく、「超短納期対応」を付加価値として提供するサービスであったが、民間ユーザーだけではなく、多くの同業者からも高い支持を得てきた。

 また、コロナ禍の現在では、抗菌ニスコーティング仕様のエチケットケース「抗菌マスクガード」という新商品を開発し、提供を開始している。

「紙」に新たな命を吹き込むデジタル印刷機

 その同社は、激変する市場環境への対応と、昨今のコロナ禍における生産環境の見直しなどを考慮し、新たな生産機としてデジタル印刷機の導入を決意し、機種選定を開始。複数のメーカーのデジタル印刷機なども検討した結果、同社は新たな生産機として富士ゼロックスのIridesse Production Pressを導入した。

 稲垣社長が新設備導入にあたり、とくに重要視したのは、「紙」へのこだわりだと説明する。

 「印刷を生業としてきた私にとって、『紙』はかけがえのないパートナーである。IT化の進展により、紙媒体以外にも様々なデジタル媒体が誕生しているが、やり方次第で『紙』は、まだまだ成長発展する媒体であると確信している。そこで今回、『紙』に新たな命を吹き込む設備としてIridesseの導入を決意した」(稲垣社長)

 また、稲垣洋一常務も「新たな高付加価値を提供する印刷物を制作するには、4色機では限界がある。そこで4色以上の印刷が可能な機種に絞って検討を行った。最終的には、ゴールドやシルバーによるメタリックカラー表現やホワイトやピンクといった多彩なトナーを搭載できるIridesseを選択した」と説明する。

 同社では、Iridesse導入以前も富士ゼロックス製の4色デジタル印刷機を使用しており、これまでの取引経験から富士ゼロックスのサポート体制も機種選定の評価ポイントになったという。

 同社が導入したIridesse Production Pressは、ゼログラフィー(乾式電子写真方式)としては業界初の1パス6プリントエンジンを採用し、CMYKトナーに加えてゴールドやシルバーなど、最大で2色の特殊トナーを追加搭載することが可能。さらに「上刷り方式」に加え、CMYKトナー層の下に特殊トナーを置く「下刷り方式」の採用により、多彩なメタリックカラーなどアイキャッチ効果の高い表現を実現する。特殊トナーは、ゴールド、シルバーのほか、ホワイト、クリア、ピンク、カスタムレッドの6色が用意されている。

Iridesse Production Press

Iridesse Production Press

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 ユニプリント(株)(本社/長野県下伊那郡松川町、稲垣健治社長)は、富士ゼロックス製の1パス6色プリントエンジンを搭載したハイエンド向けプロダクションプリンター「Iridesse Production Press(イリデッセ プロダクション プレス)」を導入し、今年10月より稼働を開始した。オフ輪、枚葉機、後加工機などの生産設備を有し、総合印刷会社として展開している同社は、多彩なメタリックカラー表現が可能なIridesseを活用し、新たな価値提供に挑戦している。

稲垣社長(左)と稲垣常務

稲垣社長(左)と稲垣常務


 同社は、自社有地5,000坪に、オフ輪・枚葉機・DTPシステム・製本加工機・販促ツール出力&加工機などをフル装備し、社内での一貫生産を強みとした総合印刷コンビナートを構築し、日本の真ん中「信州」から全国を商圏として業務を展開する創業43年の総合印刷会社。主な受注品目としては、チラシやカタログ、情報誌やダイレクトメールなどの一般商業印刷物、さらには各種販促ツールなどのノベルティ関連商品の制作も手がけている。
ユニプリントの総合印刷コンビナート

ユニプリントの総合印刷コンビナート


 近年、「早い・安い」を全面に打ち出した「印刷通販」が活況を呈しているが、同社では約20年前より完全データ入稿を前提とした翌日発送サービス「明日納(アスノウ)」、印刷から製本加工までを3日間で仕上げ・納品するサービス「三日納(サンノウ)」を開始。これらは価格ではなく、「超短納期対応」を付加価値として提供するサービスであったが、民間ユーザーだけではなく、多くの同業者からも高い支持を得てきた。

 また、コロナ禍の現在では、抗菌ニスコーティング仕様のエチケットケース「抗菌マスクガード」という新商品を開発し、提供を開始している。

「紙」に新たな命を吹き込むデジタル印刷機

 その同社は、激変する市場環境への対応と、昨今のコロナ禍における生産環境の見直しなどを考慮し、新たな生産機としてデジタル印刷機の導入を決意し、機種選定を開始。複数のメーカーのデジタル印刷機なども検討した結果、同社は新たな生産機として富士ゼロックスのIridesse Production Pressを導入した。

 稲垣社長が新設備導入にあたり、とくに重要視したのは、「紙」へのこだわりだと説明する。

 「印刷を生業としてきた私にとって、『紙』はかけがえのないパートナーである。IT化の進展により、紙媒体以外にも様々なデジタル媒体が誕生しているが、やり方次第で『紙』は、まだまだ成長発展する媒体であると確信している。そこで今回、『紙』に新たな命を吹き込む設備としてIridesseの導入を決意した」(稲垣社長)

 また、稲垣洋一常務も「新たな高付加価値を提供する印刷物を制作するには、4色機では限界がある。そこで4色以上の印刷が可能な機種に絞って検討を行った。最終的には、ゴールドやシルバーによるメタリックカラー表現やホワイトやピンクといった多彩なトナーを搭載できるIridesseを選択した」と説明する。

 同社では、Iridesse導入以前も富士ゼロックス製の4色デジタル印刷機を使用しており、これまでの取引経験から富士ゼロックスのサポート体制も機種選定の評価ポイントになったという。

 同社が導入したIridesse Production Pressは、ゼログラフィー(乾式電子写真方式)としては業界初の1パス6プリントエンジンを採用し、CMYKトナーに加えてゴールドやシルバーなど、最大で2色の特殊トナーを追加搭載することが可能。さらに「上刷り方式」に加え、CMYKトナー層の下に特殊トナーを置く「下刷り方式」の採用により、多彩なメタリックカラーなどアイキャッチ効果の高い表現を実現する。特殊トナーは、ゴールド、シルバーのほか、ホワイト、クリア、ピンク、カスタムレッドの6色が用意されている。

Iridesse Production Press

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