キーワードで検索

コダック、Virtual Press ConferenceでデジタルプレスやSaaSソリューション発表

2021年10月8日製品・テクノロジー

 コダック社は10月6日、Virtual Press Conferenceを開催し、デジタルおよびオフセットソリューションにおける包括的ラインアップの拡充を発表した。

小売り/POPおよびパッケージング市場向けデジタルプレス

 新製品の「ASCEND(アセンド)デジタルプレス」は、成長している小売り/POPおよびパッケージング市場での成功を目指す商業印刷会社およびデジタルサービスプロバイダー向けソリューション。長尺の大判用紙に、アイキャッチとなるハイマージンのCMYKおよび平箔装飾をワンパスで印刷するために設計された、初の電子写真方式デジタル印刷機だ。

 最大で毎時572平方メートル(毎時5,280平方フィート)の印刷が可能で、最大122センチメートル(48インチ)という大きな用紙長により、B2用紙よりも23%大きな用紙に印刷できる。

 食品非接触に適した環境にやさしいKODACHROMEドライインクを使用し、持続的でリサイクル可能な印刷を実現する。

 同デジタルプレスは、北米および欧州において、2022年の第2四半期から発売される予定(日本での販売予定はなし)。

クラウドベースワークフローの費用対効果を拡大

 PRINERGY On Demandプラットフォームの費用対効果を拡大させる新たなSaaSソリューション「KODAK PRINERGY On Demand Access」は、デジタル印刷機への全面的な接続性、Microsoft Azureに支えられたセキュリティ、およびPRINERGY On Demand プラットフォームの拡張性を提供するもの。プリフライト、色管理、ファイル管理、バックアップ、およびルーティングはもとより、ファイル送信、顧客とのリモートコラボレーション、およびオンライン承認のための、KODAK INSITE Prepress Portal機能も搭載されている。

 このサービスは、2022年の第1四半期に利用できるようになる。

PRINERGY On Demandプラットフォーム

水性ベースのデジタルバーニッシュ

 紙ベースのパッケージングへ柔軟性の高いデジタル・コーティングを実現する「PROSPERデジタルバーニッシュ」は、PROSPER SシリーズまたはPROSPER Plusインプリンティングシステムを使用して印字・印刷されたパッケージに対し、エリアまたはスポットコーティングをインクジェットで実現できるユニークな水性ニス。溶剤やUVコーティングに代わる環境にやさしい水性ベースの製品で、高い見当精度により紙ベースのパッケージアプリケーションに耐摩擦性および耐水性をもたらすマット保護層の形成が可能である。

 必要な場所だけに塗布でき、スポットコーティングのための製版作業を必要としないため、従来のポストコーティング手法にともなうコスト、労力、廃棄物および環境への影響を低減できる。

 2021年末までに全世界で発売開始となる予定。

PROSPER Plusインプリンティングシステム

進化したMobile CTP Control App

 最大10台のCTPプレートセッターの遠隔制御およびモニタリングを可能にするアプリで、キューにあるジョブの管理やステータスアップデートなどのための現場での業務依存度を低減。このユニークなアプリの強化バージョンにより、カスタマイズ可能な報告とともにリアルタイムおよび過去データへのアクセスが可能となり、データ分析に対する時間の削減、行動の優先順位付けの促進およびプレート作成の効率向上が実現できる。

 現在、AndroidとiOSの両モバイルオペレーティングシステムで、全世界からダウンロードできる。

Mobile CTP Control App

新着トピックス

kodak_mercury_prosper7000.jpg

コダックジャパン、頁物印刷とパーソナライズDMの市場開拓へ

2024年4月3日スペシャリスト

 コダックジャパンは、日本市場において「効率性」にフォーカスした「頁物印刷」と、郵便料金改定とSDGsを起点とした「パーソナライズDM」という2つの市場に向けたインクジェットプリンティ...全文を読む

dp_oobora_15k_20240326_tn.jpg

大洞印刷、国内外の需要に対応〜デジタル印刷サービスが二桁成長

2024年4月3日企業・経営

 (株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)のデジタル印刷機のユーザーである大洞印刷(株)(本社/岐阜県本巣市、大洞広和社長)は、受注から出荷までのワークフロー管理システムを導入...全文を読む

最新ニュース

kyocera_drupa24_taskalfa_pro_55000c_dp_tn.jpg

京セラ、コート紙への印刷可能〜商業用インクジェットプリンター新製品展示

2024年4月17日

 京セラドキュメントソリューションズ(株)(安藤博教社長)は、「drupa2024」に出展し、「Small footprint,big potential」をコンセプトに、商業用・産業...全文を読む

morisawa_variablefonts_dp_tn.jpg

モリサワ、初の和文バリアブルフォント「DriveFlux」発表

2024年4月17日

 (株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、2024年度の新書体として、同社初となる和文バリアブルフォント「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」を開発中であることを発表した。  「...全文を読む

dp_fb_samba_20240416_tn.jpg

富士フイルムBI、高精細な画質と高速印刷を両立するプリントヘッドの駆動技術を新開発

2024年4月16日

 富士フイルムビジネスイノベーション(株)(本社/東京都港区、浜直樹社長・CEO)は、商業印刷用の高速ロール紙カラーインクジェットプリンター向けに、1,200×1,200dpiの解像度...全文を読む

コダック、Virtual Press ConferenceでデジタルプレスやSaaSソリューション発表

2021年10月8日製品・テクノロジー

  • twitter
  • facebook
  • line

 コダック社は10月6日、Virtual Press Conferenceを開催し、デジタルおよびオフセットソリューションにおける包括的ラインアップの拡充を発表した。

小売り/POPおよびパッケージング市場向けデジタルプレス

 新製品の「ASCEND(アセンド)デジタルプレス」は、成長している小売り/POPおよびパッケージング市場での成功を目指す商業印刷会社およびデジタルサービスプロバイダー向けソリューション。長尺の大判用紙に、アイキャッチとなるハイマージンのCMYKおよび平箔装飾をワンパスで印刷するために設計された、初の電子写真方式デジタル印刷機だ。

 最大で毎時572平方メートル(毎時5,280平方フィート)の印刷が可能で、最大122センチメートル(48インチ)という大きな用紙長により、B2用紙よりも23%大きな用紙に印刷できる。

 食品非接触に適した環境にやさしいKODACHROMEドライインクを使用し、持続的でリサイクル可能な印刷を実現する。

 同デジタルプレスは、北米および欧州において、2022年の第2四半期から発売される予定(日本での販売予定はなし)。

クラウドベースワークフローの費用対効果を拡大

 PRINERGY On Demandプラットフォームの費用対効果を拡大させる新たなSaaSソリューション「KODAK PRINERGY On Demand Access」は、デジタル印刷機への全面的な接続性、Microsoft Azureに支えられたセキュリティ、およびPRINERGY On Demand プラットフォームの拡張性を提供するもの。プリフライト、色管理、ファイル管理、バックアップ、およびルーティングはもとより、ファイル送信、顧客とのリモートコラボレーション、およびオンライン承認のための、KODAK INSITE Prepress Portal機能も搭載されている。

 このサービスは、2022年の第1四半期に利用できるようになる。

PRINERGY On Demandプラットフォーム

水性ベースのデジタルバーニッシュ

 紙ベースのパッケージングへ柔軟性の高いデジタル・コーティングを実現する「PROSPERデジタルバーニッシュ」は、PROSPER SシリーズまたはPROSPER Plusインプリンティングシステムを使用して印字・印刷されたパッケージに対し、エリアまたはスポットコーティングをインクジェットで実現できるユニークな水性ニス。溶剤やUVコーティングに代わる環境にやさしい水性ベースの製品で、高い見当精度により紙ベースのパッケージアプリケーションに耐摩擦性および耐水性をもたらすマット保護層の形成が可能である。

 必要な場所だけに塗布でき、スポットコーティングのための製版作業を必要としないため、従来のポストコーティング手法にともなうコスト、労力、廃棄物および環境への影響を低減できる。

 2021年末までに全世界で発売開始となる予定。

PROSPER Plusインプリンティングシステム

進化したMobile CTP Control App

 最大10台のCTPプレートセッターの遠隔制御およびモニタリングを可能にするアプリで、キューにあるジョブの管理やステータスアップデートなどのための現場での業務依存度を低減。このユニークなアプリの強化バージョンにより、カスタマイズ可能な報告とともにリアルタイムおよび過去データへのアクセスが可能となり、データ分析に対する時間の削減、行動の優先順位付けの促進およびプレート作成の効率向上が実現できる。

 現在、AndroidとiOSの両モバイルオペレーティングシステムで、全世界からダウンロードできる。

Mobile CTP Control App

新着トピックス

新着ニュース

PAGE TOP